小針秀夫


1960年生まれ。東京商品新聞編集部、商品市況研究所編集部(東京工業品取引所日報編集長)を経て、現在トーキョー・トレーダーズ・タイムズ社代表。商品取引員向けの企業情報だけではなく、通信社や専門誌、新聞社各社に商品市場の専門的な情報を配信している。商社、現物商、海外法人、シンクタンクなど、多彩な取材先と情報網がある。
 

小針氏が代表のTokyo Traders Timesのレポートはこちら

Tokyo Traders Timesデイリーレポート

フューチャーズアナリスト

 

May 30, 2008
金の世界では「レイショニング」という現象が起こっている

◇おはようございます。今日も雨ですな。東京も梅雨に入った感じです。

◇昨年2007年第4四半期の金需給は、供給943トンに対し需要769トン。差し引きは174トンの供給過剰。しかし、これだけで驚いちゃあいけない。今年第1四半期は供給950トンに対し需要250トン、差し引き700トンの供給過剰…なんて数値が飛び出す可能性があるほど、ここにきて金の需要が冷え込んでいる。世界一位の金消費国インドでは、昨年10-12月期に前年同期比64%減であった輸入量はその後も衰えたままで、1月5トン、2月10トン、3月27トン、4月32トンで推移、今年1-4月累計は74トンで前年比68.0%のマイナス。また世界第3位の金輸入国トルコでも、3月の金輸入量が0.675トン(前月比で95%の減少)にとどまり、月間では過去最低を記録している。しかも金ETFも減少に歯止めはかかったものの、保有金量は横バイのままで、この分野でも増加の見通しは出てこない。



◇これほどまでに、需要が悪いのだから、金相場の下げは当然だ。NY金はメモリアルデー明けから50ドル近く下げたが、これで下げ止まったと見るには確たる証拠がない。この場面の下げは、単なるテクニカルなコレクションではなく、「価格水準が需要についていけなくなったことによる水準訂正」であり、穀物市場でよく使われるレイショニングと同じ効果が出ていると見るべき。
(※)ちなみにレイショニングとは、価格の高騰によって穀物需要が落ち込むことを指す。

◇そこに原油急落によるインフレ・ヘッジとしての機能が後退したことも付帯的な要因として下げを拡大させていると見るべきなのだ。

◇それと、これだけ金が高いので、供給が増えていることも軽く見てはいけない。金といえば南アだったが、コストアップと政情不安による部分から減産に継ぐ減産。これに対し、その他の国々は増産している。中でも中国は、せっせと掘り出して、今では世界最大の産金国にのし上がってきている事実は、意外に知られていない。



◇その中国で、今度は大雨による洪水被害。また多数の犠牲者が出ている模様だ。今年に入ってから、南部を中心に、大雪、大地震、大雨。大変な事態である。具体的にコモディティ市場に影響が出てくるのはこれからではないだろうか。

◇では また来週もよろしくお付き合いください


May 29, 2008
一次産品の生産の実態を知り重く受け止める義務があるはず

◇おはようございます。南のほうでは梅雨に入ったところがあるようです。今日、東京は朝から雨です。空気は澄んでますが、雨なので空模様は当然どんよりです。

◇絶対に観るのである。『おいしいコーヒーの真実』を。日本での公開は明後日の5/31(土)から。映画館は渋谷UPLINK。映画の謳い文句は、「トールサイズのコーヒー1杯330円。コーヒー農家が手にする金額、約3円。あなたが飲む1杯のコーヒーから、世界のしくみが見えてくる」。。。「コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。コーヒー豆は世界市場において石油に次ぐ巨大な国際的貿易商品でありながら、コーヒー豆生産者は困窮している現実。一体なぜ??コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとする一人の男の戦いを追う。生産者、企業、消費者。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を、あなたは深く知ることになるだろう」。

◇これを観ずに、なにを見るって感じなのである。おいしいコーヒーの真実は、この一枚のコーヒーの絵に示されている。http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/  コーヒー農家が労働で得られる賃金は全体のわずか1〜3%。一杯330円のコーヒーのうち、彼らが手にすることができのはわずか3円。1日、8〜10時間の労働で0.5ドルしか受け取れない。

◇コーヒーの原産国エチオピアでは、農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧困にあえいでいる。毎年700万人が緊急食糧援助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況。コーヒー産業の実態を暴きながら、コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがあるようだ。この映画の謳い文句「1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を、あなたは深く知ることになるだろう」…を実感したい。

◇かのタイタニックで有名になったディカプリオが好演した『ブラッドダイヤモンド』でも、大手企業の市場寡占が、歪な価格形成を呼び、産地国の貧困と地域戦争につながっている現実を暴いたが、今回も、そのような企業寄りの市場形態がどれだけ弱き立場の人間を苦しめているかを暴いてくれることだろう。

◇そして我々は、そのような貧困国が、苦しみ、喘ぎながら生産している一次産品を、ペーパー市場と呼ばれる先物マーケットで日々、取引していることを、深く理解し、重く受け止めなければならない義務があるはずだ。


<ロウソク足がNYコーヒー月足、折れ線がNY原油月足>

外部サイト:『おいしいコーヒーの真実』公式ホームページ
外部サイト:渋谷UPLINK


May 28, 2008
仕事も投資もロッククライミングなのです。。。

◇おはようございます。

◇連休明け27日のNY原油は急落。ロイヤル・ダッチ・シェル社が抵抗勢力の攻撃によりナイジェリアの産油地帯の減産を明らかにしたこと、フランス最大の石油港でのストなど強材料があったにもかかわらず、大きく売られた。4月の産油量が18カ月ぶりの低水準に落ち込んだロシア(世界2位の産油国)が120万b/d程度の増産を行うとの情報も売り要因。NY期近は一時128.69ドルまで下げ、130ドルの節目を割り込んだ。

◇この原油の急落もあって、金が900ドル飛び台まで後退、銀は大暴落して80セント超の凋落、あるいはプラチナやニッケルなども下落した。一方、農産物は、大豆、トウモロコシ、粗糖、コーヒーなども大きく下げた。唯一、上昇したのは小麦ぐらいだった。原油安もあっただろうが、景気後退懸念の広がりで、石油、貴金属、ベースメタル、あるいは食料なども需要が減ると観測されたこと、また最近の急激な価格上昇で手仕舞い売りが一斉に出てきたまであろう。

◇既に、日本時間の昨日27日時点では、NYやシカゴの夜間取引は、全ての銘柄で堅調な商状となっていたことからすると、通常取引で、ドル高が進んだため、その流れから売りが誘われたとも見られる。いずれにしても、このドル高を切っ掛けに、手仕舞いの好機と受け止められた印象だ。

◇「山高ければ谷深し」…とはよく言ったもので、今日のような国際商品の値動きは、値位置が過去最高値圏にあるだけに、修正の動きも過去最大級である。それだけ、売り買いの仕掛けどころの難しさがある。

◇さて、アメリカは、連休がようやく明けたところですが、日本市場は週半ば。もう僕的には疲れがどっと出て、ヘロヘロ坊やの状態ですが、岩にくらいつく感じで、そう 三浦雄一郎さんの心境にて 登頂を続けたいと思います。…仕事も投資もロッククライミングです。ごつい岩肌に負けぬ精神力が必要です。

外部サイト:時事ドットコム『三浦雄一郎さん、エベレスト登頂=75歳7カ月の快挙』
外部サイト:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


May 27, 2008
私達は情報産業の最先端にいるのです

◇おはようございます。

◇これまでの相場の流れは、原油の動向が商品全体のトレンドを決め、原油高が商品全体高と原油安が商品全体安を促してきた。ところが最近は、商品ごとで独自の展開を示している。金は金、銅は銅、大豆は大豆、コーヒーはコーヒーの相場が形成されている。つまり、本来の需給相場に戻った形である。

◇このような中、特にここ最近、変動幅が大きくなっているのがゴムである。シンガポール市場では、汎用グレードのRSS3とTSR20がともに連日にわたって史上最高値を更新、初の3ドル相場となっている。また上海ゴムも急騰し、06年以来の高値圏に達してきた。東京先限は、06年6月の高値を抜き1980年2月以来、実に28年ぶりの高値圏に達した。





◇このゴム高の原因は、いつくも挙げられる。例えば、上海のゴム在庫の大幅減少だ。最新の5/23現在は2万5200トン。在庫日数(在庫を1日当りの消費量で日数換算した数値)は、3.41日分しかない。タイ産のRSS3をコンテナ船でバンコク港から上海港までは、5〜7日程度はかかるため、既に、コンテナ輸送するために要する日数分を下回っている。なんらかのトラブル、つまりタイやインドネシアなどの産地でシッピング・ディレイ(船積み遅れ)や、コントラクト・ディフォルト(契約不履行)などが発生した場合、中国でのゴム製品製造、タイヤ製造はできなくなってしまうことになる。

◇更に、中国で、なぜ、これほどまでに在庫が減っているのは、また別な理由があるからだが、あまり詳しく説明してもしょうがないし、これらの情報を誰かに使い回されるのは嫌なので、あえて、説明は省かせていただく。タイ情勢なども、今年の場合、また特殊な事情を抱えているが、この部分でも説明は割愛させていただく。

◇ところで、ゴムに関する産地情報は、何度もタイやシンガポールに行き、長年のお付き合いと交流とによって、タイ現地法人や政府関係者、あるいはシンガポールのギャランティー・ブローカー、あるいはマーケーット・メーカー、取引所関係者などの方々と信頼を築き、ようやく得たものだ。

◇そのような情報を、さまざまな媒体を通じて配信しているが、カチンとくるのは、その情報を、なにかの情報誌などで見て、さも、自分が得た一次情報であるのかように、書いているエセ・アナリストの御仁がいることだ。僕しか分からないような情報を見るにつけ、「こいつ、泥棒じゃん」などと、思ってしまうのである。正直、こんなことを主張する僕に対して、「この筆者は、なんとケツの小さいことか。あるいは頭が少しバカじゃないのか」と思う方もいるだろう。しかし、情報というものが、いかに苦労して得られるものかを知らぬ奴が言うことだ。このコモディティという情報産業の最先端に居ながら、情報を軽く扱う輩がなんと多いことかと、嘆き節の一つも出てしまうのである。


May 26, 2008
見るたび泣けて「寅さんに会いたい」病は悪化するのです

◇おはようございます。

◇近くのレンタルビデオ店。たまたまこの週末は、通常1本200円のところ、半額の100円セール。200円じゃあ見ないが、100円なら見るよ…という感じのビデオ数本と、せっかくだからと、また寅さんを借りて見た。やっぱり寅さんは最高!!! 何度みても涙なのである。今回、また第1話を見てしまった。そう、寅さんの妹桜の縁談が寅さんのせいで破談となり、となりの朝日印刷で働く前田吟さん扮する諏訪博の結婚式のやつである。何度みても、北海道の大学教授である博のお父さんのセリフが泣かせる。子を持つ親は、誰もが深く共感し、涙するのである。それと、都はるみさんが演じる京はるみ・佐渡ヶ島編も見た。京はるみという大スターでも、普通に優しく接する寅さんと、その大スターに本気でホレる寅さんに涙するのである。ハリウッド映画の、かのボディガードなど、比較にならないのである。

◇僕と同じくらい寅さんを愛する、通称、「親分ことO氏」は、寅さんを「日本人の心です」と、こぶしを握り締めながら言い放ったことがあったが、おんなじ気持ちです。つらいとき、悲しいとき、理不尽さに耐えられないとき、あるいは、なんともいいがたい突如として沸いてくる哀愁に包まれたとき、「寅さんに会いたい」…とせつに思うのである。

◇その寅さんが1996年に10年以上がたった。しかも、今でも色あせない、いつまでも銀幕の中の寅さんでい続けるのである。とにもかくにも、僕の「寅さんに会いたい」病は、年を重ねるごとに悪化しているのです。

◇こんな寅さんを見ていると、なんと、株とか、商品とか、小さくてせせこましい世界なのかなぁ…なんて思ってしまうのです。そこには、確かに人のさまざまな思惑は混在しているが、人情味がない。ただただ、値段・相場というものかあるだけで、ある意味、冷淡さを持ち合わせている。だってそうでしょ…買いを入れた途端、心変わりして、ドテンしようかなぁ…なんて思った瞬間、ストップ安となって あ〜あ…なんてことになってしまい、今のタンマ・ゴメン…なんてことは、一切、通用しないんだから。

◇寅さんだったら…あっ間違えちゃったの いいよ いいよ 「ヤケのヤンパチ、日焼けのセキユ(あるいはダイズ)、色は黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないよ」…なんて口上の一つでも言っていただけるのでしょうか。

外部サイト:「男はつらいよ」独尊記
外部サイト:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


May 23, 2008
「常にマーケットは正しい」

◇おはようございます。

◇去年の5月相場がだいたい65ドルだったから、今の130ドルは、ちょうど倍。NY原油は、昨日のNYで一時135ドルまで上昇、史上最高値をまた更新した。ただしその高値から5ドル下げとなって結局、期近は2.36ドル安の130.81ドル。いずれにしてもまだ高い値位置を維持している。アブダビ投資庁(ADIA)など政府系ファンドだけで4兆ドル(400兆円)もあるというから、こんなファンド資金が入ってくれば、そりゃあ、小さなコモディティ・マーケットは大暴れとなってしまう。原油市場が「池の中の鯨」と呼ばれる所以だ。400兆円、うう〜ん日本の国家予算の5年分ですか。この他にもオイル・ファンド・ダラーと呼ばれる中東資金なども雪崩れ込んでいるようだから、これが山本リンダ化させていると観測するのは容易だ。

◇確かに、投機的な部分で相場が上昇していることは否定しない。ただ、その時々で形成された価格というのがマーケットであり、相場は厳然たる絶対値なのである。「歪な値段だ」とか、「博打的な動きで不当な値段がつけられている」とか、「超バブル」とか、さまざまな理由は、全くもって論外。仮に、そうだとしても、その部分、思惑などが上乗せされた価格が形成されるのがマーケットの常なのであり、単純に、今の石油価格をバブル的な異常な価格形成だと一蹴してしまうようでは、マーケットの本質を見失っているのである。昨日のNY原油が135ドルをつけたなら、その値段を純粋に受け入れなくては、明日の市況は見えてこない。逆に、そのような価格がつけられているということは、将来の原油価格が、その価格に見合った需給環境になることを、マーケットが予見しているとも見受けられるのである。言いたいポイントは、「常にマーケットは正しい」ということである。

◇ここまで、一気にペラペラとまくし立て申し訳ない。朝っぱらから。しかしこの原油高と同時に驚くのは、ジェット燃料費の高騰と、それに伴うサーチャージ代の高騰。タイなど、行き先によっては既に1万円を超えるところもあるが、今後、これが2倍近くに値上がりになるらしい。これじゃあ…「あんたら車には乗るなよ・飛行機にもな・・・」というようなもの。

◇さてさて、今日で今週も一週間終わり。ただ今日は天気が良いようですが、週末は雨のようです。お仕事予定の僕としては、逆に良かったです。ではまた来週ということで。元気にサイチェン(再会)です。


May 22, 2008
山本リンダ状態になってきた

◇おはようございます。

◇めちゃくちゃ…ですな。5月21日 水曜日のNYマーケット。NY原油は4日続伸。中心限月6月限は前日比4.19ドル高の133.17ドル。こうなると もう なにがなんだかの状態でありますし、まったくの山本リンダなのであります(♪どうにも止まらない〜♪)。

◇あっという間の130ドル。もう一気に150ドルに届いてしまうのではないかしら…という状況なのである。ただしこの石油相場、勝てているのは、新聞等を読んで新規参加の素人のスペキュレーターの方達だけなのかも知れません。だって、こんな上げ方をしている相場など、少しでも相場を知っていれば、怖くて買えないもの。というか、本当に勝っているのは、利食いを我慢して、じっと、安値で買い仕込んだ玉を抱えている人か、利食いをしては、また新規で買い直しすることを徹底している人だけかもしれませんな。



◇とにもかくにも、このリンダ相場、どこまで行くのでしょうか? かのゴールドマンの見解のように、ほんと 200ドルまで行ってしまいそうです。ただし、となるとガソリンはリッター200円超えでしょう。もう簡単に車には乗れませんね。ガソリンスタンドでノズルを入れてガバガバ入れるなんてことはできなくなり、近い将来、綺麗に包装されたビン入りで、1本500ml入りで1000円です…なたいな 貴重品扱いともなりかねない。ついでに、リボン付きで、ご贈答用にもドウゾ…みたいな状況にもなりかねない。

◇原油だけならまだしも、今日は商品全面高。唯一下げたのがLME市場のベースメタル。銅とニッケルは急落した。原油高→景気悪化→素材需要減退 という図式からすると、ベーメタルのほうが自然で良い。

◇最後に、昨日、「もう勘弁してくれお代官様〜 という触媒メーカーらの悲鳴が聞こえてきそうだ」…としたプラチナだが なんと70ドル高。一気に2200ドル突破。こちらはリンダ相場というより、坂上二郎相場。「飛びます・飛びます」。




May 21, 2008
触媒メーカーは「もう勘弁してくれお代官様〜」と悲鳴

◇おはようございます。

◇NY原油は3日続伸。中心限月6月限は前日比2.02ドル高の129.07ドル。ただし、この2ドル高はまだ押さえた方。期先は5〜6ドル高。最も長期限月の2013年12月限なんか、前日比6.72ドル高の134.34ドルなのである。



しかし…その相場上昇の破壊的な動きには驚くが、その限月の長期さにもあきれ返る。2013年ってえーと、5年後である。既に南アW杯が終わり、しかも2012年に予定されている次のロンドン・オリンピックの開催も終わっているタイミングである。人類がちゃんと滅亡せずにいるのかどうかも分からない遠い先の取引限月まであるのだ。スプライズ。サザン無期限の活動休止の報道には届かないまでも、さまざまにスプライズなのである。

◇上昇の原因は、市場心理が総強気に傾いているため。140ドルとか150ドル見通しなぞは、いまでは大人しい方。誰も聞いちゃくれない。ゴールドマンサックスではないが、200ドルを唱える人が多くなっている。…このようなマーケットが総強気になると、普通は売られて相場は暴落するのだが、そうはならないところも不思議だ。まだ疑心暗鬼色が濃く底流しているので、けっこう売る人も多いという証左なのであろう。

◇ちなみに20日のNYマーケットでは、BPキャピタル(ヘッジファンド)の会長が「供給が需要に追いついていかない上、輸入原油に依存する米国は効果的なエネルギー政策を行えないため価格は年内に150ドルに上昇する」と予想したことが話題となった。でも、これもゴールドマンサックスの後追いコメントで歓迎はできない。

◇原油が高いこともあって、金も高い。14ドル高。あれよあれよと920ドルまで戻してきた。また1000ドル狙いの展開なのだろうか。それよりビックリは銀。0.7ドルも上げて、一気に17.7ドルに達してきた。一方、プラチナは下げ模様。ジョンソン・マッセイ報告が強気に受け止められ過ぎたとの反省なのだろう。
なお、ジョンソン・マッセイは向こう6カ月間のプラチナ価格を1775〜2500ドルと予想した。



南アの電力不足やアマンデルブルト鉱山の一時閉鎖、産業用需要や自動車触媒需要の堅調などから、大幅な供給不足を予測している。2007年は14.88トンの供給不足、2008年は6.2トンの供給不足と予測した。

◇でも…プラチナは十分上げた。これ以上の相場上昇は犯罪のような気がする。だって、片手に乗る程度の1kgの白金が700万円!!! 「もう勘弁してくれお代官様〜」という触媒メーカーらの悲鳴が聞こえてきそうだ。


May 20, 2008
食料危機で庭のプランターのキュウリとナスの苗を増やさなければならない

◇おはようございます。

◇日本の台風というと夏のイメージだが、近年では春でも秋でもやってくる。で…ちょっと調べてみると、やっぱり、平年は1月から5月までの発生数は1回以下。6月でようやく2回。7、8、9月は5〜6回とやっぱり夏場は多い。しかしちょうど今来ている台風は3号。やはり多い。今月初め、ミヤンマーで発生した台風(サイクロン)も、アジアの夏から秋にかけたサイクロンというイメージからすると、かなり早い。

◇今、巷の一部で話題になっているブラジルのジュセリーノ氏によると、「今年2008年夏の日本の気温が43〜45度まで急上昇し、深刻な事態を引き起こす」と警告している。ただ、この状態は今に始まったことではなく、既に2〜3前から始まっていることであり、あまり驚かない。確か、2年前だったと思うが、7月中旬の東京の気温が、インドのボンベイと同じ温度に達したとラジオで聞いたときの驚きからすると、今更なぁ…という感じなのである。

◇異常気象続きによる農産物への悪影響、そして中国など新興国の穀物需要の高まり、更に、希少価値となっているその穀物を燃料に換えるというバチ当りな政策などにより、穀物は、過去これまでになかったほどの供給不安である。既に、今から14年も前、1994年にレスター・ブラウン博士(ワールドウオッチ研究所)が「誰が中国を養うのか」の著書で、そのリスクを示唆していたが、それが現実となってしまっている。しかも、その見通しに加え、前述のとおり、アメリカでは、トウモロコシを燃料油にするというバカげた政策まで取られているのだ。

参考URL
「誰が中国を養うのか」 ―食糧供給の課題の顕在化―  日本海学推進機構

◇世界の食料事情は、この瞬間も最悪の状態となっているわけで、その状況が相場にも反映されているわけだ。今後は、一段と加速度的悪化に伴い、想像を絶する過酷な情勢となりそうな不安がある。従って、ウチの庭のプランターのキュウリやナスの苗を、もう少し増やさなければならない。更に、去年は失敗したトマトの生育には少し改善策を取らなければならないのである。ちなみに、大葉はすばらしい感じで収穫を重ねている。青いのも赤いのも。それとレタスも良い感じだ。ただ、せっかく収穫できたのに、少し虫がついた程度で食べようともいない家族の冷たい視線を浴びながら、一人、もくもくと自身で調理しながら食べているのである。けっこう、涙ぐましいものがあるのである。

◇最近、開発した、1分でできる、うまい握り飯。ご飯をボールに入れ、そこにタップリのカツオ節を入れる。更に、これまた細切りにした大葉(青)を入れて、しょうゆをたっぷりかけて練る。あれば、しらす、なければ ふりかけでもかまわないので、これらも隠し味としてまぶして加える。それを しゃもじですくってサランラップにくるんで ギュギュとして カツオ節大葉風味おにぎりの完成!! 子供には好評だと思います。ただし、カミさんには何を言われるかはケースバイケースでしょう。

◇これこそ、Good luck!!(今日の場合は親指を立てています)


May 19, 2008
「ゴールドマンのお告げ」はもうお腹が一杯です

◇おはようございます。

◇この不肖、わたしくめの日記的&バトル的なレポートのコーナーを担当させていただいて早1カ月とちょっと経過しました。当初は、見出しの入れ忘れあり、誤植あり、で、担当のIさんにはご迷惑おかけしたし、今もそうです。しかし、このドットコモディティのIさん。バツグンの編集能力があり、リンクなども、やっていただいているのであります。感謝・感謝です。デイリー・レポートやウイークリー・レポートの編集にも長けており、頭が下がります。

◇さて、あらためて、また一週間、よろしくお付き合いください。月曜日は、なんとも心の底にどんよりとした雲がかかっているようで、爽やかな気分に、どうしてもなれないのですが、みなさんはどんな魔法で気力を震い立たせていらっしゃるのでしょうか?なにか改善策があればなぁ…といつも思ったりしているのです。

◇今週のマーケットはいかがなものでしょうか?驚くのは、これだけ原油が高く、食品も含めて物価が高くなり、更に例のサブプライムローン問題がまだまだ長期化の様相であるにもかかわらず、株価が堅調に推移していることであります。いわゆる「陰の極」を経て上昇に転じたのか?あるいは一時的なアヤ戻りなのか?いずれにしても、NYダウは1万ドル割れマッシグラと思っていたのに逆に1万3000ドル付近を維持している。



終末にかけて続落したものの、下げ幅は限定的。5月ミシガン大学消費者信頼感指数が1980年以来の低水準となったにもかかわらず、この圧力はほんのわずかにとどまった印象。一方の日経平均は一時1万1000円台まで急落し、こちらも大台割れコースだったのに、1万4000円台で値位置を固める雰囲気である。「1万円割れで買い出動」なんて見ていらっしゃった投資家の方々は肩透かしだったのではないでしょうか?

◇さて、話題を変えて、…またまたゴールドマン。この週末、またもゴールドマンが今年下期の原油相場に対し、「平均141ドル」との見通し



今の値位置が120ドル台の半ばだから、あと15ドルほど上昇するということ。2009年は148ドル平均とした。しかし、ゴールドマンは、先に、向こう6〜24カ月で最大200ドルの予想を出しているので、今回の見通しはインパクトに欠ける。ただ前より 見通しはおとなしいなぁ…という程度。理由については、「バイオ燃料などの代替燃料が登場しているが、原油供給の伸びは2005年の1.8%程度から1.0%に減速しており、GDP伸び率予測である3.8%を下回っている。この不均衡を考慮すると、長期原油価格は引き続き上昇するはず」…だとしている。ゴールドマンお告げ、ありがたいのですが、こうも立て続けだと、もうお腹が一杯という感じ。

◇今週一週間、なんか 長そうで嫌な感じですが、気合と気力で乗り切りたいです。今日は午後から雨だそうですので傘を忘れずに。Good luck!!


May 16, 2008
まだまだ微妙、来週はどのような展開が待っているのか?

◇おはようございます。

◇後期高齢者医療、暫定税率と続き、次は消費税の引き上げですか。今朝のニュースでは、役所職員のタクシー問題を問い詰める民主党の映像がしきり。これに対し、単に野党のパフォーマンスだとして、たいして問題視しない与党は、というか、腹話術の人形の福田くんはもはや切り捨てるしかなさそう。

◇株価が強いです。NYダウは1万3000ドル。サブプライムローン問題発生直後は1万2000ドル割れとなっていたダウはこのところ堅調推移。この流れで日経平均も高い。1万3000円付近から、あれよあれよと1万4000円。V字型の切り返しである。ただ株価の場合、商品と比べるとほんとトロい動き。ほんと、投資という感じ。僕の場合はインカムゲイン狙いの株だから、尚更。

◇さて、原油は2日連続で下落。火曜にIEAが消費を下方修正し、更に木曜にもOPECが08年の世界原油需要見通しを下方修正した。日量8695万バレル(前月比2万バレル減)へと引き下げた。一時120.75ドルまで下げて120ドル割れ寸前の値位置まで後退した。まぁ、最近のNY原油は126ドルで一杯一杯だったことから、下げるような雰囲気はかもし出していた。

◇今日でやっと今週も終わり。一週間、お疲れさまでした。市況は全般に高値圏を維持したままで、これから大掛かりな修正となるのか、あるいは更なる上値を追う展開となるのか、まだまだ微妙です。来週はどのような展開が待っているのか?「未来に行って、なんでもいいからチャートの一つでも手元にあればなぁ」…なんて思う今日このごろです。

◇では また来週もよろしくお付き合いください。


May 15, 2008
メーカーなど実業もコモディティを無視できなくなっている!!!

◇おはようございます。中国の四川省の地震のニュースが続いています。この規模の地震が東京で起こったと想定すると10万人の死者が出るとの試算になっているようです。

◇14日のNY株式は上昇。4月の消費者物価指数(CPI)が0.2%上昇にとどまったことで、インフレは抑制されていると判断された。この株高によりNY外為市場では、ドルは買われた。CPIの伸び鈍化に加え、米ボストン連銀総裁のハト派発言を受けたもの。105円台前半で取引を終えている。

◇このドル高によって原油相場は下落した。7連騰だったため、さすがに買い疲れが出たのだろう。強気ファンドは全て利益が乗っているため、利食い場が提供されたと考えられる。このまま押しても、また買い場として受け止められそうだ。逆に、ここは弱気なマーケット情勢にさせて、買い場を求めたいのかもしれない。

◇さて、石油在庫は、ガソリンが減って、ヒーティング・オイルが増加した。米国では、稼働率がものすごく低下しているため、完璧な糞詰まりの状態、専門用語ではボトルネックと言っているが、いずれにしても、原料はあるが加工する設備が足りないし古いのでモノが出てこない状態である。ただし、今週は稼働率はアップしたとされているが、原油がこれだけ過剰在庫となると、タンク一杯で少し頑張ってでも稼働率を上げようとするのは当然。しかし、いつまで持つのか?それが問題。製油所の労働者たちが、残業、残業では、アメリカ社会だと限界がある?

◇NYの金だが、どうしても、まだ修正が終わったようには見えない。金ETFは、確かに減少に歯止めをかけたが、増加に転じたという状況にはない。チャートの推移も、まだ大勢的に2段下げが終わった後の一時戻りで、3発目の深い押しが待っているような気がしてならない。昨年11月から12月前後で揉み合いとなっていた800ドル付近が居心地としては良さそうだ。

◇穀物に目をやると、トウモロコシは6ドル付近でピタッと動かなくなってしまった。去年8月から今年4月までの8カ月で3ドルから6ドルまで2倍となった相場だから、ここで上げ渋るのは必然か?

◇ところで、話しは変わりますが、けっこう、実業(メーカーなど製造業)は、近年の素材商品の上昇傾向から、コモディティへの注目度が高まっているようです。まぁ、当然のことですし、少し遅いくらい。実態経済に影響が出ていることが原因でしょう。既に、ゴムの実業新聞で先物市場の定期的な原稿を頼まれていて数年になりますし、日刊工で発刊している実業向け新聞でも近く先物市場の動向の記事を配信したいからといって相談に来ました。夏ごろから配信が始まると思います。…そうなんです。来てるんです。先物市場にも。注目度が。けっこう。

◇では また明日。


May 14, 2008
値上げラッシュでもまだ買えるうちはよい

◇おはようございます。今日も天気が良くないです。また晩冬に戻ったかのよう。僕の部屋では電気ストーブをたいています。

◇ここにきて、商品相場は、自身のファンダメンタルズを反映させながらの展開に入ってきたようだ。これまでのように、商品一丸となって高下するのではなく、石油は石油、貴金属は貴金属で、各々が、自分の意思を表しながら、自己主張の場面に入ってきたように見受けられる。穀物だって、大豆とトウモロコシでは値動きに独自性が見られるようになってきた。

◇特に最近は、原油と金との相関が崩れているのがはっきりしている。原油は、需給ファンダメンタルズが引き続き引き締まっているので上昇を続けているが、金は逆に、需給が緩和していることから地合いが悪くなっている。

◇しかし…中国の四川省での大地震はすさまじかったです。四川省だけで1万人以上のかたがお亡くなりになった模様。四川省は中国の穀倉地帯。今回の地震で穀物生産が減少して、対外輸入がまた一段と急増するのは避けられないと見られます。…すみません。…あまりに不謹慎な話しで。心からご冥福、お祈りいたします。

◇不謹慎な話しが続くが、かのブラジル人預言者であるジョセリーノ氏によると、今年9月にも中国で巨大地震が発生するという。地震の規模はM9.1。人類史上最大級の巨大地震が中国で発生、100万人が犠牲になると予言している。

◇昨日のコメントに続き、今日も地球の怒りが締めくくりである。ほんとうに、地球の怒り、文明社会による環境の悪化が、今の高騰を続けるコモディティの原点にあると思えてしょうがない。値上げ、値上げでも、まだ商品が買えるうちは良いが、そのうち、カネを出しても買えなくなる時代が来そうで怖い。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。Good luck!!


May 13, 2008
地球の怒りがモノの価格を突き動かしている

◇おはようございます。寒いです。もう5月だというのに。しかも台風。困った天気ですね。

◇今日は少し眠いです。昨日、前の会社の上司で現在「先物情報ネットワーク」の元吉社長に呼ばれ、遅くまでゴルフ講義を受けていましたので、少し帰りが遅くなってしまいました。最近も取引員の会社社長連中で構成される「●○会」のコンペがあったそうなのですが、4組16人中で100を切れなかったのは1人だけ。15人は2桁だったそうです。これは…うううっ!!!わんわん!!!っだ。

◇さいはて、マーケットはというと、原油が下げました。7日ぶりに。ただし、お気持ち程度。「こんなに たくさん上げちゃってゴメンネ」という感じで。この原油安で、金もちょろっと下げました。一方、昨日はあんなに上げていた大豆も下げました。原油と同じように、「いっぱい上げ過ぎてゴメンナサイ。やり過ぎだと反省しました」…みたいな感じで。

◇まぁ…週明けのUSA市場は先週末までに沸いた熱気に対する反省場面になったということであり、またドルが上昇したことでファンドの売りが入ったということなのであろう。ところで週刊ダイヤモンドの今週号の巻頭は「穀物特集」。年金基金(カルパースなどが有名)などの資金が膨大にあり、まだ商品市場に流入しているのは数パーセントに過ぎないため、今後の彼らの市場参加の動き次第では、相場が大きく荒れる可能性があるとの指摘をしていた。この点は、以前に僕も調べて企業レポートでまとめた経験があるが、ほんと、コモディティは市場規模が小さいので、巨額ファンドが参加して、インデックス・ファンドとかコモディティ・ファンドらを経由して資金がドドドーって入ってくるとなると、とんでもない状態になる可能性がある。ちまたでは、投機的なマネーの動きで「不当に」相場が操縦されていると見ているし、昨年、田原総一郎さんとのインタビュー(…うっ掲載が終わっている)でも、田原さんも、投機的な理由によるものだと切り捨てていた。しかし、まだまだ昨年、今年にかけても投機的な動きというのは序の口だと考えると、本当の意味においてのコモディティ・マーケットのヒート・スペキュレーション化は、これからのことなのかもしれない。

◇今朝は、朝からのニュースといえば中国で起こった巨大地震。またかなりの被害が出ている模様。先週末から、ミャンマーでの台風被害で死者3万人、米国でも巨大竜巻、そして今朝の中国の大地震と、災害続きである。いよいよ地球が怒り心頭の体である。その地球の怒りが、モノの価格を突き動かしているのも知れない。。。


May 12, 2008
「危機的」な状態となっているのは…石油も穀物も

◇おはようございます。今週も、一週間、よろしくお願いします。

◇原油の快進撃が続いています。2日以降、なんとなんと6連発。126ドルまで来ましたね。今後も堅調に推移して かのゴールドマンサックスのお告げどおり200ドルに達するのでしょうか?3年前、ゴールドマンサックスが105ドル予測を出したとき、ある人は疑心し、ある人は一笑に付し、ある人は驚き、ある人はバカにして話ししたりしてました。ところが、今や、ゴールドマンサックスのお告げをバカにする人はいません。一笑に付す人もいません。驚きと疑心はありますが、その見通しには後光が射すかのようです。

◇米国の石油市場では、連日NY原油の上昇はよく報道されているが、実は、原油より激しく値上がりしているのが米ヒーティング・オイルである。米ガソリンも上昇しているが、ヒーティング・オイルの上げっぷりは「暴騰」といえる状況である。日本でも灯油が10万円に達するかの勢いだが、NYヒーティング・オイルは同じ軌跡である。原因は明らか。製油所の稼働率の低下である。そして、それによる製品在庫の急減である。原油在庫だけは、毎週、毎週増えているにもかかわらず、製品在庫は減る一方。奇妙な状態なのである。

◇ガソリンは08年3月7日時点で2億3596万7000万バレルもあったものの、そこから直近最低では2億1108万9000万バレルまで大きく低下してきた。この間、2487万8000バレル、10.5%の大幅な低下となった。ヒーティング・オイル在庫も同様に大きく減少し、直近最高である07年11月2日現在の4801万3000万バレルから、今年4月11日現在では2143万7000万バレルまで大きく減ってきている。この間、半分以下であるし、その上、06年のピーク時である6500万バレル近くの水準と比較すると、なんと3分の1程度まで減ってきているのである。

◇「危機的」…そんな様相なのである。そして、今回、週末に発表された米USDAによる在庫率。こちらも同じように「危機的」…である。大豆の在庫率が6.02%。トウモロコシは5.98%。6%のラインを割り込んだ。今年、米中西部で干ばつとなって、少しでも干ばつとなった場合、この数値は大きく変わることは言うまでもない。場合によっては、“マイナス在庫”に陥る可能性もある。「アメリカ ブラジルから大豆を緊急輸入」なんて見出しが躍ることだってありうるのだ。

◇きょうは、気の利いたお話しはできませんでした。申し訳ありません。「月曜の朝から そんな固い話しは聞きたくないよぉ〜」…は、当然です。


May 09, 2008
夢の10万円相場…大豆に続き灯油もか

◇おはようございます。

◇トヨタが9年ぶりの減収減益。営業利益は前年比30%減の1兆6000億円と報じられた。例の米サブプライムローン問題が大きく響いたのは想像するにかたくない。それと自動車を製造するための原素材の一斉値上がりも一因だろう。そこに大幅円高が重なって、減益となってしまったのだ(ただ、オイオイそれでも1兆6000億円かい!!!って言いたい)。日本経済・世界経済を牽引する立場となっている世界のトヨタの頭打ちで、またこれから北京オリンピック後、厳しい時代を迎えることになりそうで不安だ。

◇なんとかNYダウが持ちこたえているため、世界同時株安などの情勢は訪れていないが、いつまた再燃して不思議でない。

◇そのトヨタを減益とした一因、原油高だが、また上昇した。NY原油は5日続伸となり、6月限は0.16ドル高の123.69ドル。一時124ドル台まで上昇した。為替は円高だから、それほど上げはしないとは思われるが、思惑の買いが入って、実力以上に上昇する可能性がある。

◇灯油だが、既に先限は9万円を突破しているが、こうなると10万円に達するまでは収まらない感じ。Non-GMO大豆がやっぱり、8〜9万円の時点で、「こりゃ10万円つけないと収まらんね〜」なんて皆言い、実際、そのとおり瞬間的に10万円をつけたが、灯油もこうなると祭上げのように10万円を目指す展開となるのかもしれない。

◇話は飛びますが、東京工業品取引所では「平成20年度 東京工業品取引所 検定試験」を実施します。勉強好きな方は、ぜひ、チャレンジを。試験日は7月5日(土)。東京は池袋のサンシャインシティの中の文化会館。詳細はこちらから。

◇僕も受けようかなぁ…なんて考えましたが、そういやぁ…受ける側ではなく、テキストを作ったりなど、作成の側だったなぁ…なんて思いもあって自重しました。ところで、このページの右方のバナー広告の中に「投資家応援ナビ」がありますが、ここをクリックしてもらって、ずっと下にスクロールしていただくと、僕の顔写真が掲載されています。そうです…この「歩く放火魔」のような顔が僕です。いかつい!!!でも、人間、顔だけで判断しちゃあいけない。日本橋界隈では、仏の小針と、ごくごく一部ですが、囁かれているとの噂を聞いたことがあります。余談ですが、僕のすぐ上のMKニュースの成毛専務はゴルフのプロ。業界の催しはトロフィー総なめ。一緒にラウンドしていると、こちらが卑屈になってしまうほど。ううう〜 わんわん!!

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


May 08, 2008
また出ました。かの、ありがたい、GSXお告げが

◇おはようございます。

◇脅威のNY原油は7日の上昇し、これで5/2以降、4連騰。一時、期近は123.93ドルまで上昇し、このまま次の節目である130ドルまで一気に駆け上がるんじゃあないかなぁ…という印象を強めています。 ◇この4日目の続伸に関しては、前振りがあって、それが心理的インパクトとなってファンドの買いがあおられた、というイメージもある。具体的には、かの、ありがたい、「ゴールドマンサックスのお告げ」である。今回、ゴールドマンサックス(GSX)リサーチノートによると、供給の伸びが鈍いことを背景に原油価格は向こう2年間で200ドルまで上昇する可能性がある、との見方である。「WTI原油価格は最近1年間で2倍に上昇しているものの、まだ高値を出し切っていない。エネルギー危機はこれから頂点に達するかもしれない。今後、半年から2年間で150〜200ドルに上昇する可能性が、ますます高まっている」との内容。

◇すごい。なにがすごいかっていうと、勿論、200ドルまで上昇するという予言もそうであるが、それ以上にすごいのは、価格見通しに対し理論と検証とを積み上げて、はっきりとした答えで示しているところがだ。一時、原油の高騰で石化製品などが金を出しても買えない…なんて話しを商社マンなどから聞いたが、これからは、本当に金を出しても油が買えない時代が来ることは薄々分かっている中、前回、2005.3.31に105ドル説を唱え、それを見事に立証した同社アナリスト。なかなかの精鋭部隊である。

◇以前、別の外資系証券の石油アナリスト・グループを取材したことがあるが、なんとも深く・広く掘り下げられ、調査にも金はかかっているし、更に、このアナリスト・チームでの議論自体がレポート化され、証券投資家に配布されるという実態である。こうなると僕などは、巨人にツマ楊枝で立ち向かう小人である。ガリバーかい!!!って印象なのである。

◇ギリギリ、オチがついたところで、また明日もよろしくお付き合いください。


May 07, 2008
NY原油は驚異的な上げ3連発ヒェェ〜

◇おはようございます。連休はいかがお過ごしでした?のんびりできた方、家族サービスでかえって疲れた方、時間配分や天気がうまいこといって有意義に過ごされた方、さまざまだったと思いますが、今日から5日ぶりにまたマーケットが開きます。一喜一憂する状態に舞い戻るわけですが、多く建玉されている方にとっては、この連休中でも、一日、一回はパソコンを立ち上げてNY、あるいはchicagoの動向を確認する作業をしなくてはならないハメになったと思います(最低取引の僕もそうでしたから…)。

◇この連休中、さまざまな事件、イベント、出来事がありました。国際的な最大の事件はなんといってもミャンマーの台風。死者が2万人を越えたとか。ひどすぎる…。日本的には、胡錦濤主席の来日。なんでもまたパンダを貸与するとかしないとか。ある意味、リンリンは微妙な時期に天に召された。ただ今回の毒餃子、流血の聖火リレー、チベット問題と、そんな中国と仲良くする必要もない…パンダごときで…という気もしないでもない。話しはまた変わって、次に個人的には、スーパーアグリのF1撤退。やはり資金的に厳しかったようです。無念。

◇申し訳ありません。前置きが長くなり。さてはて。注目の連休明けのマーケット。この間、FOMCや米失業率など重要なイベントが続いたにもかかわらず、ドル高となったのは一瞬で、ほとんど横バイでの推移が続いている。株価も下値固いものの、顕著に上昇するわけでもなく、いわば、さざなみ状態。

◇商品は、堅調推移。特に主力の金と原油は続伸した。また高くなっていきそうな雲行き。特に原油は、週末の2日に4ドル前後の急騰となり、更に週明け5日も軒並み3ドルを超える続騰。この時点で一気に120ドルを突破した。更に上昇の勢いに歯止めがかからず、6日も一段上げとなった2ドル近く上昇し、一時122.73ドルまで上げた。結果的に、連休前先週1日安値110.3ドルから、先の6日高値まで最大12.43ドルも上昇した。ヒェェェェェェェェェェ〜。

◇先週末から週明け以降の為替はほぼ同値圏で推移しているから、今日、連休明けの日本市場は、ドル建て海外高をストレートに反映して全面高となる見通し。逆にストップ高含みの上昇にはならないのは穀物ぐらい?

◇今週は3日だけですが、またよろしくお付き合いください。Good luck!!


May 02, 2008
ドル高・株高・商品安の大きな流れ

◇おはようございます。地獄の月末月初と木曜日が過ぎ、僕的には一段落。昨日は、だいたい1万字ぐらい書きました。原稿用紙が400字詰めだから、25枚分ぐらい。三面六臂どころか八面六臂。しかし…普段でも半身不随状態なのに、今日といったら、3分の2強が不随状態。毛が逆立ち、全身がプルプルしています。

◇しかし、、、驚きました。金融は、ドル高・株高・商品安の大きな波。NYダウとドルが上昇する一方、商品は全面安の展開。米ISM製造業指数の内容が良かったことから株高となり、それがドル安→商品安との流れだが、そんな単純なことではなく、やはりFOMCが切っ掛けとなったのか、大局的な金融の流れに変化が出始めている印象である。「商品はこれまでさんざん投資してうまい汁を吸わせてもらったから、これからは本懐の株で儲けさせてもらうかな!!!うっきっき〜ぃぃぃ〜!!!」ってな感じの外資の宴の声が聞こえてきそうだ。

◇原油は3日連落。期近は一時約1カ月ぶりの安値となる110ドル台まで後退。原油在庫の積み増し継続やOPECが増産を協議するために緊急会合を開くとの思惑が圧迫した。勿論、ドル高(対ユーロで5週間ぶりの高値)も圧力となった。FOMCでの米利下げ終了観測が底流しているため、ドル先高観を受けて商品相場は調整に向かうとの見方が広がり、この原油ばかりではなく、金、銀、プラチナ、銅など他の工業系商品相場も下落した。農産物も上昇したのはトウモロコシのみ。小麦が軟弱。大豆が暴落して40¢強の下落。コーヒーと粗糖も大暴落した。

◇週末、連休前の東京は、連休前の手仕舞いもあって、売りが殺到、全商品ともにストップ安の見通し。独歩高となりそうなトウモロコシですら、下げる可能性がある。

◇では良い週末・良い連休を。7日に元気に再会しましょう。Good luck!!


May 01, 2008
金もしっかりと需給は意識しましょう

◇おはようございます。予定どおりの混乱国会の中で予定どおりの国民を愚弄する暫定税率復活を実際に知ったのは深夜に帰宅した後のことでしたが、茶番でしたね。言い訳する福田くんは、まるでカカシのように立ち、口をパクバクさせ腹話術の人形のようでした。着ぐるみ?じゃあ、中身は?恐ろしい!!!

◇FOMCも予定どおりでしたな。0.25%の引き下げで、これで2.0%までFFは下がってきた。予定と少し違ったのは、利下げを今回で休止すると明言しなかったこと。今後、一段の利下げの可能性があることに含みをもたせたことでした。とどのつまり、市場の動向次第で柔軟に判断する…ということで、まぁ、クレバーな物言いにしたことになりました。あと一回?あと二回?0.25%ずつで1.5%あたりと考えればよいのか。

◇このような中、NY為替は比較的落ち着いた値動き。ドル円は103円台後半で推移している。商品は、原油が大幅続落して一気に113ドル台。これに引きつられて金も安かった。金に関しては、昨日、このコーナーで触れたとおり、需給がめちゃくちゃ悪い。「需給?そんなの見てどうすんの?」なんてほざく専門家も一部いらっしゃるが、需給を見ずにしてどう分析すんの?

◇一方、穀物はというと、下げていた大豆が自律反発。期近は13ドル回復。ただしトウモロコシと小麦はまちまちな商状で方向感がつかみにくくなっている。コーヒーは3日続伸。粗糖も切り返しで小幅高。コーヒーに関しても、このコーナーで前に高値を期待していると述べたが、その気持ちは今も変わっていない。ブラジル大干ばつでコーヒーも粗糖も吹っ飛ぶ…なんて思いがある。これも、「うつろな根拠」があるのだが、また別な機会にでも……。。。

◇しかし、黄金連休の谷間だというのに、電車はいつものように人がワサワサいて、ゆったり座りながら…なんてことは無理でした。ってなことで、朝のラッシュなんのその、今日も一日、頑張りましょう。僕はといえば地獄の木曜日。週刊物の一斉締め切り日。髪を掻きむしり、目に涙をため、悶絶しながらの一日の予定です。

◇ではまた明日もよろしくお付き合いくださいませ。


Disclaimer
1)本レポートは、ドットコモディティ株式会社が信頼出来ると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成しておりますが、レポートに記載されている情報が正確であるとの保証は致しかねます。情報に関し不完全な場合もございます。本レポートに記載する価格、数値等は、過去の実績値、概算値、もしくは将来の予測値であり、実際の数値とは異なる場合があります。本レポートは将来の結果をお約束するものではございません。また本レポートに記載されている情報をいかなる目的で仕様される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本レポートにある情報の使用による結果についてドットコモディティ株式会社が責任を負うものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

2)本レポートに記載されている内容の著作権は、原則ドットコモディティ株式会社に帰属いたします。本レポートにおいて提供されている情報に関してドットコモディティ株式会社の承諾を得ずに当該情報の複製、販売、配布、公表、修正、頒布または営利目的での利用を行う権利を有しません。

 


  お問い合わせ   個人情報保護   サイトポリシー  
  Copyright (C) 2008 .Commodity, Inc All Rights Reserved