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小針秀夫


1960年生まれ。東京商品新聞編集部、商品市況研究所編集部(東京工業品取引所日報編集長)を経て、現在トーキョー・トレーダーズ・タイムズ社代表。商品取引員向けの企業情報だけではなく、通信社や専門誌、新聞社各社に商品市場の専門的な情報を配信している。商社、現物商、海外法人、シンクタンクなど、多彩な取材先と情報網がある。
 

ぐっどもーにん
コモディティ過去分

2008年7月

2008年6月

2008年5月

2008年4月


小針氏が代表のTokyo Traders Timesのレポートはこちら

Tokyo Traders Timesデイリーレポート

フューチャーズアナリスト

 

Aug 28 2008
「原油はハリケーン懸念から3日続伸」

◇おはようございます。

◇アフガンで日本人ボランティアが殺害された件は、本当に悲しい。心よりご冥福をお祈り申し上げます。慈愛の精神で見知らぬ国で頑張っている人を殺害する奴の心境が分からない。犯人を見つけ、八つ裂きにしてやりたい心境です。

◇さて、昨日も取り上げたハリケーンの件について、今回の「グスタフ」は、いったん熱帯低気圧に後退したものの、今後再びハリケーンへと勢力を強めるとの見通しである。関係者によると、勢力を一旦熱帯暴風レベルに弱めた「グスタフ」は、本日中にも再びハリケーンに発達し、来週月曜の9/1にも米石油生産の約3割を占めるメキシコ湾の北部沿岸に到達する見通し。この時点でカテゴリ3の強いハリケーンになると予想されており、メキシコ湾の石油施設の80%が閉鎖される見通し。ある予報モデルによると、3年前の「カトリーナ」や「リタ」のようなハリケーンになる可能性もあるとされている。

◇この結果、NY原油は3日続伸となり、更に製品市場ではガソリンの期近が急騰している。更に、原油在庫が予想外に取り崩されたことも支援材料となった。EIAが発表した8/22現在の原油在庫は前週比18万バレル減の3億0576万バレル。またガソリンも118万バレル減って1億9544万バレルだった。

◇この原油相場が上昇となる中、それ以外のマーケットは沈着冷静。貴金属、穀物などは多少の変動はあったものの同値圏で推移した。唯一、粗糖が単独で急落したが、これは最近の上げ過ぎに対する修正と見られる。原油やエタノール価格が高いうちはまだ買われることになりそうだ。

◇では また明日朝もよろしくお願い致します。


Aug 27 2008
「困ったもんタ・ブラザーズだ」

◇おはようございます。

◇去年あたりまで、この夏場の時期は、ハリケーンの発生が懸念され、また実際にハリケーンの被害が出るなどして、弱気なポジションは取りにくかったし、また弱気なことを言うと、村八分になったりした。しかし、折からの大掛かりな上値調整場面に入っていることから、ハリケーンによる天候リスクは薄れ、「そういえば…そんな要因もあったね」…程度にとどまってしまっていたわけだ。

◇ただ今回のハリケーン(グスタフ)はカリブ海から北西に進行、米メキシコ湾の原油・天然ガス生産施設を通過する可能性が出ていることから、原油マーケットはわずかではあるが反応を示している。ただし上昇幅はわずかで、戻り売り圧力が根強いことを示している。

◇参考までに、米国立ハリケーンセンターによると、このハリケーンは来週にも、勢力をカテゴリー4に強めて米製油所が集中するメキシコ湾に進入する見通しだとのこと。進路次第では米石油生産の約3割を占めるメキシコ湾の北部沿岸を直撃する可能性もあり原油供給への懸念が高まっている。

◇それとここにきて不気味な要因となっているのがロシアの動き。原油やその他レアメタルなどの資源売却で巨額の外貨を獲得したこの国の姿勢がまた強くなってきている。諸外国の対応などおかまいなしで、強気な自国論で動いているあたり、大変なことになりそうな雲行きだ。

◇…そういえば、オリンピックのハンドボールの予選で、中東の金持ち国が、勝手なジャッジで強気な姿勢を示したが、産油国は金に物言わせて、なんか強気だ。金持ち喧嘩せず…ではなく、金持ち大いに喧嘩する…である。困ったもんタ・ブラザーズだ(古っ!!!)

◇では また明日。


Aug 26 2008
「投資家は激しいジレンマに陥る」

◇おはようございます。

◇金融市場は依然として不安定。NY外為市場のドル円はIMFの世界成長率見通し下方修正を受けた景気懸念や、米証券大手リーマンブラザーズ買収の思惑が後退したことによる金融不安が増した事に伴って株が大幅に下落したこと、更にロシアと西側諸国の関係緊迫化懸念などに一時109.02円まで下落した。

◇最近の方程式から、ドルが弱くなると商品は買われる流れからすると、全体的に上昇しておかしくない場面となったが、方程式どおりとなったのは原油ぐらい。NY原油は期近が0.52ドル高の115.11ドルと順当な値動きだった。しかし、金、銀、プラチナが下がって、穀物のトウモロコシも下げ、更に粗糖とコーヒーも安値追いの場面となった。

◇穀物市場では、プロファーマーの生産高予想が注目されていたが、コーンが121億5200万ブッシェル(平均単収が153.3ブッシェル)で、米農務省の前回予想を1億3600万ブッシェル下回った。平均単収は前年実績を2.2ブッシェル上回って史上2番目の高水準予想。大豆の生産高予想は29億3000万ブッシェル(同39.95ブッシェル)となり、米農務省の前回予想を4300万ブッシェル下回った。平均単収は前年実績を1.25ブッシェル下回って5年ぶりの低水準。

◇こう見ると、従来の上げ相場のときであれば、支援材料と受け止められても不思議ではないが、原油相場に対する下値不安が底流している中、なかなか素直に反応できないという局面におかれているということなのであろう。ちなみに、昨日のシカゴは、大豆高のコーン安。なんとも方向性がなかった。

◇しかし、話しは戻って株価だが、どうにもならない感じ。引き続き信用不安が底流していることで、資産として株を持つことに不安感が底流している。これまでは、「じゃあコモディティへ」…という流れが出来ていたが、原油の高値からの崩落で、そう簡単にはいかなくなってきた。投資家が激しくジレンマに陥っているのは世界共通のようである。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Aug 25 2008
「怒りに触れた大魔神相場」

◇おはようございます。今週もよろしくお願いします。なんか雨降って秋風吹いてで、すっかり秋の風情。仕事が進む環境なのだが、オリンピック疲れで、どうも仕事にも熱が入りず、中途半端な今日この頃であります。

◇ところで、皆さん、もう読みました? あの世界的大ヒットの血液型「自分の説明書」。どうでした? 僕はB型なのですが、この本のとおりでした。作者のJamais Jamais氏が、僕のことを、そっとどこかで観察して、それを本にまとめた…なんて錯覚するほど、ズバリ的中でした。よく出来てます。「血液型?そんなの関係ねえーよ!!!」なんてほざく輩がたまにいますが、そんな面白くない奴、いっぺん読んでみろっ!!!って感じの内容でした。

◇我々B型人間は、世間的に、「少し頭がおかしい」とか、「自分勝手で協調性に欠ける」とか、「よく夜中に俳諧して歩く放火魔と化す」とか、「せっかく良くできているものを破壊するバカ」とか、「超変態」とか、「そのバカとか超変態を隠さず、むしろ自慢する」とか、いろいろと言われていますが、まったくそのとおりであることを、この本は暴露しています。

◇これまで、疑問に思っていた僕の理解不能な部分も、この本でけっこう明らかとなり、どこか、ホッと安堵すら覚えると同時に、「我々B型という特殊人間は、やっぱりこんなに変なんだ」と妙に納得したりします。

◇参考までに、どんなところが、そのまんまB型なのかというと、以下のような箇所でした。

・集団行動の中で一人だけフラフラ行動する
・楽天家といわれるけど実はけっこう考えている
・「変」といわれるとなんだかうれしい
・自分論が目白押し
・ホントはガラスの心を持っている
・だから本番に弱い。だから人見知り。だから傷つきやすい
・「不可能なことなんてホントはないんじゃないか?」って思う
・右と言われれば左と言う。それが基本
・ボケ〜としていても頭の中はものすごい速さで動いている
・座右の銘がある
・四文字熟語に惹かれる
・本質は違うのによく真逆に誤解される
・まわりがやる気満万だとやる気しない。逆にまわりがやる気ないと俄然やる気
・自分では爆笑ネタが人には受けない
・踏み越えようとする奴には「ここからは入ってくんな」オーラを出す
・キツイ冗談をメールで送って、その返事が返ってこないと不安
・眠っていて人に起こされるとキレる
・歌を口ずさんでいてそこに人が参加してくるとヤダ
・欠点を指摘されて一応納得したフリはするけど直す気はさらさら無い
・カミナリとか空の色がまがまがしいとワクワクする
・地味で面倒くさい作業や仕事を楽しむことができる
・ラッシュ時に、改札で自分の前の人がよくキップなどを詰ませることがよくある
・本気でパソコンにキレる

…などなど、挙げると枚挙にいとまがない。この本、全体が僕を分析して書いているようなのだ。皆さんはどうでした? ちなみにウチのかみさんは恐怖のAB型。口からヘビ出る分類の人種。

◇最後に、とってつけたように商品の話しですが、まったく怒りに触れた大魔神相場ですね。一寸先は病み的市場…魑魅魍魎化マーケット…なんて表現ができるところでしょうか。くわばら くわばら!!!

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Aug 22 2008
「ドル暴落で商品相場の急騰が再燃した」

◇おはようございます。少し、朝晩、涼しくなってきました。ウチあたりでは、秋の虫達が合唱し始めています。ただ昼間は相変わらずの蝉時雨ですけど。

◇強烈。21日の米国市場。最も変動したのが為替。ドルが暴落したことによって、それを眺めて商品に一斉に買いが入った。ドル安=商品高、ドル高=商品安の構図は連綿と続いているし、むしろ以前より鮮明になった感じもある。

◇NY原油は期近が5.62ドル高で121.18ドルまで上昇。3日連続で上げた。8/7以来で初めて120ドル台回復。ドル安を背景にファンドの買いが主導した。またジム・ロジャーズ氏が「最近の商品相場の下落は調整であって強気相場は終わっていない」との発言したことが強気に受け止められた。更に原油と金に関しては、米国とポーランドとのミサイル防衛網に関する合意に絡んだ地政学的リスクが材料視された。この結果、100ドル割れ…なんて見方は飛んでゆき、再び強気が舞い戻ってきた印象である。

◇農産物までが巻き込まれて暴騰し、大豆がストップ高近い高騰となった他、トウモロコシも小麦も高く、更にコーヒー、粗糖も堅調な商状である。各商品ともに、見ているところはドルと原油であり、この部分においても、2000年以降から続いている構図をそのまま踏襲していると見ざるを得ないのである。

◇しかし、ジムさん、要所・要所で語りますね。今回も、商品相場死んだ…なんて沈下した場面で、テコ入れするかのような強気コメント。そしてそれに反応するマーケット。ちょっと、稚拙な感じもするが、、、

◇最後に、昨日の女子ソフトボール。すばらしかったですね。感動しました。特に最後、上野投手が高々と一本指を空に突き上げて、一番をアピールするシーンは、誰もがあこがれるができない選ばれた人だけに与えられた特別な空間のような感じでした。うらやましい。すばらしい。うれしい。見ているこちら側も複雑な心境でした。男子野球・星野ジャパンも続くことができるのか…。。。

◇では また来週もよろしくお付き合いください。


Aug 21 2008
「寄せては返しまた返しては寄せる」

◇おはようございます。

◇本来、相場の値動きは、自然の波がそうであるように、寄せては返しまた返しては寄せる。上昇しても、下降しても、その動きがずっと続くのではなく、また元に戻ろうとする力が働くため、高下する運動が繰り返し繰り返し続く。

◇いつの時代、いつの場合も相場は普遍性を持って、上に下に動き、それは最近の相場にも当てはまる。ところが、どの相場も過去最高値圏にあることから、その上下動は大きく、単に修正とか調整とかいっても、一昔の相場でいうなら、かなり大きな波動となるわけで、その調整の場面で逆ポジションを取っていた場合、とても耐えられないほどのマイナス損になってしまう。

◇例えば、プラチナ触媒が構造的に増加する傾向にあるという一つの情報から、プラチナを2枚だけ買ったとする。プラチナは1枚500倍だから、2枚だと金と同じ1000倍になる。余談ながら、そのような建て方をするケースが多いと思う。そして、7000円付近で買っていた場合、それが今や5000円を割り込んで4700円台まで下げたわけで、高値からの下げ幅は2200円強である。つまり、ずっと抱えていたら220万円の損益となる。逆に売り建てしていれば220万の益である。

◇このように、単に、修正とはいえ、相場の変動があまりに大きいため、うまくポジション取りをしていかないと命取りになるし、逆手に取れば投機のチャンスでもある。

◇それと、この下げ相場も、いつまでも続くわけではないので、いつかは反転する。それがいつになるのかが問題なのだが、多くの商品が第2波が終わり、再び小幅な自律反発の場面を迎え、そしてまた下げ派動となって最終的な安値が出されるとのシナリオを描いている。一部の商品では、既に底入れ確認の段階に入りつつあるものもあるが、より大きな大勢波動としての右肩上がりはまだ終わっていないと考えられるため、買い一本で考えている投資家にとっては、ここは安値を出し切るのを待って、再び買い仕込むタイミングを計りたいところである。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Aug 20 2008
「大きく下げたもののまだ下値不安は解消されておらず」

◇おはようございます。お休みをいただき、すみませんでした。ゆっくり骨休みといきたかったのですが、そうも問屋は卸してくれませんでした。かえって疲れて肩こりがひどくなる有様でした。

◇普段の8月の商品相場は、メーカーらがお盆休みやら、欧米でも企業らが長期夏休みに入ることによって、いわゆる「夏枯れ」となり、動きが鈍くなることが一般的。投資家もどこかに遊びにいって不在となるでしょうし。ところが、2000年を境にした国際商品市況の大相場化で、8月の凪のような穏やかな相場が逆に珍しくなってきた。この8月の相場なんぞは、大掛かりな上値修正となり、雪崩のような下げ模様を強いられている。直近では、いくつかの商品が下げ止まりつつあるが、いつまた大幅に下げるか分からず、下値に不安を抱えたままの状態である。

◇思えば、全ての事の発端は、かのサブプライムローン問題。この事件を発端として、世界景気がいよいよ後退局面に入ってきたといえ、それに伴う商品需要の縮小・後退が杞憂されて買いが手仕舞いされたことによって大幅下落に至ったようである。

◇先週発表されたブルーチップ・エコノミック・インディケーターズ・サーベイという経済調査によると、エコノミストら50人は今後の米経済成長率予想を下方修正した。米経済がすでに景気後退の局面(ある年内に陥る)にあると見ているエコノミストは全体の56%。前月調査の55%から小幅増加した。次に、第3四半期のGDP伸び率予想は年率1.2%と、前月調査から0.1%ポイント低下。来年09年は1.7%から1.5%に低下。失業率は、景気減速を背景に08年12月に6%に上昇し、09年末までに6.1%に上昇すると予想されている。

◇つまり、これらの予想数値の意味するところは、サブプライムローン問題が既に解決されて、景気後退も既に収まっているとの一部の楽観的な見方を否定するものであり、影響は、来年も続くと見る向きが圧倒していることを物語っている。ということは…商品相場の下げも、まだ継続する可能性が高い…ということを示唆しているようにも受け止められる。

◇商品の中でも、明らかに、自律的な下げでは説明がつかない暴落となっている銘柄がいつくかあり、それは景気後退による需要の減退の部分が意識されて売られているということだといえる。中でも堅調なのがプラチナ。一時、2200ドル台まで上昇していた相場は、ついに1300ドルまで下げてきた。このわずか3カ月で、1000ドルが削られてしまった。

◇いずれにしても、下値不安はまだ解消されていない。参考に、オーストラリア・ニュージーランド銀行グループは18日、商品相場が下期(7-12月)にさらに10%下落するとの見通しを示した。プラチナなどのメタル全体や原油、鉄鉱石の相場見通しを10%引き下げた上、2008−10年の見通しについては25%下方修正している。

◇今週は残り3日間ですが、気合を入れて乗り切りましょう。ではまた明日。


Aug 15 2008
「まだもう一発の下げがあるのではなかろうか?」

◇おはようございます。

◇確かに、一部の楽観的な人が吼えているように、マーケットは目先の底を入れ、反発歩調となってきそうな雲行きである。国際商品は高値から20〜25%程度も下げ、十分下げた印象がある。ただし、いったん自律的に反発して、もう一発、修正安が待っている感じもあって、なかなか買いつくことができない。そう、もう何度も言っている、あの言葉「山高ければ谷深し」である。

◇国際商品全体の値動きを示すCRB指数を見ると、473ポイントから最近の急落で400ポイントの大台を割り込むほど急落している。しかし、まだ底入れだとは見て取れない。週足ベースで見ると、ストキャスティック、RSI(相対力指数)、ADオシレーター、MACDともにまだ売り指示のままである。更に、高値から3分の2押しが常道だと思うので、350ポイント付近まで下げてこないと底入れは完全に終わらないと見られるのだ。だから、ここはいったん相場が上昇しても、あくまでそれは一時的であり、再び下落する、つまり、ここでようやく最終の押しが入るというパターンになると見ている。

◇従って、原油はまだ100ドル割れが懸念されるまま推移しそうだし、また金に関しても、800ドル割れは回避できず、750〜770ドル付近まで下げて不思議でないと見られるのだ。

◇さてさて、北京オリンピック。北島選手の2冠で日本中が沸いてますが、昨日あたりは日本の弱さばかりが目だって悲しい。男子バレーボールは中国と競って最後に負け、女子卓球も韓国に負けた。柔道も男女ともに初戦で敗退。女子ホッケーも負け。金が期待される野球も、台湾に一杯一杯で勝った感じ。特に男子バレーボールはふがいない。おまけ的に付け足すと、男子サッカーなんぞは、早々と負けが決まり、結果的に一勝もできなかった。惨敗である。期待ばかりが先行した。

◇鈴木桂治も金に一番近いなどと言われ、結局、一勝もできなかった。見ていると、緊張感がないし、驕りがあったように思えてしょうがない。いやいや、あれだけコロコロと畳を転がる感じだと、…単に、弱かったのか? まぁ、素人目なのでご勘弁。

◇今日、僕は銀座で寅さん見てきます。朝から気合入っています。皆さんもよい週末を。それとすみません。来週ですが、月曜日のドットコモディティ Dailyレポートと月曜日と火曜日のグッドモーニンがお休みです。ご迷惑さまです。


Aug 14 2008
「急転直下、穀物ストップ高・原油も急反発」

◇おはようございます。

◇下げ過ぎの反動から、シカゴ市場は急激な自律反発。大豆は70¢高、小麦が60¢高、トウモロコシが30¢高と、各市場ともにストップ高。前日にUSDAが8月の需給見通しを発表、この内容が好感されて12日のシカゴは限られた範囲ではあったものの反発した。その流れが13日の市況にも反映されて買いが先行した。

◇ただ、この需給統計のどれがプラス材料と受け止められたのは不明である。トウモロコシは、供給合計が138億7800万ブッシェルで、7月時より5億5000万ブッシェルの上方修正。期末在庫も8億3300万ブッシェルから11億3300万ブッシェルへと上方修正された。在庫率は9.08%と9%台に乗せてきた。大豆は、逆に供給は下方修正。期末在庫も1億4000万ブッシェルから1億3500万ブッシェルへと若干ではあったものの下方修正された。在庫率は4.53%となり、0.14%も下方修正された。需給内容からすると、大豆買いのトウモロコシ売りである。しかし市場では、トータル的に買い材料と受け止めたのか、大豆から買われ、追随的な流れから、トウモロコシと小麦も大幅上昇する展開。

◇一方、原油も上昇した。4日ぶりの上げ。ガソリン在庫が639万バレル取り崩され、事前予想の3倍を上回る減少となった影響からガソリン市況が高騰し期近が3ドル近くまで跳ね上がった(前日比3.1%)流れが飛び火し、ヒーティングオイル、WTIともに堅調な流れとなった。原油に関しては、イランのOPEC関係者が「OPECは次回の9月総会で減産を検討する可能性がある」と発言したこともプラス材料。結局、WTI原油期近は一時117.46ドルまで反発し、前日比2.99ドル高の116.00ドル。ただし、一時的な自律反発の可能性があり、戻したところが再び売られ、110ドル台に突入してくる懸念は払拭できない。

◇昨日も興奮しました。柔道女子の金、フェンシングの銀、水泳バタフライの銅とどれもすばらしい結果でした。更に昨日からは星野ジャパンの野球も始まりました。チャンネル合わせもMHK、BS1、BShi、そして民法とクルクル・ガチャガチャ。雄たけびが入り交わりながら、暑い夏は更にヒートアップするのです。

◇では また明日。


Aug 13 2008
「金は8月大幅続落だがまだ下げ余地ある?」

◇おはようございます。

◇昨日、おもわず大声で「1本!!」とガッツポーズをしつつ、叫んでしまいました。ありがとう。谷本選手。深夜放送の女子サッカーも、極めてエキサイティングでした。対ノルウェー戦でまさかの5対1。シュートしたボールがことごとくゴールに吸い込まれる。頼むから、男子サッカー陣にサッカーを教えてくれ。余談ながら、おもわず「1本!!」と叫んだ瞬間、ウチのカミサンは誰かと電話中。「うるさい。バカ」続いて電話先の相手に「ごめんね大声出して。うちの旦那バカで」って。なんじゃあ!! 日本柔道が金メダルを取った瞬間見ないで、電話している非国民が!!! …というのが昨夜の我が家でした。いずれにしても、日本の中で、あのビーテイフォーな谷本の1本を見ていない日本人が少なくとも2人はいたことになる。

◇商品市況も、ある意味エキサイティング。特に最近は金が。8月に入ってから、ただの一度も上昇することなく、下げに継ぐ下げ。これは金じゃなくてプラチナかしら…と錯覚してしまうかのような大掛かりな下げである。7/31に直近高値で934.5ドル(12月限ベース)であったことからすると、8/12時点の安値808.6ドルに至るまでは125.9ドル下げ。率で13.5%である。更に、今年3月の高値1033.9ドルを基点にすると、そこからの下げ幅は225.3ドル、率で21.8%。

◇参考までに、同じように、直近の高値から最近の下落による下げ率は、原油が約25%、大豆が27%、トウモロコシが35%である。このことからすると、金の21.8%は、まだ「軽いほうの下げ」という感じである。逆に、原油や大豆と同じような下げ比率になるとするなら、まだ下げ余地があるというか、当面もより鋭角に下げておかしくないという結論が導き出される。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Aug 12 2008
「大幅に下げているが調整安の範囲との専門家の見方」

◇おはようございます。北島康介選手やりました。平100mオリンピック2連覇。日本中が沸きました。ただし悲し。オグシオ・バトミントン。あんな雰囲気の中じゃあ気の毒だ。いくらホームとはいえ、少しは遠慮しろよって感じ。柔道も、判定がおかしい。いつものことだけど。

◇さて、週明け11日のNYはまた驚くほど下げた。中でも金の下げがきつかった。8月に入ってからは、ただの一度も浮上することなく、1日から始まった相場下落は7日連続を記録した。週明け11日の下げは、その下げ幅が30ドルを超える大幅なものとなったばかりではなく、重要な下値サポート・ラインであった850ドルを割り込んだところにある。

◇今の相場上昇の基点を2007年レベルの650ドル付近に置くと、そこからの上昇は約400ドル。この上昇幅に対して、どの程度調整が進むのかによると思うのだが、高値から3分の2押しとして、高値から260ドル下げ。ということは、770ドル付近に、一応の目標を置いておきたいところである。

◇ところで、もっと重要なことであるが、この高原相場、というか、1000ドルを超えた過去最高値1033.9ドルで金相場が天井をつけてしまったのかどうかであるが、かの丸紅の柴田さんと昨夜お話ししたところでは、まだまだ強気で見ていらっしゃる。今の相場の下げは一時的で、底入れ後は、再びアップ・トレンドに復調してくるとのこと。理由は、需給構造がまったく変わっていないから。これまでの上昇は、産業改革・構造革命を促すための催促相場であったが、それにもかかわらず、原油市場でもその他の市場でも、なにも教訓を生かせないまま来てしまっているので、基本的な価格上昇は避けられない…としている。さすがに高尚な分析である。

◇参考までに、この柴田さんの市況分析の詳細については、まだ原稿を起こしていないが、近く、8月中のTOCOMナビ(http://www.tocom-navi.com/pro/topics/)に掲載する予定である。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Aug 11 2008
「相手を叩きのめすほどの気合が必要」

◇おはようございます。今週も一週間、よろしくお願いします。

◇オリンピック始まりました。柔らゃんは負けて、初戦は男女ともにダメ。サッカーも男女ともにアメリカに負けてダメ。特に男子サッカーはひどかった。目をつぶってもゴールというシーンで、なんと、トンネル。考えられないボンミス。

◇日本サッカーはとにかく下手糞。この週末は味の素スタジアムで読売と新潟の試合をたまたま見たが、草サッカーである。特に新潟はひどかった。たくさんの赤いユニホームを着た応援団が来ていたが、あれじゃあ、応援する人に失礼というもの。前半だけで3対0.。あまりにワンサイドだったので、前場(失礼!!前半戦)で帰ってきた。

◇強烈だったのは、ベルディの応援団。”ここはブラジルか”…という本場仕込みっぽいサンバのリズム。踊る踊る。跳ねる跳ねる。飛ぶ飛ぶ。コブシを突き上げる上げる。いやいや、世界最強ではないかしら。あんな草サッカーで、あの応援。なんとも…いやはやである。ただ、あの仲間に入って、一緒に飛び跳ねたら、どんなに楽しいかという感じのマサイ族ジャンプだった。

◇しかしこの週末のコモディティはまたもすさまじい爆発的な下げ模様。原油が大暴落し、貴金属も非鉄も下げた。更に、小麦、大豆とコーンも急落して、更にコーヒーや粗糖などのソフト・コモディティも急落した。原油は、ついに114ドル台。同じ値幅でもう一発深い下げがあれば、一気に110ドルを割り込んで100ドルが強く意識されてくることになる。

◇今のコモディティの様相は、サッカーや柔道などの試合でいうなら、まさに死闘である。相手を叩きのめすほどの気合が伴わないと食われてしまいそうだ。


Aug 08 2008
「商品取引は情報最先端の知的ゲーム」

◇おはようございます。今日からいよいよオリンピック。テレビに釘付けで睡眠不足となりそうです。

◇さて、毎朝、とある元外銀ディーラーの方からいただいている為替情報があるのだが、今日の記事は魘される。見出しは、『破綻…「FX投資」社長…客の金で豪遊の大罪』というもの。昨日も為替について少し触れたが、主婦や学生にまで広がった「外国為替証拠金取引(FX)」ではあるが、まるで一部には打ち出の小槌のように喧伝されたこともあり、投資に打ち出の小槌などあるわけがなく、当然、喜怒こもごもなのである。しかも、一部の取引業者が破綻、証拠金が戻ってこない事例もある。その一つが、「アルファFX事件」。約20億円の負債を抱えて破綻したが、経営実態のひどさに、詐欺以上の大罪があると指摘することの記事に憤りを感じざるを得ないのである。

◇このレポによると、経営破綻したアルファ社の社長は植原正成氏(50)。もとより為替取引の仲介会社にいた植原社長について、次のように指摘している。「ヤツは大勢の愛人を抱えて好き放題に遊んでいた。その元手は顧客から預かった証拠金だったのです」…と。投資家が、為替取引をする証拠金を自分の金にしてしまう行為は、会社を隠れ蓑にした犯罪組織である。

◇ましてや、FX取引自体が、その変動の要素・要因が分かりにくく、利益を上げることが難しいにもかかわらず、という実態の中で、ましてや勝負する前に詐欺に合うなんて、投資家は浮かばれないのである。このような点も、ブラックボックス的で嫌なのである。早く、法規制を正さないと、ますます被害は増えるばかりであろう。

◇その点、といってはなんなんだが、今の時代の商品取引は、はっきりいって、フェアプレイ。真っ向から、知識、分析、情報、のガチンコ勝負。ほんと、情報最先端の知的ゲームなのであります。

◇では また来週もよろしくお付き合いください。


Aug 07 2008
「相場の波乱にて・逆・心頭滅却・的な心境」

◇おはようございます。

◇最近、ファニーメイ(米連邦住宅抵当公社)とフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)の経営不安の見方が広がっている。少し前までのキーワードはサブプライムローン問題だったが、ここ最近は、この2社の社名が良く出てくる。昨日は、フレディマックの4-6月期決算が発表され、「純損益8.21億ドル(約900億円)の赤字、1株あたり損失1.63ドル」だった。かなり深刻な事態であることが数字で示されたわけだが、ところが…6日のNY外為は、米金融不安によるドル売りが加速するとの見方が否定されるばかりでなく、逆に、ドル円は日本の景気後退懸念を受けた円売りが加速、1/10以来約7カ月ぶりの大幅なドル高・円安。ドルは一時高値で109.89円まで上昇した。

◇僕が聞いている限り、多くの経済アナリスト・シンクタンク系がドル安・円高を予想、一部は、1ドル100円突破は間違いないとの見方が有力だっただけに、この逆に動きは、専門家の見通しを逆行している。確かに、直読みすれば、サブプライムローン問題に端を発した金融に対する杞憂から、ドルの下落は容易に予想はされたのだ。。。(だから、といって、予想を外したアナリスト達を一概に責めたりはしたくない。僕的にも、為替相場は嫌いだ。だって、訳が分からんから…。こんな理外の理の相場ってあり?って思っちゃう。FXは、はっきりいって素人しか手が出せない。正直、怖くって…)

◇とにもかくにも、ドルは対円で110円近くまで戻してきた。ビックリなのである。ちなみに、ユーロ・ドルは弱いドイツ経済指標や原油相場の続落に連れたユーロ売りや米債券利回り上昇に伴うドル買いに1.5481ドルから1.5398ドルまで下落し、1.5406ドルで引けている。

◇こんなドル高の環境の中で、米国の国際商品は安値指向の展開が続いている。大豆やトウモロコシも引き続き大幅続落、原油も3日続落、金も小安い。

◇話は、今日のオチへと向かっていきますが、暑さで、ただでさえ鈍っている(弱っている?)思考回路が飛んでいるため、オチらしいオチを導き出せぬまま、逆・心頭滅却・にて火ますます暑く感じる今日この頃。相場の波乱で、むしろ心頭暴発・なんて感じです。

◇では また明日朝もよろしくお付き合いください。


Aug 06 2008
「一蓮托生的O満身創痍的≠的な下げ」

◇おはようございます。お休みをいただき申し訳ありません。少し泳いだだけでお休みも瞬き一つで終わってしまいました。と同時に、ちょっとやそっとじゃあ、メタボの体が元に戻らないことを痛感しました。おそるべしスーパーメタボ!! といっている間に、プレオリンピックのごとく、今日から競技は開始ですね。火蓋を切るのは女子サッカー。がんばれニッポン。

◇阿鼻叫喚の如し、あるいは、つるべ落としの如く、商品は、ぐぃ〜〜ん、ぐぃ〜んと音を立てるかのように下げてきていますね。国際商品の先導役として上昇をリードしてきた原油が大幅に続落、インフレ懸念も後退するとあって、原油ばかりが注目されているものの、現実には、穀物などの相場の下げが鋭角。週明け4日などは、大豆がキチガイのように下げて、それにビックリして、トウモロコシもナンダ、ナンダという感じで連動安。いうなれば、一蓮托生的O満身創痍的≠的な下げなのである。

◇先行して下げてきた小麦が今年2月の高値13.3ドルから7ドル近くまで下げ、ほぼ半値安。まだ下値のメドは立たず、6ドル台まで落ち込む可能性が出ている中、大豆も本格的な下げであり、16ドル台の高値から一気に12ドル台まで下げてきた。当面は4/1の安値11.065ドル向かいとなるだろう。トウモロコシも、そしかすると5ドル割れとなるやも知れぬ。いやいや、この流れだと、今の上昇相場の基点である4ドル近くまで下げる可能性すらある。

◇最近、こんな相場となってきたことから良く使わせてもらっている「山高ければ谷深し」の格言がスズーンと、一段と重く響いてくる。

◇この悪い流れに変化がでてくるとするならば、12日のUSDA需給見通しの発表を契機としたものだと考えられるが、逆に、内容いかんによっては、下げに拍車がかけられる可能性があるため、博打的気分で内容を見守るしかないという部分も否定できないのである。

◇今週から世間的にはオリンピック・ムード。でも、世間様のように浮かれることができない厳しい我々の相場の世界。…「そこが渡世人のつらいところよ」。ちょっとカッコつけ過ぎであるが、寅さん語録から少し引っ張り出してみたかった。


Aug 01 2008
「仕掛けどころのタイミングが大事」

◇おはようございます。あと一週間ですね。オリンピック開催まで。2008年8月8日8時8分開始。あえて大阪弁で…「やりすぎちゃうの?」

◇注目された新規失業保険申請件数は5年ぶりの高水準に増加、また4-6月期GDP速報値が年率で1.9%と予想を下回り、さらに07年10-12月期GDPがマイナス成長に下方修正されたことなどから、一段と米国景気に対しリセッション懸念が強まった。米株価は下落しダウは205.67ドル安の1万1378.02ドルで取引終了。サブプライムローン問題の根本的な治癒がなされていない中、解消されたのではないかとの幻想から楽観的な思惑が浮上する一方、実体経済の悪さが数値で示されて悲観論が再浮上するという繰り返しである。この結果、依然として、ドルの動き、株価の動きとも不安定なままである。

◇こうした中、原油相場はまたまた下落した。地合いが安定しない一進一退の場面である。米国の先行き景気懸念が強まり、原油需要が減少するとの見方から売りが主導する場面。実際、同じタイミングで発表された米エネルギー省による過去4週平均の燃料需要は前年同期比で2.4%下回る結果となっている。

◇最近、大豆やトウモロコシも大幅にいったん歯止めをかけ、テクニカルなラリーの様相が濃くなっており、こちらも方向感が判断しにくい。このような中、粗糖の上昇が目立っている。いったん14¢から一気に12¢まで暴落したものの、12¢割れの値位置から急反発となり、29日の急騰を皮切りに3連発。この3日間で連日0.50¢ずつの暴騰である。値位置は一気にほぼ14¢に達してきた。

◇こう見ると、仕掛けどころはタイミングが大事である。いくら相場観が当っていても、仕掛けどころを一つ間違えると、その後もうまいこと波に乗れないままとなってしまう。人生と同じである。

◇…今週も一週間早かったですね。来週は、前半、夏休みをいただきます。すみません。次回は6日からの予定です。暑いので、皆さんもお体はご自愛ください。



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