小針秀夫


1960年生まれ。東京商品新聞編集部、商品市況研究所編集部(東京工業品取引所日報編集長)を経て、現在トーキョー・トレーダーズ・タイムズ社代表。商品取引員向けの企業情報だけではなく、通信社や専門誌、新聞社各社に商品市場の専門的な情報を配信している。商社、現物商、海外法人、シンクタンクなど、多彩な取材先と情報網がある。
 

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Tokyo Traders Timesデイリーレポート

フューチャーズアナリスト

 

Jun 30 2008
「7月相場は深めの修正安が待っている気がする」

◇おはようございます。

◇以前、東京工業品取引所の記者クラブの話題を取り上げたが、この東京工業品取引所には二つの記者クラブがある。一つは、我々が入っている堀留記者クラブ。そしてもう一つが一般紙で構成されている椙森記者クラブ。この椙森神社は、東京工業品取引所のすぐ裏手にある神社で、毎年10月に開催される有名な「べったら市」=恵比寿祭を主催する神社。この椙森神社は、平将門の乱に藤原秀郷が戦勝を祈願した所で、江戸城の太田道灌が雨乞い祈願のため、山城国伏見稲荷の伍社の神を勧請して信仰したとも伝えられている神社。江戸時代には柳森、鳥森とともに江戸三森の一つに数えられ、福徳、商売の神として庶民の信仰を集めた。江戸時代以来、境内地は変化なく、建造物には社殿、神楽殿、社務所、水盤舎、鳥居がある。

◇「日本橋七福神めぐり」なるツアーがよく主催され、おばちゃん達の軍団がよく固まってお参りに来ているのが目撃される神社の一つでもある。

◇この神社にある富塚は、第17世宮司・小針常治氏の筆。そして現在の宮司は小針常昌氏で、一度、尋ねて家系譜なども見せてもらったが、第20何代目か。また本当の名前も、まったく覚えられないほどものすごく長く、重々しさがあった。

◇そう。この神社。小針一族の末裔なのである。僕のほうの小針の実家は福島の郡山だが、家系譜では、もともとは小田原城の宮司だったようだ。本家、あるいは嫡男ではなかったらしく、神主は近い親戚ではいないが、葬式は必ず神式であるし、この椙森神社ともどこかで間違いなくつながりがある。

◇なんの縁もゆかりもなかったような気がする 僕と先物業界だが、唯一、この東京工業品取引所と椙森神社と小針一族のつながりだけは、どこか、縁のようなものを感じるのである。実際、前の会社=商品市況研究所があったのは、この東京工業品取引所の1階部分で、椙の森神社の社務所とは小道を隔ててわずか2〜3mのところだったのも、どこか不思議な縁を感じるのだった。

◇さて、最後になってしまった相場動向であるが、歴史的な上げ幅を記録しているトウモロコシと大豆相場。そして歴史的な高値を記録更新中の原油相場。明日からの7月相場は、どんな展開が待っているのか?上昇相場が維持していることは、誰の目から見ても明らかだが、焦って、九損一徳にならないよう気をつけたいと思っている。どうも、深めの修正安が待っているような気がしてならない。ゴムの場合、は短期的に330円までの下げを見ている。テクニカルでは罫線上のギャップ、材料としては上海在庫の減少ストップがあるが、予想というより、予言に近いのであしからず。




Jun 27 2008
「めちゃくちゃな状況の中で原油が140ドルの史上最高値を更新い」

◇おはようございます。

◇また めちゃくちゃな状況。ドルが大きく下落したことを切っ掛けに、商品は全面高。原油は一時140ドル台に達して史上最高値を更新した。金は30ドル以上も上げて一気に910ドル台に達した。昨日までの市況を見ている限り、ちょっと想像できない市況である。強気にとってはビックリのプレゼント相場、弱気にとってはまさかの地獄相場。

◇穀物も、一時期のような50¢、60¢というキチガイのような上昇には至らないものの、大豆が30¢超、コーンが20¢超の急騰。おまけに、コーヒーと粗糖も堅調な商状だった。これだけのドル安と商品全面高という中にあって、下げようとしても、土台無理な話しなのであろう。

◇さて、今日で今週も終わりですね。一週間、お疲れ様でした。僕も自分のことを誉めてあげたいほど多忙でした。…多忙になっているのは能力がないから…それも確かにあるのでしょうが、けっこう、いろいろと苦労しています。このご時勢ですし。

◇今週、一番ショックだったのは、このRIGOO.netを担当していらっしゃるIさんの移動。Iさんには、短い間でしたが、たいへんお世話になりました。とても優秀な方で、どこに行っても活躍されるでしょうし、同じ職場の同僚だったなら、たいへん頼りになる方だとお見受けしていました。しかし…最近、お付き合い いただいている取引員の方々は、ものすごく優秀な方が増えてきましたね。見かけも、医者か弁護士かという方もいるし、頭脳も明晰。僕はついていくのが精一杯なのです。

◇僕からハナムケの一言…商品先物業界・金融業界は、Iさんのような優秀な方々の双肩にかかっています。これからも頑張ってくださいね…。

◇もう一つ、業界の吹き溜まり的・井戸端的なお店だった「人形町・佳佳」も、今日でさよならだという。けっこう、いつも混んでいたのに、残念だ。今日の夜は、業界人の多くが集う予定。佳佳 店じまい を知らず、これを読んだ方は、夕方6時から7時ぐらいにかけて、ゆるゆるとお集まりいただければよろしいかと思います。


Jun 26 2008
「危機感、戦略に欠ける日本、今のままではこの国は危ない」

◇おはようございます。

◇FOMCでは予定どおり金利は据え置かれた。しかし、今回ほど、この据え置きという結果に重みがある理事会はなかったのではあるまいか。インフレは退治しなくてはならないから利上げはしたい。しかし、景気後退に対処するため利下げしたいのも やまやま。この狭間に立ち、RRBは苦渋の選択として据え置かざるをえなかった…ということがガラス張りのように分かる。

◇当面も、サブプライムローン問題がまだ解決されていないことで、まだ引き締めるには時期尚早という受け止め方が残る一方、インフレにも対応しなくてはならないため利上げへと方向転換することも避けられない。この二者択一は、どちらが正解・不正解という結論が導き出しにくく、まだまだRRBは苦悩の日々を送ることになりそうだ。

◇ただ一つ、解せないのは、なぜに今回、RRBはインフレがモデレートすると読んだのか…である。今後、原油価格が大きく修正するなど、裏情報でも入手しているのだろうか? いまのインフレの元凶は、全て原油高から巻き起こっていることにあるわけで、穀物高なども、原油高がある程度緩和されるようであれば、落ち着いてくると考えられる。従って、この場面でインフレが緩和するなどと公表しているからには、なんらかの情報を持っていると考えざるを得ないのだ。

◇少し前に、ブッシュ大統領が本土沖で石油採掘を行う考えがあることを示唆したが、このあたりの動きなども原油安と読んだ一因なのであろうか? また中東諸国が、次の段階の原油採掘を行うなどの情報でも入っているのだろうか?

◇ちなみに、世界最大の油田はサウジアラビアのガワール油田。1948年に発見され、1951年から生産が開始されたというから既に半世紀以上も産出し続けている。1日当り500万バレルというから、サウジアラビアの生産の半分以上を占めているし、この油断一つだけで、他のOPEC産油国以上の産出がある。またこの油田の推定埋蔵量は1200億バレル。この50年で650億バレルを採取したが、まだ半分は残っているというから、あと50年は大丈夫のようだ。

◇しかし、丹念に情報を拾っていくと、こんな報告もある。「Ghawar is dying 石油が危ない…瀕死のガワール油田」 http://www007.upp.so-net.ne.jp/tikyuu/opinions/ghawar.htm

◇要は、「地球は有限」ということがポイントで、「危機感、戦略に欠ける日本、今のままではこの国は危ない」…ことを強く警鐘している。僕としては、この学者先生と直にお会いして、じっくりとレクチャーを受けたいと思うのである。このような方がいて、初めて日本は救われる可能性があるのである。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 25 2008
「20世紀少年」は主人公の父が小豆相場で無一文となるところから始まる

◇おはようございます。

◇原油相場は3日続伸。サウジ・ジッダ石油会議をはさんでの相場の続伸は、生産国・消費国の双方が協力して減産体制を敷いて価格の冷却化に務めようとする姿勢を、まるであざ笑うかのようである。

◇金相場はこのところ、原油とは逆相関で動いていたが、ようやくシンクロして強含み。ただし、なかなか900ドルを突破できず重い壁。最近では890ドル台も安定的に維持できない。900ドル前後では、需要がついていけないことを相場が物語っているようだ。

◇僕的に注目しているコーヒーは、中心限月の9月限が150¢台に達した。もしかすると、もしかする相場なのである。今のところは、降霜懸念だが、この冬の時期を過ぎてからも、夏場に向かうと今度は熱波のリスクが出てくる。あれだけ広大なアマゾン森林をバッサバッサと伐採し続けているブラジルの天候は、今年からかなり不順になってくるのは避けられそうに無い中、天候問題からコーヒーとか、大豆などの生産にマイナス影響が出てくると思えるのだ。

◇一方、穀物は続落。先週の月曜からおかしくなってきた相場は、修正に入って2週間目に入ってきた。ミシシッピ洪水の話題に振り回されず、冷静に、作況の悪くない内容を確認して「影響なし」とマーケットが判断したことによるものだろう。やはり市場は賢い。

◇ところでインディジョーンズはもう観ました?見る気もしない?うちのほうでは14日から始まったので初日に観ました。印象はいま一つ。ストーリーに奇抜さがない。インディが宇宙で活躍するほどのスケールかと思ったら、最後はちょっとラブ・コメディっぽく ちゃんちゃんでした。最近、映画を観るたびに泣いている僕的には、泣きも笑いも驚きもなく、金かえせでした。

◇これからの映画で面白そうなのは、「20世紀少年」ぐらい。このストーリー、主人公のケンジ(遠藤健児)の父が小豆相場でやられて無一文となる(1959年)ところから始まる。そう 出だしの時代背景は、かの梶山季之著の「赤いダイヤ」(映画化は1964年)が人気を博した時期である。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 24 2008
勧善懲悪の世にならないと石油相場は下がらない?

◇おはようございます。また通り魔ですか…大阪で。今度は女。どんどん病魔が広がっているような…。

◇サウジ・ジッダ石油会議でのサウジアラビアの消費国側寄りの決定、つまり減産するとの意向は、NY原油マーケットには反映されず。週明けのNY原油市場では、まず最初に取引が始まった夜間取引でジリジリと値を吊り上げ、134.80ドルで取引が開始された後、日本時間の午後5:30には136.66ドルまで上昇した。オープンアウトクライでも一時138ドルまでの高騰を見ている。ジッダ会議の内容は、全く無視された格好である。予見されたとおり、あらかじめ分かっていたことから、折り込み済みになっていたと判断すべきなのであろう。

◇ところで、この原油価格、バブルだバブルだと騒がれているが、投機的な部分として、2000年時点が37%だったのが、2008年には71%まで膨らんでいるとの調査結果が今日のウォールストリート紙が伝えているとか。このため価格の半分、今の相場でいうならば、65ドル分がバブルという計算になるのだという。

◇実際、原油と同じオイルシェールやオイルサンドの生産コストが60ドルだから、原油価格も60ドルが上昇一杯と見るのが自然なのだろう。また、中東産の原油なぞは、1バレル当りの生産コストはわずか5ドル平均。UAEなど高いところでも10ドル程度だから、今の相場なら、1バレルの生産で100ドル以上の儲けとなるわけだ。これをバブリーといわずしてなにがバブリーだ。

◇それでも、まだ下げたくないという国が多いのだから、ほんと強欲。まぁ、今の日本の政治あたりを見ても、「思いやり」なぞ、死語となっている中、世界的な規模で、「非思いやり主義」が慢性化しているような気がして嫌だ。巡り巡って、その「非思いやり主義」が地球環境を破壊し、足元の資源不足、食料危機を招いているのは疑いの余地がない。因果応報とは良くいったものだ。勧善懲悪、つまり水戸黄門様のような仕組みにならないと 世は良くならないし また石油相場も下がらない?

◇では また明日。


Jun 23 2008
ジッダ会議を受けて今日のNY原油夜間の行方は?

◇おはようございます。今週も一週間 よろしくお願いします。

◇注目されたサウジ・ジッダ石油会議では世界最大の産油国サウジアラビアが大増産することの決意表明とも受け止める内容となった。今回の会議は、原油高騰の抑制策を探ることを目的とした産油国と消費国の閣僚会合。

◇サウジは、「7月中に原油を20万バレル増産し970万b/dに拡大する」とした。今後も生産能力を拡大する努力をして、2009年内に1250b/dを目標にするとし、更に、将来的には最大1500万b/dへの拡大も検討するとした。最終的に、声明としては、産油国の供給余力の確保が原油市場の安定化に重要との認識を示し、原油の生産や精製設備への投資拡大の必要性を訴えた。また今年中にイギリスにてフォローアップ会合を開く模様。

◇週末のNY原油は、この会議開催前だったことで当然材料としては折り込まれず、「イスラエルが核施設爆撃を視野に入れた軍事演習を実施した」との報道が地政学的リスクとして受け止められて急伸していた。相場が下げるとすれば、週明け、今日のNY夜間取引からだが、さて、どうなるか?

◇ところで この週末にかけて、スポーツ花盛り。外は大雨でどうにも外出できなかった分、室内でのテレビ観戦をしていた方が多かったのではないでしょうか。

◇まずは 深夜のF1。トヨタのトゥルーリが表彰台3位の健闘。なんでもトヨタF1の父と呼ばれている方がなくなったことで、弔い合戦だったとか。次の興奮は、先ほどまで試合中継されていたEURO2008の準決勝。まるでプレ・W杯であり、迫力からしたらW杯以上かも。スペインとイタリアの試合は、途中までしか観られなかったが、息詰まる熱戦。昼間、大雨の中で試合が行われた日本VSバーレーン戦が「草サッカー」に見えてしまうほど。バレーボールも女子が頑張っている。昨日はフルセットで米国に負けたが、自力がついてきた。僕的には、ここまで日本女子を引っ張り上げている一番の功労者は佐野選手だと思っている。それと、いよいよウインブルドンの季節がやってきた。スーパースター不在の中でも、やっぱりウインブルドンは必ず見てしまう。ビヨン・ボルグ、マッケンロー、ジミー・コナーズ、イワン・レンドル、マイケル・チャン、アンドレ・アガシ、ピート・サンプラス、どの名選手も大好きでした。突然出てきた日本の錦織。どの程度頑張れるのか?見てますぞ。

◇今週一週間またよろしくお付き合いください。Good luck!!


Jun 20 2008
最終兵器ソーラーカー「だん吉」しかない

◇おはようございます。今日を含めて天気は下り坂。梅雨本番というところでしょうか。

◇NY原油はびっくりするほど下げました。でも6/6に一日で10ドル以上も上げたのだから、5ドル程度の下げはまだかわいいもの?



◇原油急落の原因は中国のエネルギー料金値上げ。これだけ原油価格が、また石炭価格なども高騰しているのだから、中国でも値上げに踏み切るのは当然であり、なにをいまさら…という印象は拭えない。中国の販売価格の上昇で需要が後退するという見解のようだが、予想されていた範疇のことであり、スプライズ的な要素はどこにもない。

◇今回、中国政府(国家発展改革委員会)が明らかにした値上げは、石油製品で16―18%。ガソリンと軽油はトン当り1000元(約1万5650円)、航空燃料は同1500元の値上げ。値上げは昨年11月以来7カ月ぶり。ただし液化ガスと天然ガスは値上げしない方針。電力料金は7月1日から平均でキロワット時あたり0.25元引き上げる(値上げ幅4.7%)。中国は、価格統制を敷いているため、価格上昇=需要低迷という価格メカニズムが作用しにくい。しかしこれだけバカバカと油が上昇し続けると、政府負担がきつくなってきたので、今回の値上げにようやく踏み切ったという構図なのであろう。

◇地球環境的には、世界第2位のエネルギー消費国中国が今回の値上げで実際に消費が落ち込めば御の字である。日本でも、7月からの元売卸値が7-8円の大幅値上げだというから、ガソリン・レギュラーは178〜180円まで値上がりすることになる。ガソリン満タン60リッター入れると178円計算で1万0680円。なんと1万円でおつりがこないのである。これじゃあ、まともに車乗れない。車乗るなら、やっぱプリウスしかない感じ。プリウスだと燃費はリッター33〜35km。うちの車と比べると3倍である。エスティマハイブリットも燃費は良いが、リッター20km。今ひとつ。

◇こうなるとソーラーカーしかない。鉄腕dashの山口くん達を見習って、世界どこでも 最終兵器ソーラーカー「だん吉」http://www.ntv.co.jp/dash/solar/index.html しかない。

◇また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 19 2008
穀物の情報は強気を誘うが買われ過ぎ感は否めず

◇おはようございます。

◇昨日のシカゴ市場では、大豆がようやく下げたことで、まだ上昇すると見る強気にとっては買いを立てることができる絶好の場面。…ただ僕としては、新規の買い建ては、やはり躊躇してしまう。東京Non-GMO大豆はまたも10万円を突破して11万円向かいの展開、一般大豆も今年2月の高値を抜いて史上初の8万円に達した。コーンも昨日までの上昇で5万円間近のところまで上昇したのだ。

◇買えない…というのは、この異常な高値もあるが、短期間で買われ過ぎ、Non-GMO大豆のRSIが77、一般大豆が75、コーンが79まで達した。どれも臨界点である70を超え、コーンなどは80に達するかの勢いである。



◇しかも、テクニカルでは、東京コーンの場合、4万4000円付近に罫線上のギャップがあり、ここを埋めると予想される上、よく目を凝らして見ると、4万付近にも窓がわずかに開いている。従って、ミシシッピ川の氾濫に対する市況の折り込みが一巡した時点で、相場地合いが崩れる可能性がある点が気にかかるのである。

◇参考までに、米ネブラスカ州発の情報によると、深刻な洪水の影響により、ミシシッピ川の中流域にあるほぼ全部の水門が閉鎖され、内陸の穀物ターミナルからトウモロコシ、小麦、大豆をルイジアナ湾にある輸出向け市場へ小型船で輸送できなくなっている模様である。事実、USDAは、「アッパー・ミッドウェスト経由の航行停止は少なくとも2週間続く見通し」だとしている。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 18 2008
工業品系の銘柄はだんだん井上陽水化してきたのです

◇おはようございます。

◇井上陽水のnew album 「弾き語り」パッションが7/16にリリースされる。

http://www.y-inoue.com/

◇売れ切れ前に先行予約をしたかったが、amazonではまだ受付をしていない。So dangerousなのである。「ゼンマイじかけのカブトムシ」「東へ西へ」「人生が二度あれば」「傘がない」「心もよう」「夏まつり」…どの曲にも深い想い出があるし、夜な夜な、友が、同士が、狭い6畳一間にギターを持ち合って、あぐらをかいた前に安酒「ホワイト」か「レッド」を置いて、ジャンジャン弾いて歌ったものだ。あの頃、ギターを弾かない者は、非国民とされ、異端児扱いだったし、ギターなくして青春もなかった。

◇いまでも部屋の片隅にあるギターを、時折、いたって静かに爪弾くが、「うるせー」「近所迷惑だろ」「死ぬ」などといわれ、肩身が狭い。しかも、ジャジャンと、音がよく響くフォークギターではなく、ポロンポロンと、小鳥がさえずるような音量しか出ないクラッシックギターであるにもかかわらず。

◇僕が陽水の中で一番好きなのは傘がないだ。♪都会では〜♪の出だしで始まる、あの暗くてジメジメした曲に、人生の哀愁を感じ、惚れてしまうのである。そもそも我々の世代は高度成長期にあって根が楽観的だから、逆に、暗澹たる想いを求めることが美徳とされていたのかもしれない。今のご時勢の若者達とは逆なのかも知れない。

◇さて、原油を中心とした工業品系の銘柄は、ここ最近、めっぽう井上陽水化してきた。つまり、哀愁漂う局面に入ってきた…という感じなのである。テンポでいうと、ピアニッシモという感じ。…ちゃんとした意味も分からず使っている点はお詫びします。ピアニッシモ…だんだん弱く…だったかなぁ。。。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 17, 2008
今日もまた穀物のお話しです…「黄色いダイヤ」が盗られてしまうぞ

◇おはようございます。この週末は良い天気でした。梅雨に入ったものの、なんか今年の梅雨は雨が少ないような気がする。空梅雨でまた水不足…なんてことにならなければ良いのだけれど…。

◇シカゴ市場の大豆相場は急反落。テクニカル要因。ほぼ全限が一代の高値を更新したのだが、期近だけが一代に届かず。この一段とは3/3の1596¢。あとわずか3¢だけ足りなかった。更新できなかったことがダブル・トップ懸念につながって売りが主導した。



また最近の上げが急だったことから、いったんファンドの利食いが主導したものと見られる。しかし今回の洪水のダメージは予想以上に大きいようだ。中西部の洪水により、1200〜1500万エーカーの大豆が再作付けを強いられる可能性があるとの話しも聞く。



◇コーンはまちまち。期近は強含みとなったが、期先は軟弱。大豆と同様、引き続き中西部の豪雨・長雨による洪水の被害は解消されてない。

◇ところで、コーン相場の急騰がエタノール業者の採算を圧迫している模様。中小エタノール業者はガロン当り45セントの採算割れに陥っており、今後数カ月で閉鎖に追い込まれる可能性があるとの見通しを明らかにした。 つまり、仕入れ値のコーンの値段が、エタノールの卸値を上回る逆ザヤになっているということだ。これにより、そろそろコーンの上昇に一服が入るのではないかとの見方もできる。事実、情報によると、先週末だけで5カ所の中小規模のエタノール工場が操業停止に追い込まれたという。シティグループは、コーンの高騰が納まるまで、当面はバイオ燃料関係への投資は避けた方が良いとのコメントをしている。更に一部では、今後2〜3カ月で20〜50億ガロンのエタノール工場のほとんどの操業がストップするのでは、という話も出ているようだ。

◇しかし、どうなんでしょう。これから本格的にコーンや小麦がどんどこ値上がりしてくるのでしょうか。パンなんかは多少、値上がりしているようです。コーンは、近くのイトーヨーカドーで相変わらずの1本100円セール。逆に、毎日、コーン相場を眺めているので、「おいおい。まだ100円かよ!!!」って逆に驚いてしまうし、近所の畑で、無造作にコーン畑でトウモロコシ君達が元気よく伸びていると、「おいおい。いまやコーンは黄色いダイヤだぞ。ダイヤが盗まれてしまうぞ」…なんて思ってしまう今日このごろなのである。

◇今朝は、朝からテレビを観ています。昨日の深夜に録画していたやつ。そう…全米オープン。タイガーが最終18番で追いつきプレーオフ。鳥肌が立つというか、全身毛穴が開くような最終日18番のバーディ・パットでした。そしてプレーオフではガップリ四つ。最終18番をいま観ています。タイガーがワン・ダウン。パーファイブを2オンしたタイガーはイーグルを外したがバーディ。ミディエイトもパーをセーブして、なんとサドンデス。すごい。


Jun 16, 2008
水が取引されていたら最も鋭角に上昇していたかも

◇おはようございます。この週末は良い天気でした。梅雨に入ったものの、なんか今年の梅雨は雨が少ないような気がする。空梅雨でまた水不足…なんてことにならなければ良いのだけれど…。

◇シカゴ市場のコーン相場は続伸。先週4日以降、なんと8日続伸。6月に入ってからは3日に一度下げただけ。6ドル相場だったのが、7.3ドル台まで上げてきた。



◇中西部を襲っている豪雨・長雨による洪水の被害が深刻化しているため。一部の農家では植え替えが必要になっているという話しまで聞く。中国などの世界的な穀物の需要増加という構造性を抱えている中、米国が大切な食べ物を石油にするという政策を敷いているため、需給緊張に拍車をかけている。そして、このような中によって、天候要因がかぶさってきた。こうなると、石油相場よろしくの山本リンダ相場である。

外部サイト:産経新聞:トウモロコシ最高値 米中西部洪水 食糧価格に波及

◇穀物もそうだが、水なども構造的に不足している。メキシコでは、慢性的な水不足で都市部の水源が枯渇しつつあるというし、お隣中国でも水不足は深刻のようだ。日本は淡水には恵まれているし、一応まだ経済大国なので、水はバンバン輸入しているから、あま水に対する危機感はまだない。この水問題はいたるところで解説が見られるので、皆さんも調べたり、読んだことがあると思うが、いずれにしても、これからエネルギー問題や食料問題と並んで、いや、それ以上に深刻化してくると見られているがこの水問題である。

外部サイト:株式会社 カフェグローブ・ドット・コム:途上国12億人分の水を輸入している日本。

◇仮に、水が上場され、取引されていたとすれば、コーンやオイルと同じか、それ以上に鋭角に価格が上昇している可能性がある。それほど世界的な規模で深刻化しているのだ。

◇さて、いま10ch、テレビ朝日では全米オープン最終日。タイガーが単独トップから2位タイまで滑り落ちてしまった。逆転はあるのか?

◇一方、ワールドカップ予選はタイを破って3次予選を突破した。あとは最終予選を残すだけだ。中沢ありがとう。俊介ありがとう。

◇今週も頑張りましょう。


Jun 13, 2008
一週間お疲れさまです

◇おはようございます。一週間お疲れさまです。今日ラストです。頑張りましょう。ちなみに僕は頑張りません。昨日、頑張ったから。能力の180%も出し切った状態。手がプルプル震えています。

◇原油は少し値動きが落ち着いた。ただドル高の中で小幅ながら上昇。地合いの強さを裏付けた。 昨日、ニュースで見ましたが、米中西部の洪水の被害は想像以上。農地全体の20%に影響があるとか。
中国などの穀物需要の急増という構造的な原因に加え、米国の悪策であるエタノール計画、そして今年の大雨。結局、食べ物を粗末にするとバチが当たるよ…の言い伝えどおり、これからの人類は、エネルギーよりも食べ物の心配のほうが大きくなってきた。
自動車がダメなら自転車を使うとか歩けば良いが、食べ物はそうはいかない。パンや米がないからといって、革靴をかじっているわけにはいかないのであるからして。

◇さて、僕の嫌いなゴルフでは、全米オープンが開幕。タイガーはスタートいきなりのダボ。日本勢の今田は、パースリーでおしくもホールインワンがカップをなめた。惜しい。片山くんの場合、いつもあの帽子はどうにかならないものかと悩んでいる。外国勢に、日本人が全てあのセンスだと思われるのが嫌だから。

◇では また来週 お会いしましょう。オルヴォワール。


Jun 12, 2008
大豆を中心とした石油関連の穀物銘柄が全面高

◇おはようございます。昨日はいい天気でしたが、今日は朝から雨。けっこうバシャバシャ降っています。

◇原油が高いと思えば今度は大豆だ。こんな上げ見たことない。



◇日本時間の昨日、6月にUSDAが発表した大豆需給の期末在庫は1億7500万Buとされ、前年08/09年度の1億4500万Buから3000万Bu増加した。ただし、5月時の予想からは1000万Buの下方修正。在庫率は5.7%で、08/09年度との比較では1%ほどアップ。ただし、いずれにしたって在庫は、わずか1億7500万Buしかない。コーンと同様、残り余剰在庫は枯渇の懸念があり、綱渡り状態。わずかな天候リスクと作付け面積や単収の減少によって、考えたくもないシナリオが浮上する。

◇そして今、現実に、米ベルト一帯では大雨・長雨の被害に見舞われている。1993年に洪水の被害が出たケースと、今年は天候パターンが似ているだけでなく、専門家の一部からは、今年のほうが被害的には大きいとの指摘も出ている。インディアナ、オハイオ、イリノイ、アイオワ、ミズーリなどの主要地域の実地検証が必要だとの声も上がっているほどである。

◇これらの地域でも特に、ミズーリとイリノイでは長雨によって作付けが非常に遅れている模様。インディアナでも一部地域で畑が浸水したとの情報も出ている。6月中旬にかけてもインディアナ、イリノイ南部、ミズーリ南部は豪雨が予想されており、一段と作付け遅れに対する懸念が高まっていることは否定できない。

◇まだ天候相場期の本番前であるにもかかわらず、今年のケースは、天候要因から大豆、コーンともに、マズイ状態にあの、在庫の払底、あるいは最悪の場合、輸出国であるはずのアメリカが穀物の緊急輸入に踏み切るリスクすらありうるなど、過去の歴史になかったほどの危機的状況に陥っているのだ。

◇大豆が拡大ストップ高となった一方、コーンもストップ高。更に、小麦も全限ストップ高(あ〜あ…やっぱり小麦は買っておくべきだったなぁ〜だから…買えないっちゅーの)。

◇おまけに石油関連商品としての粗糖も暴騰して期近は0.79¢高。一気に10.59¢まで上昇した。粗糖はブラジルが過去最大の生産を記録、ブラジル南部のシュガーゲーンの収穫は前年比16%増の約5億トンで過去最高。これが嫌気されて期近は10¢大台を割り込むほど売られたが、このブラジルで収穫された砂糖からバイオエタノール向けの比率が高くなると観測されて輸出用が減少するとの判断から大きく買いが入っている。



◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 11, 2008
原油はコモディティから金融商品へと昇格

◇おはようございます。

◇原油は下げましたね。一時140ドル近くまで上げた相場は131ドルまで下げてきた。このまま修正が続くのか?流れからして売れるのか?…しかし下げたところでまた驚異的な買いが入ってこの前のような10ドル上げのような展開が待っている可能性もあり、なかなか売り建てすることも難しい感じ。

◇素材商品のマクロ的なトレンド分析だが、僕的には、指標としているのはベースメタルである。銅やニッケル、亜鉛、あるいは鉄の相場は、産業素材需給をよく語ってくれるし、景気動向をも的確に語ってくれるからだ。例えば、LME(ロンドン金属取引所)の銅3カ月のトレンドを見ると、8000ドル後半の二つの高値を形成して緩やかなダウン・トレンドにあり、足元は8000ドルの大台を割り込んだところだ。値頃買いとダブルボトムを形成しようとして、逆にこの2〜3日は自律反発の過程にある。この銅の値動きが今後の景気動向、あるいは素材商品の情勢をよく示唆していると考えている。

◇具体的には、反発してダブルボトムとなれば景気は回復する方向にあると判断し、逆に、下降傾斜が維持されてこのLME銅相場が6500ドル付近まで下げた場合、サブプライムローン問題による世界的な景気後退はこれから深刻化するし、原油相場なども暴落する危険信号になると判断するわけだ。

◇ただ、珍しく、金なども今、需給相場化しているが、唯一、原油だけはコモディティから金融商品へと昇格してしまい、需給では推し量れない価格形成となっているわけだ。

◇なお昨日のNY原油の急落の原因は、CFTCが市場規制を強化すると発表したため。CFTCは石油相場の高騰に対処するため、今週、複数の規制機関当局者や業界幹部と一連の会合を行う予定。25人の委員で構成されている同委員会の開催により、規制をかけて加熱気味な市場動向を抑制させる狙いだという。

◇委員は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所とインターコンチネンタル取引所のトップ、米国産業エネルギー消費者団体などの業界団体の代表。 ◇それと、モルガン・スタンレー、ゴールドンマン・サックス、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーの各マネジングディレクター。えっ。これらの方々って、市場参加している最大の当事者ないですか?。これって?


Jun 10, 2008
アナリストもどき・なんか・ちり紙にまるめてポイだっ

◇おはようございます。グーテンモルゲン。僕が大学のドイツ語で覚えている唯一のドイツ語です。

◇いつもお世話になっているドットコモディティのIさんを経由して、読者の方から、励ましのメールをいただきました。ありがとうございます。涙が出る思いです。この場をお借りして、御礼申し上げます。それと、ご非難・ご批評も甘んじてお待ちしておりますので、どうか、よろし くお願いします(あまり激しいのは。。。心臓が。。。)

◇遅まきながら、ちょっとだけ自己紹介。僕は、初めて職についたのがアパレル関係の新聞社で、オートクチュールなどやアパレル物の展示会などを取材する記者からスタートしました。それから東京商品新聞社に入社、その後商品市況研究所を経て会社を辞めるまでの18年間、ずっと新聞記者一本でした。商品業界は26歳からなので、かれこれ もう20年も当業界にお世話になっています。業界に入った当初は、「こんなヤクザな世界はこりごりだ。早く足を洗おう。純真無垢な僕には合わない」と思っていましたが、今ではドップリです。

◇今は、商品ジャーナリストという肩書きではありますが、気持ちとしては新聞記者のまんまです。名刺はいろいろな種類で持っていますが、基本的には「一記者」ですし、生涯「一記者」で通したいと思っています。今は、アナリストとか、ステラテジストなどといった 一見すると華やかな肩書きが花盛りですが、僕はつかいません。

◇なぜなら、アナリストと語るには、あまりに知能が足りないため。アナリストを語るには、少なくとも知能指数65以上はないとマズイと思いますが、僕は20か30(すみません見栄はってました…実際は6か7ぐらいかな)しかないので、デスクワークにて自分で分析することができないことで、どうしても、現場で活動することによって、知能の低さを補うしかないのです。

◇ただ、この現場主義にこそ、情報の真髄があると確信しています。多くの人の意見を聞いた上で、それらの情報をまとめ、自分流に更に分析を重ねて、より真実に近いところの情報分析をするという手法であり、手間はかかるが、なかなかのものだと思っていますし、自分流でマスターベーション的に分析したクソみたいなアナリストもどきの分析記事など、ちり紙にまるめてポイだ----みたいな気概はあります。

◇逆に、本物のアナリストという方は、たくさんの情報網・多岐に渡った人間関係があり、更に、やっぱり現場主義で、津々浦々、飛耳長目の精神で世界中を飛び回った上で、的確な分析をしています。これは、一様に、皆同じです。だから、本物と、偽者との区別は、わりかし簡単です。「人脈がどけだけあるか」…この部分と、バランスのよい的確な分析がどれだけできるか…ここに集約されると思っています。

◇これとは別に、テクニカル・アナリストという分野がありますが、この分野はよく分からないのでコメントできません。ただ僕的には、テクニカルというのは、あまり信用していません。特に、ここぞ、という一番大事なときに、よく裏切ってくれる…というマイナス・イメージのほうが強いのです。

◇今日も朝からペラペラ語ってしまいました。深くお詫びします。最後に肝心の商品市況ですが、ちょっとコメントできません。波乱万丈な相場展開は、これを読んでいただいているあなたの人生と似ているのかも知れません。

◇では また明日もよろしく。


Jun 09, 2008
真実の重みに直視せざるをえない迫力

◇おはようございます。今週もよろしくお願いします。

◇行ってきました。映画「おいしいコーヒーの真実」に。たいへんな内容でしたし、これほどまで企業の論理で人が奴隷のような扱いを受け、飢えに苦しむ姿は、21世紀の現代において、まったく考えられないことです。人権蹂躙であり、アフリカ経済が一向に立ち直ることができない、その裏側に潜むものが見え隠れするのだ。

◇一杯のコーヒー300円。生産者であるエチオピアのコーヒー農園が受け取ることができる金額が3円。わずか1%なのである。またコーヒー加工工場で豆の選別を手作業で行っている労働者は、一日働いてもらえる賃金が0.5ドル。日本円で50円である。あまりに安く、コーヒー生産者は普通に生活することができない。馬小屋よりひどいあばら屋で10人もの家族が住み、食べていけないから、食糧援助でなんとか命をつないでいるというのが実情。

◇中でもスターバックスがコーヒー豆を買いとっている地域は特に悲惨な状況で、まっとうな賃金をもらうことができず、ほとんどが飢えに苦しんでいる。一杯、300円も400円もする高いコーヒー価格のスターバックスが、原料をほとんどタダで仕入れ、消費者に供給しているかと思うと、これから僕は、スターバックスでコーヒーを飲むことは、もう二度とないと思うのである。

◇最大手のダイヤモンド会社の搾取が地域戦争や貧困を生んでいることを訴えた秀作、ブラッドダイヤモンドは、デカプリオという大物俳優が主演を演じたことでエンターテイメント色の強い内容だったが、この「コーヒーのおいしい真実」は、ドキュメンタリー・タッチ。それだけに真実の重みに直視せざるをえない迫力があった。

◇できれば、一人でも多くの人に見てもらいたい…と切に思うのである。確か、会社帰りに見れて電車も走っている良い時間6:30からは6月10日が最終だったように記憶している。
もし、見たい人がいれば映画館で確認することをお勧めする。
http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/theater.php

◇場所は渋谷のアップリンク。渋谷109の交差点を右に折れ、東急を通過してそのまま300m進むとローソンがある角のところ。
http://www.uplink.co.jp/x/

◇しかし…商品相場。原油はクレイジーですね。コメントをすることはできません。いわゆる理外の理というやつなのでしょうか?あるいは理不尽なだけでしょうか?僕的には、マーケットの暴走というか、マーケットの暴力に近いものが感じられます。



◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Jun 06, 2008
はっきり相場観いえる人はよっぽど面の皮が厚い

◇おはようございます。

◇驚くほど上げたNY原油。そしてシカゴ市場では大豆とトウモロコシが急騰。商品はほぼ全面高の様相。相場が過去最高値圏にあるだけに、修正の動きも大きいし、逆に本流に戻した際の値動きも大きい。こうなると、オチオチ、片張りすることができにくい。米国市場では、投資のプロが顧客から預かった資本で投資を進めるため、プロ対プロのバトルの構図だが、日本の場合は、一般投資家がプロを相手にしなければならない。しかも、この高値圏にある相場を相手にしてだ。また為替の動きも絡み、悲しいほどポジションの取り方は難しい。慌てれば慌てるほど、深みにはまっていくし、じっくり構えて長期投資すると、逆に相場が振れた場合は、とんでなく深い暗闇の中を落ちていってしまう。それだけ仕掛けるのが難しい場面にあるということだ。ただしここは投資のチャンス。しっかり戦略立てして利益を確実なものとしていきたい。





◇…で、相場の見通しですか。…それは、私が聞きたいぐらい。…ここで、はっきりと相場観をいえる人は、よっぽど面の皮が厚いか、風林火山の鏑木さんぐらいなのではないでしょうか。

◇さて、以前5/26に登場いただいた「寅さんは日本人の心です」の「親分ことO氏」からのメールで、今年は寅さんの40周年で、さまざまなイベントが開催されることを知った。
http://tora-san.jp/cts2.html

◇できれば全部行きたいが、平日開催のものが多いので、仕事をほっぽり出すわけにもいかず、柴又でやる幾つかの催しに参加できればラッキーだなぁ…という感じ。

◇ちなみに、この「男はつらいよ40周年プロジェクト」は、を発表した。第一作封切より40年目にはいる今年8月27日から1年間、寅さんのふるさと東京・柴又の帝釈天での上映会など、さまざまなイベントを実施するというもの。プロジェクトでは、寅さん48作の舞台を中心に日本各地やNYなどでも上映会を実施するほか、CSチャンネルでの一挙放送、インターネットでのオンデマンド配信、木村屋総本店とのコラボレーションで「寅さんあんぱん」を発売するとのこと。

◇今日で一週間終わりですね。僕の今週は多忙でした。週末ボロ雑巾状態です。皆さんはどうでした?僕と同じようにボロ雑巾?それとも週末に備えて元気ハツラツ?そんな方もこんな方も来週はまた元気で再会いたしましょう。

外部サイト:「男はつらいよ 40周年」プロジェクト公式HP

外部サイト:毎日jp(毎日新聞):寅さん「あんぱん」で復活 木村屋総本店から8月発売



Jun 05, 2008
取引が可能なら小麦を買いたい

◇おはようございます。

◇今日の朝のニュースの一つに、NHKの記者が、信濃毎日新聞の記事を盗用して放送したことが報道されていた。事実だとすると、ものすごいニュース報道のモラル低下である。

◇今からもう10年も前の話しで、時効だと思うから、実名で出すが、とある経済紙が、当時、僕が書いていたゴムの原稿を、そのまま、盗作して書いていた。なぜ、盗作が分かったかというと、文体、内容まで全て同じだったためだ。更に、決定的だったのは、ある日、トンの単位をキロと間違えて書いてしまって、翌日の新聞に訂正文を載せたのだが、経済紙のゴムの記事は、その単位の間違ったまま、キロ表記をしていたため、これは間違いないと確信した。一応、その経済紙には電話した。「これ盗作じゃないか」…などと、単刀直入にではなく、「この記事のニュース・ソースはどこですか」と。すると、「ニュース・ソースは明かせません」とのこと。まぁ…当然。では担当記者に一言 言いたいことがあるから 代われ」というと、「担当記者に代わることはできません」とのこと。「なぜ代われないか」というと、「担当記者を教える義務はないから」とのこと。いわゆる押し問答である。こうなると どうしようもない。

◇あきれ返ったが、大手企業だと、特有の「隠れ」ができるので、なかなか強かなものだと感心したりもしたのである。

◇さて…6/4のNY。原油はまた下げて続落。今週明けに、気持ち、囁くように上昇して、その後、3日、4日とトド〜ンと下げた。この両日で計5ドルの急落。一方、製品相場も大きく値崩れして、ガソリンは特に最近にしてはビックリするような暴落。灯油も大きく値下がりする場面。この原油安により、金やプラチナも小幅ながら下げて地合いを緩和させている。

◇一方、農産物は、穀物が高い。大豆期近は30¢アップして一時14ドル・ジャスト。直近高値にほぼ面合わせした。トウモロコシも同様に上昇してテクニカル・ボックスの中心値である6ドルから少しずつ離れる動きである。一連の情勢から、小麦も少しずつ上向いている。東京には上場されていないこの小麦だが、もし取引が可能なら、今、最も買いたい銘柄である。



◇なお、毎夕方配信させていただいております『デイリー・レポート』ですが、本日分はお休みとさせてください。誠に申し訳ございません。

外部サイト:時事ドットコム:NHK記者が記事盗用=信濃毎日新聞から−長野



Jun 04, 2008
怒りのDNAが消えてしまった日本人

◇おはようございます。

◇昨日の東京マーケットは、為替が大きく1円程度もの円高に振れたにもかかわらず、全面高。何事かと思ったりしたわけですが、「理由なき暴走」に近い上昇だったのは、3日のNYとかシカゴが全面安となったことから明らかです。いうなれば為替に翻弄されたということなのでしょうか。大幅円高=ドル安=ドル建て商品相場の上昇が連想されたにもかかわらず、ドルが意外にも堅調に推移して一転してドル高に振れ、そのドル高が嫌気されてドル建て商品相場は下げた…という図式になってしまったようです。

◇しかし…全面安です。原油は3ドル以上も下げました。やはり昨日は灯油が理由なく大きく上昇したわけですが、今日はまた大きく売られることになるのは避けられそうにありません。僕としてはサヤ狙いのポジションなので、あまり影響無し…と考えていたのですが、値動きが荒く、やっぱり一喜一憂の状態です。



◇穀物も下げました。食料サミットの影響なのでしょうか?世界の食料が安定的な方向にむかうとでも判断されたのでしょうか?日本政府は、かの福田くんが出席し、備蓄米30万トンを放出すると約束されられてしまったようです。食料自給率39%の国が、よくそんなパフォーマンスができるなぁ…というのが正直な感想です。
(食料自給率 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/dat-fy18/sankou2.pdf

◇まぁ、草案は、当然農林省の役人が書いたのだと思われるが、いったん食料危機に陥ると、あっという間に食べ物はなくなる。それだから危機という言い方がなされるわけで、そのような事態に仮に陥った場合、どのような責任を取れるのか、それを合わせて解釈しながら事を進めてほしいと強く願うし、今回の福田くんの米放出なんて、なんか、国民不在で勝手にやってくれちゃっている…という思いで 憤慨してしまうのである。お隣韓国では、輸入牛の問題一つで、あれだけ国民が怒っているが、日本人は怒りのDNAが消えてしまったのか、本当に怒らなくなってしまった。そして、本当に怒ってしまうと、「この人 怖〜い。近寄りたくな〜い」なんて、若い女の子から指を差され、ますます怒れなくなってしまうのである。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。

外部サイト:asahi.com:米牛肉輸入「10万人」抗議集会 韓国



Jun 03, 2008
ガソリン高に対応するため日本橋をイノシシに乗って(幟付き)激走する

◇おはようございます。関東も梅雨入りのようですし、今年は台風が多いようですね。石油にかかわるマーケットにいながら、しかも6月から一段とガソリン価格が値上がることは分かっていたにもかかわらず、5月中にガソリンを入れるのをコロッと忘れていて、地団駄を踏む今日この頃です。…しかし、170円ですか、…100円以下のときもあったのですよね〜。灯油も、1ト缶600円前後の時代もあったのですが、今じゃあ1800円とか2000円、なんじゃあそりぁ…という価格ですね。

今週のNewsweekは原油特集。「原油200ドル…世界経済はこう変わる」。ゴールドマンサックスが唱え始めた200ドル説は、今ではもうすっかり浸透してしまって経済誌は200ドルを前提とした今後の景気や経済情勢を読み取ろうとする流れになっているようです。

◇そんな原油マーケットは、当面CFTCの建玉規制で相場が下落するとの見方も出ているようでね。この高騰相場をもたらしているのがインデックス・ファンドであり、彼等に対しては、建玉無制限でしかも建玉の実態も不透明であったことからCFTCが調査に乗り出したということで、この話題は既に5/29の時点で流れていたが、ここにきてまた指摘され始めています。ちなみに、03年のインデックス・ファンドの商品市場に対する投資資金の総額は130億ドル。それが2008年には20倍にも膨らんで推定2600億ドルに達しているとのこと。

◇ただ、そううまく事は運ぶのだろうか。確かに原油高騰はこのインデックス・ファンドらの投資的な動きは変動要因の一つだが、上がる要因があるから彼等は買っているわけで、規制がかかろうがなんだろうが、基本的にファンダメンタルズから判断して緩和なら売り、緊張なら買いのポジションだろうから、このような変動要因は、限定的な影響しかないと考えます。

◇Newsweekの原油特集の最後の締めは、「カネのかかる車より馬のほうが安上がり」…。理屈的にはそうだろうが、日本の路上で、馬で通勤はできるのだろうか?例えば渋谷・青山経由での国道246を馬で闊歩するのはokなのだろうか?馬には乗れない人は、豚とかイノシシでもokなのだろうか?うちみたいな田舎だと、イノシシに乗っても違和感はないし、またイノシシ好き・物好きな誰かがそんなことをしている可能性はあるものの、会社のある日本橋界隈をイノシシに乗って、おまけに「風林火山」などの旗(幟)をかかげて激走なんてしていたら、たいへんマンガチックだなぁ…しかも それが同じ業界の知っている人だったら…などと、朝っぱらから つまらないことを考えている己は困ったもんだと思いつつ、クスクス笑ってしまう雨の火曜日です。

◇では また明日。合言葉はイノシシです。

外部サイト:石油情報センター:卸価格・レギュラー・軽油・灯油・月次調査

関連記事: NIKKEI NET(日経ネット):米原油取引で相場操縦か CFTCが調査中と公表



Jun 02, 2008
“超・人間万事塞翁が馬”でなれば、「超・巨万の富」を得ることはできない

◇おはようございます。昨日は夏のように暑い一日でしたが、今日からまた天気は崩れ、今日は夜から雨のようです。明日も1日雨の予報。

◇昨日、日曜日の夜、東京12ch、久米宏さんが司会を務めた「経済スペシャル 新ニッポン人」の番組。結構、衝撃的でしたし、いろいろと考えさせられました。印象は、とにかく今の若い人は、「物欲」が無いということ、お金をほとんど使わない生活でもokだということ、お酒も飲まず、酒宴の席で牛乳やソフト・ドリンクもokだということ、車に、ほとんど興味がないことなど、かなり異質な印象を持ちました。

◇最後に、今の若者に、なんとも同情したくなるような、なんとか守ってあげたくなるような、なんとしてでも彼らのタメになるような何かをしなければならないような、複雑な気持ちに包まれました。確かに彼らは、バブル期が過ぎて氷河期の世代で、悲観的というか、悲壮感強い世代だとは思いますが、あまりに物欲がなく、では、なにが価値観の尺度の最優先なのかというと、「普通の生活」にあるようです。それはそれで、すばらしいことで、考えようによっては、彼らのほうが進化した形なのかもいれません。しかし、旅行に行くこともせず、部屋でゲームにいそしむことは、どこか不健全な印象を抱かせます。

◇このような新世代の彼らの中にも投資を積極的にする人も少なくないようです。番組では、株取引で200億円以上も稼いだネット・トレーダーが紹介されました。

◇彼は、取引のプロであり、日々、淡々と取引だけをし、それで得られたお金は、生活費のためということではなく、自身で取引をし、それが成功したことによる一つの勲章のような印象を受けた。それはそれでゲーム感覚のような錯覚さえ、覚えるのだが、逆に、そのような感覚ではないと、巨額の取引などできないのだろうし、巨額の富を得ることもできないのだと痛感した。つまり、仙人のようにならなければならないし、常人・凡人では、土台、無理な話しなのだ。言葉を換えるなら、“超・人間万事塞翁が馬”でなれば、「超・巨万の富」を得ることはできないのだ。

◇小さなことにこだわって、少しの失敗でいつまでもウジウジしている超・凡人の僕には、逆立ちしても届かない境地なのである。

◇さて、週明け2日の東京マーケット。久しぶりに値動きの少ない、穏やかな局面となる見込みです。「それじゃあつまらない」…!!! たまにはこんな日がないと、凡人の僕的な人間にとっては生きた心地がしませんのです。

◇では 6月も元気に明るく過ごしましょう。また明日もよろしくお付き合いください。

外部サイト:テレビ東京 久米宏・経済スペシャル“新ニッポン人”現る!公式ホームページ



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