サイクルの使い方
 
サイクルは、一定の間隔で安値をつけるパターンのことです。サイクルを見る場合、10週サイクルなら10週目にピタリとサイクルの終点をつけると考えるのではなく、8週〜12週とか、10週前後の期間で安値をつけるパターンだと見ます。
また、1つの銘柄でのサイクルは1つではなく、2つ、3つ程度のサイクルのパターンがあります。短期、中期、長期のサイクルという意味ではなく、20週を中心としたサイクル、30週を中心としたサイクルという両方のサイクルがあっても、それを両方ともサイクルとして認識するということです。
人気のある場面では、価格が決まったパターンになりやすいのですが、人気のない場面での価格は、長くだらだらとした値動きとなります。
そのようなときは、当然、サイクルの期間も延長するのですが、それをイレギュラーとして考えるのではなく、長くだらだらとした流れができても、節目となる安値をつける期間があると見るわけです。きれいな値動きとなっているときに20週前後で節目をつけて、だらだらしたときには少し延長して30週前後になっているというように考えます。

それではサイクルを見る意味がないのではと疑いたくなりますが、サイクルの期間中の値動きからおおまかな期間を予測することができます。
筆者がサイクルに注目する場面は、サイクルの終点が近づいているとき、サイクルの終点になる可能性のある安値をつけたときです。
サイクルの終点が近づいている場面では、それまでの値動きのほとんどがわかるので、そのサイクルの期間、終点をつける値位置を推測できます(このことについては次回)。

サイクルの終点をつけた後は、サイクルの期間での最初の上昇の波へ入ります。サイクルの最初の上昇は、サイクルの期間内で最も大きなものになるので、日柄か、値幅のどちらかで、しばし堅調な流れを継続するという可能性があるという見方ができます。



NY原油期近は、
「サイクルの中に2〜3(だいたい2つ)の小さな波(上昇、下降の一 連の動き)が入っている」
「2つの波がそれぞれ同じ方へ向かって流れを作っているとき、サイクルの期間が20〜24週の範囲内になる」
「それまでの流れが変化する場面、あるいは2つの波のどちらかが往って来い(横ばい)の動きになるときが26〜34週の範囲内になる」
というパターンのサイクルがあります。

6月6日に価格が急反発したことで、最近のサイクルの始点から20週目に位置する6月5日の安値は、サイクルの終点となって、6日の反発がサイクルの最初の上昇の波になる可能性が出てきました。
サイクルの終点かどうかは結果でしかわかりませんが、やや強気有利な状況になっているということだけ頭に入れておくだけで、その後の展開が読みやすくなります。