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  江守哲の今日のひと言
 
上席ストラテジスト
江守 哲


住友商事、外資系メタルディーリング会社を経て、2000年より現職。日本で最初の「コモディティストラテジスト」として活躍中。2004年からの原油価格の高騰、2005年のドル高など、的確な分析で実績を挙げている。

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June 29, 2007
年後半のマーケットは...!?

 バイオ燃料や穀物価格、さらにその影響を受ける食品価格など、最近はコーン・大豆関係の取材があっという的に増えてきました。先日の「週刊エコノミスト」での寄稿記事の影響も大きいようで、昨日も今年の初めに原油価格の見通しを掲載していただいた大手経済雑誌の方が取材にいらっしゃいました。ついさきほどはある民放のテレビ局の方からも取材のお電話を頂き、最近の食糧品関連のニュースを取り上げるかもしれないとおっしゃっていました。食に関する問題は石油問題以上に重要だというのが私の考え方です。石油がないと生活は確かに困りますが、食糧がなければもっと困ります。一方で食糧を運ぶために燃料を使うので、結局は両方がないとどうしようもないわけですが...。それにしても、米国の政策がこのような深刻な問題を引き起こしていることを考えると、非常につらいというか、さびしいというか、そのような気持ちになってしまいますね...。世界的な枠組みで、しっかりと取り組まなければならない問題です。自分に何が出来るかを真剣に考えていかなければなりませんね。

 ところで、今日で上半期のマーケットが終わりました。株価は思ったほど上昇しませんでしたが、年後半に期待したいところです。私のスタンスは変わりません。また、原油が70ドルに乗せましたね...。これは正直想定外です。市場の考えと私の考えが違っていたようです。反省しなければなりませんね。いまのマーケットはあまりに多くのファクターが複雑に絡み合っているので、ある側面だけを見ていてもどうしようもなくなってきています。最近でもその傾向がますます強くなっているように思います。年後半も波乱があるかもしれませんが、あわてず冷静に見ていきたいと考えています。なお、「コモディティ投資戦略マンスリーレポート7月号」は本日中に掲載される予定です。年後半のスタートを切る前に是非お読みいただければと思います。

 さて、来週からは新たなスタートを切ることになりそうです。これまで同様、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします。詳しい内容はホームページ等でご確認ください。

 それではよい週末を!


June 28, 2007
ゴム相場はどうなるのか...?

 明日で今月のマーケットも終わりです。そして上半期も終わりになります。今年は思いのほかコモディティ市場が堅調で、もっと下げると思っていましたが、そうは行きませんでしたね。そんな中でもっとも注目していた穀物市場における投資戦略で相応の成果が出たことは、個人的にはうれしい限りです。ゴム相場は予想以上に弱かったので、ちょっと残念でしたが、総じて悪くない結果だったように思います。7月以降は貴金属と石油に注目していきたいと考えています。今年の夏相場がどのような形になるのか、特に原油相場には興味がありますね。皆さんと一緒にじっくりと見ていきたいと考えています。

 さて、今日のマーケットですが、ゴム相場が崩れましたね...。正直に言うと、戻すのはかなり難しいと思っていました。5月に上海、6月に青島で講演を行った際には、「中国の皆さんの買い次第では戻しますよ」と話しましたが、反応が全くありませんでしたからね...。すでに需要期もピークをすぎて、これからどうなるか、想像しただけでちょっと怖いですね。明日一日ありますが、今のトレンドはかなり強いものになるかもしれません。今後の見通しなどについては、明日発行予定の「コモディティ投資戦略マンスリーレポート7月号」でご確認ください。

 一方、調整モードに入りかけていた株価ですが、すでに底打ちした可能性も出てきました。最近の値動きパターンを見ると、高値から7日間ほどで底値を確認して切り返すケースが多いですね。今回の高値は6月20日で、昨日が27日。昨日の安値がすでに底値になった可能性が出てきているわけです。そうなると、今度は戻りのタイミングと水準ですが、8月16日あたりで19250円程度がターゲットになってきそうです。7月は季節的にも上がりにくいですし、まして今年は参院選があります。取引が細る可能性が極めて高い中で下げたところは買いなのかもしれませんね。そして、12月には2万円突破です。そうなるかどうか、もちろん誰にもわかりませんが、信じるものだけがよい年末を迎えることができる、そんな相場展開になると考えています。


June 27, 2007
コモディティ相場に転換の兆しが...

 今日は一転して暑い日になっています。また、外に出ると蒸しますね...。体が疲れやすい季節になってきましたが、こういうときはとにかく熟睡するに限りますね。私はカーテンなしで寝るようにしていますが、いまのように明るくなる時間が早い時期は、ぐっすり寝るとすっきり目が覚めますよ。もっとも、冬でも起きる時間は同じで、出勤時もまだ真っ暗闇ですけどね...(笑)。でも、夏の季節だけでも早起きするのも悪くないのですよね。

 さて、今日のマーケットですが、コモディティ市場は全体的に大きく下げています。特に円高に振れたこともあり、東京市場は厳しいですね...。メタル、石油、ゴム...。海外相場が上昇した大豆はひとり気を吐く状況になっていますが、CRB指数が大きく低下したようにコモディティ相場に下落リスクが出始めています。今回はドルが下げていない中での売りですので、かなり注意が必要ですね。株価も米国はそれほど下げていないわけですし、サブプライムローンなど影響が投資マネーの収縮の形で現れているのかもしれませんね。この状況でヘッジファンドが破綻したとなれば、市場はまたパニックに陥るかもしれません。しばらくは緊張感のある状況が続きそうです。

 また、株価も調整モードですね...。月内の日経平均株価の19000円回復は厳しくなってしまいましたね。どうも国内の勢いがないのですが、投資家の興味がないことが直接的な原因でしょうね。7月29日には参院選も控えていますし、政治に対する不透明感から買いが入りにくい面もありそうです。今の動きは参院選の自民党敗北を織り込みに入っている状況ですので、軟調に推移するのは仕方がありません。むしろ早く織り込んでしまえば、最終的には外国人投資家の売りの株価への影響も軽微で済むでしょう。過去2回の選挙日の変更の際には、自民党はいずれも大敗しているそうですね。このジンクスにあえて挑戦した安倍首相には敬意を表したいと思いますが(笑)、年金問題がこれだけこじれた後ですから、ここから立て直すのは至難の業です。いずれにしても、徐々に株価への影響は薄れていくでしょう。7月は上値の重い状況にならざるを得ませんが、年後半の上昇相場を見越して、じっくりと押し目を狙っていくようにしたいものです。


June 26, 2007
海外市場ではまたもヘッジファンドが...。

 今日も梅雨空です。このような天気だと、気分的にもあまり乗ってきませんね...。この数日はレポートを読んだり、これまでの投資戦略の練り直しのベース作業などをしています。明日辺りまでこれを繰り返し、来月からの見通しを決めるつもりです。どうにもわかりにくい相場展開にありますので、あまり思い切った方向性は出せないかもしれません。しかし、7月というのは昨年は原油相場が暴落したりと結構大きな動きもあったりしますので、気が抜けませんね。暑くなる前にマーケットがしぼんでしまう可能性もあるかもしれません...。穀物相場がややおかしくなっていますので、銘柄的にはコーン・大豆が要注意でしょうか...。

 さて、今日のマーケットですが、全般的に軟調ですね。円高に振れていることもありますし、海外市場の動きもいまひとつですからね。大豆とコーヒーの下げ幅が大きいのが目立ちます。プラチナも5100円を回復したかと思いきや、すぐに大幅安。まだまだ方向感があるとはいえない展開です。CRB指数も再び下方向に向かい始めました。原油相場が昨日安値から戻したので暴落は避けられましたが、CRB指数を初めとしてコモディティインデックスの大半が石油関連銘柄ですので、原油相場の下落は指数低下の直接的な理由になるだけに、この数日の動きは重要ですね。在庫発表がトリガーとなるのかどうか、今回は興味深い動きになるような気がします。

 一方、海外市場では、大手金融機関の投資先のヘッジファンド破綻の報道で持ちきりですね。「LTCM破綻の際の恨みを晴らすとき」といったような少し物騒な話も聞こえてきます。それにしても、金融市場というのは数年ごとに同じことを繰り返していますね...。学習効果がないというか、やはりマーケット環境がよくなると気が緩むのでしょう。最終的には過剰投資が失敗の直接的な要因になるわけで、この点さえ気をつければ大きな損失につながらないはずです。せっかくの投資機会を失わないためにも、ストップロスをおいたり、投資先を分散したりして、リスクを軽減しながら投資するようにしたいものです。


June 25, 2007
今週で上半期も終わり...。

 少しは梅雨らしい天気になってきましたね。しかし、土曜日は暑かったですね...。私も一日中外に居ましたが、さすがにちょっと頭が痛くなり、ボーっとしましたね。熱中症の一歩手前だったような感じで、危なかったですね。昨日は朝早くからチームの試合に付き合い、久しぶりに指揮も取りましたが、ちょうど試合が終わったころから雨となり、午後は久しぶりにゆっくり出来ました。今日も午前中は雨でしたが、これが本来の梅雨の天気ですし、夏に入る前にはしっかりと降っておかないとだめですよね。

 さて、今日のマーケットですが、シカゴの穀物相場の暴落で東京市場での動きが気になっていましたが、予想したほどは下がりませんでしたね...。要因が異なる場合もありますから、なかなか難しいですね。しかし、相場の方向性としてはかなり見えてきた感じもあります。コーンの作柄は最近はやや悪化気味ですが、それでも過去の平均に比べるとまだ高い水準を維持していますからね。あと、注目したいのが12月限の動きです。1994年の動きと同じパターンになっているのは大いに気になりますね...。当時は2.7ドルレベルからわずか一ヶ月で2.2ドルを割り込むところまで急落し、その後も年末まで2.2ドル以下の水準で低迷しました。もっとも、その翌年の95年から96年に掛けて大暴騰相場になりましたが...。同じパターンになるかどうかはもちろんわかりません。同じようになるかどうかは、まずは340セント近辺にある重要なポイントに注目しておくとよいでしょう。あとは週末の四半期在庫と作付面積の確定値の発表待ちですね。

 今週で6月も終わりです。上半期の総括と下半期の見通しなどを立てる時期に入ってきますね。今年は思ったほどコモディティ相場が下げなかったので、かなり意外感を持ってマーケットを見ています。これはファンダメンタルズ要因以上に投資マネーの価格に与える影響が強いことが原因です。今後もこの状況が続きそうです。これらのマネーフローのファクターも考慮したうえで、年後半の見通しを立ててみたいと考えています。


June 22, 2007
ドル円相場は予想通り円安方向に...!。

 今日はエタノールに関するセミナーに参加してきました。テーマが時節を捉えていることもあり、多数の方が参加されていました。他の方のお話を聞くと勉強になりますが、今日は特にいろいろ勉強になりましたね。私自身も7月11日にバイオ燃料のフォーラムで講演をしますが、参考になる話が多かったので一部を取り上げさせていただこうと考えています。いろんな角度から話をしたほうが、聞きにいらっしゃる方も参考になるでしょうからね。

 さて、今日のマーケットですが、ドル円相場が124円台に乗せました。昨年末に予想した方向に向かっている感じです。最低でも125円、場合によっては135円までのドル高・円安というのが昨年末に立てた予想でした。金融機関向けセミナーや「Forecast 2007」レポートでも解説していた通りです。私が参加している、銀行・証券などの金融機関関係の方々がメンバーの「為替研究会」でも円安を唱えてきました。前回、前々回の予想はおそらく私がもっとも近かったはずです(というのは、仕事の関係で出席できず、予想だけを提出していましたので)。会合は毎月行われていますが、次回の予想は125円ですでに出してあります。果たしでどうなりますか...。この一ヶ月で1円上昇すれば、節目の125円に到達です。あとは一気に行くのか、それとも125円が意識されて一旦下げるのか...。それにしても、為替予想はこの5年ほどはほとんどピタリと的中していますね(とマーケット関係者からよく言われます)。自分でも不思議な感じです。それだけセオリーどおりに動いているといえそうです。目先の方向性で決めるのではなく、大局を見ていることが上手くいっている理由なのかもしれません。為替関係者の見通しは立場上、どうしても目先の動きの方向になりがちですから...。

 一方、コモディティ相場ですが、今日は海外市場で下げたコーン・大豆が急落ですね。注意したいのはコーンの動きです。短期的なサポートラインを割り込んできましたので、かなり強い材料が出ないと反応しづらいのではないかと考えています。もちろん、天候相場ですのでいつ何時急騰するかはわかりませんが、地合いは徐々に悪化しつつあることだけは確かです。以前にも2月の高値を超えないとレポートなどで書いてきましたが、少なくともここまでは想定通りです。受粉期を迎え、ここからが本当の正念場ですが、これを乗り切ってしまうと思わぬ下げがあるかもしれません。市場全体が強気に傾いているだけに、昨年の原油相場のようにならなければよいのですが...。いまはリスクをとるなら下方向だと見ています。

 最後に今日の過熱銘柄です。東京市場ではプラチナ、パラジウム、中部大阪灯油、NON−GMO大豆、アラビカコーヒー、ロブスタコーヒー、粗糖です。海外市場ではプラチナ、鉛、RBOB、ヒーティングオイル、綿花です。逆に売られすぎ銘柄は、海外市場のニッケル、コーンです。参考にしてください。

 それではよい週末を!


June 21, 2007
依然として多い過熱銘柄...。

 今日も暑いです...。でも、知り合いからの便りによると、NYは少し涼しいようですね。でも、明日から東京は雨のようです。週末も少し崩れるようですが、この時期の雨は夏のことを考えると貴重です。しっかり降ってほしいですね(そうなると、土曜日は練習が休みになるのでゆっくりできるかも...)。

 さて、今日のマーケットですが、株式市場が堅調でしたね。米国株の崩れから大きく下げて始まりましたが、その後は徐々に水準を回復し、大引けではプラス圏で引けています。この動きを本物の強さと見るべきかどうか...。株式市場新聞で毎週水曜日に連載していますが、そこでは「6月末に日経平均株価19000円」とぶち上げていますので、到達してもらわないと...(笑)。あと6営業日で750円ですか...。正直なところ、かなり厳しいですね。それでも年末には2万円の大台に乗る可能性が高いとみていますので、あまり短期的な動きに一喜一憂しないほうがよさそうですね(株価に対しては超楽観的です)。

 一方、コモディティ相場ですが、石油相場が海外市場の下げにもかかわらず上昇していますね。特にガソリンの期近の上昇が目立ちます。その影響からか期先も上昇していますね。最近掲載している過熱感・売られすぎを示す指数ですが、今日の時点では、東京市場では、プラチナ、パラジウム、原油、コーン、Non−GMO大豆、海外市場では鉛、WTI、ブレント、RBOB、ヒーティングオイルが過熱気味ですね。また、石油銘柄はかなり無理をして上げているように見えます。米国の石油在庫統計の内容からもそのことが裏付けられますね。今後は7週間ほどで迎えるガソリン需要のピークに対して供給がどのような形で収まるかですね。それまでは上昇リスクが残りますが、その後は下げに転じる可能性が高そうです。短期と長期の取引スパンをしっかりと分けた上で取引するようにしたいところです。


June 20, 2007
「エコノミスト」の記事に早速の反響が...。

 今日はまた暑いですね...。梅雨入りしたとたんに暑い日が続くという、何か皮肉な感じですね。今日の日差しは夏そのもの。まぶしいばかりです。今日はランチをはさんで外出していましたが、ビルの中と外の気温差にやられてしまいそうです。地下鉄もすごい冷房が効いていますので、体がおかしくなりそうですね。しかし、温暖化の影響で気温が上がっているため、エアコンの稼働状況もこれまで以上に活発になっていることでしょう。このような悪循環が世界で繰り返されていますが、本当に何かを考えないといけませんね...。

 昨日発売された「週刊エコノミスト」での私の寄稿記事ですが、早速反応がありました。国内のある穀物関係の大手企業の方が私のコメントの内容に興味を持たれたということです。今週号は特にタイトルが「穀物バブル」ですし、目に引きやすいカラーでしたから、手に取られた方も少なくないと思います。また、“ネタ”がまさにタイムリーですしね。いまはバイオ燃料と穀物価格の上昇がマスコミの中でもテーマになっているようです。原油価格も依然として高いのですが、もう誰も触れなくなりましたね...。今度原油市場が取り上げられるとすれば、下げたときでしょうか...。下げる可能性については、年初から国内外のメディアで言及していますので、実際に下げるようなことになればコメントを求められるかもしれませんね。

 さて、本日のマーケットですが、コモディティ相場はさらに買われすぎの銘柄が増えていますね。昨日ご紹介した銘柄ごとの状況では、過熱感を示していたコーン、大豆が見事に下げました。海外市場ではNYMEX・RBOBも下げています。さて、今日の引け時点では、東京市場では、パラジウム、原油、コーン、Non−GMO大豆、粗糖、海外市場ではWTI、ブレント、ヒーティングオイル、砂糖に過熱感が示されています。また、CRB指数にも過熱感が示されていることも付け加えておきましょう。これらの動きを見る限り、コモディティ相場はかなり高い水準にまで買われてしまったことは明白なようです。あとは、原油相場がどうなるかでしょう。主要コモディティインデックスの構成銘柄のうち、原油を中心とした石油銘柄の比率は極端に大きいですからね。あと、穀物相場が引き続き大きく下げるようなことになれば、指数の下落に拍車が掛かるかもしれません。いずれにしても、重要な局面ですので、注意してみていくようにしたいところです。


June 19, 2007
過熱気味の銘柄が増加しているが...。

 昨日で仕事がようやく一段落しました。7月11日に行う日本で最初の大規模なバイオ燃料フォーラムでの講演の資料を提出したからです。パワーポイントで40ページも及ぶ資料になりました。資料作りにはいつも時間が掛かりますが、実際には作る前のデータ集めや分析に時間を要します。幸い、3月にマレーシアで世界規模のバイオ燃料のカンファレンスですでに講演していましたので、今回はかなり助かりました。それでも今回は日本語で資料を作る必要がありましたので、すべて作り直しではありましたが...。今回のフォーラムではスピーカーを務めるわけですが、ほかの方の講演やブースなどでのプレゼンも楽しみです。いろいろ勉強できそうですね。なんといってもいまもっとも注目されている分野ですからね!

 コモディティ相場は今後の方向性を占う上で重要なポイントにあります。CRB指数が長期のダウントレンドを上抜けした可能性が出てきており、今月の動きが極めて重要な状況になっています。原油価格が値を戻してきたことや、穀物相場が引き続き高値を維持していることなどが背景にありますが、果たしてこの状況が今後も続くのでしょうか...。判断が難しいところではありますが、どうやら投資家はまだまだ強気のようです。もしかすると、今回の調整はこれで終わり、再び上昇期h工に戻していくのかもしれません。正直なところ、現在のコモディティ価格の推移に対しては強い違和感がありますが、これもマーケット。受け入れざるを得ませんね...。

 ところで、私が毎日チェックしている独自に構築した銘柄分ツールによると、現在過熱感が示されている銘柄は、東京市場ではプラチナ、パラジウム、アルミ、コーン、大豆、海外市場ではWTI、ブレント原油、NYMEX・RBOB、同ヒーティングオイルです。亜鉛、鉛もかなり高いですね。ニッケルはつい最近まで売られすぎ感が示されていましたが、指標が示す通りに価格は戻りました。小麦も買われすぎを示していましたので、指標通りに下げ始めています。とにかく、現在、これだけの銘柄に過熱感が示されているのですから、全体的にコモディティ価格が高くなりすぎていることがわかると思います。全体の指数もかなり割高になっていることを示していますので、警戒感が必要ということになります。これはあくまで私独自の指標による判断ですから、正しいかどうかの保証はもちろんありません。しかし、多少は参考になるのではないでしょうか...。いずれにしても、コモディティ市場のターニングポイントに来ていることだけは確かです。今一度、長期的な視点に立って分析をしてみたいと考えています。


June 18, 2007
寄稿記事が「週間エコノミスト」に掲載!

 週末は暑かったですね。2日間とも外にいましたので、すでに真夏のような日焼けです。気をつけなければならないのでしょうが、そうも言ってられません(笑)。しかし、こんなに晴れてしまうと水不足の心配も出てきますね。空梅雨にならなければよいのですが...。

 さて、先週もお知らせした通り、本日発売の「週刊エコノミスト(毎日新聞社)」に私の寄稿記事が掲載されています(30ページにあります)。今週号は「穀物バブル」という、バイオ燃料と食糧の穀物での争奪戦に関する内容の特集です。エコノミストは私も毎週かかさず読んでいる経済雑誌のひとつですが、私が執筆するのは2回目ですね。前回は原油相場の見通しが的中したことで依頼が来ましたが、今回は穀物相場に関しての依頼でしたので、広がりが出てきたという点では個人的には嬉しいですね。

 というのも、一部には「石油市場の専門家」と見ているかたも少なくないようですから。また、今の仕事をするようになってからマスコミに出ることが多くなりましたので、マスコミの方も私がアナリストだと思っているようです。これは大きな間違いですね。私自身は、もともとはいま注目の「銅」のトレーダーです。10年前まではロンドンでも外資系企業の中で唯一の日本人として仕事をしていましたし、世界各国を飛び回っていたわけですから。また、LME(ロンドン金属取引所)での取引も相当やりましたし、最後には取引所に関する本まで出版「LME入門(総合法令出版)」してしまったくらいですからね(日本人が執筆した日本で最初のLME取引の解説本となりました)。このような経歴ですから、私は常にトレーダー感覚でレポートも書いているつもりです。この点がレポートの読者に伝わっていれば幸いですね。

 それはともかく、今回の依頼は穀物の話ということで、いろいろ勉強もしました。最近なってようやく感覚がつかめてきたところですね。そのおかげで、昨年のコーン・大豆価格の急騰直前の9月末に買い推奨を出すことも出来ましたから。最近ではバイオ燃料との関係で石油市場と穀物市場の両方を理解できていないとわからなくなってしまう状況ですので、まだまだ理解を深めていく必要があると考えています。また、これに関連しますが、7月11日にはバイオ燃料に関する日本で最大級のカンファレンスでの講師の依頼を受けています。これまでの分析の集大成的なお話ができるのではないかと考えています。詳しい内容については弊社ホームページでも紹介していますので、是非ご覧ください。


June 15, 2007
コモディティ相場は不穏な動きに...???

 昨日の雨も上がり、天気は回復傾向です。また、今日の値動きを見るかぎり、株式市場もコモディティ市場も同様の方向にあるようです。一部にささやかれていたヘッジファンドによる仕掛け的な売りも一巡した感じですし、金利急騰で慌てた債券ロング筋の整理も一巡したのではないでしょうか。そうであれば、来週以降が株式市場に大いに期待が持てそうです。コモディティ市場も同じ方向に動くことになりそうですが、気になるのはやはりドル相場ですね。ドル高基調は今後も続くと見ていますが、これは円ベースでは上昇要因となりますが、ドル建てで取引されるコモディティ価格には下落要因となります。しかし、インデックスファンド系のフローが断続的に入っていることや、すでに買っているポジションの整理がなされないことから、結果的にコモディティ価格はフェアバリューから3〜5割も高い水準が保たれています。コモディティ価格が本来の水準にまで調整するのは、オリンピック以降になるまで待たなければならないようです。もしかすると、2010年ごろまで引っ張るかもしれませんね...。

 さて、今日のマーケットですが、全体的に上昇しています。ただし、気になるのはゴム相場ですね...。今日の動きを見る限り、かなり不透明感が強くなってきた感じがします。また、砂糖相場にも注意が必要だと感じています。あとは小麦相場ですね...。国内ではマーケットがないので取引できないのが残念ですが、いまもっともホットな銘柄でしょう。小麦相場の動向がコーン・大豆相場にも大きな影響を与えそうです。これらのマーケットの見方については、「コモディティ投資戦略ウィークリーレポート」を参照してください。

 さて、来週初めに先日お知らせした「週刊エコノミスト(毎日新聞社)」に穀物市場に関する私の寄稿記事が掲載される予定です。穀物価格の上昇の本質と今後の見方について解説しています。様々な方から意見を頂戴できればと考えております。また、7月11日はバイオ燃料に関する国内で最大級のカンファレンスでも講演をする予定です。詳しい内容は当社ホームページに掲載されていますので、そちらを参考にしてください。

 それではよい週末を!


June 14, 2007
為替相場は想定通りの方向に!

 今日は一転して涼しいですね。これから雨が降るようですが、最近は木曜から金曜にかけて雨が降る日が多いように思います。毎週末に野球の練習があるので、常に天候には注意していますが、このサイクルはかなり長く続いているように感じます。そういえば、先週日曜日はすごい雨でしたね...。土砂降りの中でバーベキューをやってましたけど(笑)。そんな感じで徐々に雨が降る日が増えてきていますが、今日から梅雨入りだそうですね。雨が降るのも当然といえば当然です。それより、米国コーンベルト東部に雨が降ってほしいところです(笑)。天候相場もさすがにやりすぎになってしましたからね...。

 さて、今日のマーケットですが、為替相場が動き始めています。特に目立つのがドル円ですね。昨日の東京時間に122円台に乗せましたが、この水準をオーバーナイトで維持できるかに注目していました。結果をみると、なんとか122円台を維持して東京に帰ってきました。これでしばらくはドル高・円安方向に行きやすくなりましたね。まずは125円でしょうが、これは私が昨年末に設定した第一ターゲットです。これを超えると一気に上に放れるでしょうが、さすがに135円は難しいかもしれませんね。ただし、来年中にこの水準にまで到達するとの見通しはいまのところ変えていません。上手くいけば年末までに128円ぐらいまで上昇するでしょう。そうなれば、来年には135円は十分到達可能となるでしょう。あとはユーロドル相場ですね。1.32ドルを割り込むかどうか...。割り込むとさすがにメタル相場は耐えられないでしょう。方向としては下げ方向を見ていますので、為替相場からは目が離せませんね。

 さて、明日は毎週レギュラー出演している「ストックボイス」に電話出演します。株式市場ではコモディティ市場の中でもいまはニッケル相場に関心があるようです。ここ数日で急落し、4万ドルの大台を割り込み、ニッケル関連株も大きく下げていましたからね...。今回の下げの背景にはいくつかの要因があるわけですが、一番大きいのはやはり取引所の裁定でしょうね。LME(ロンドン金属取引所)ではよくあることですが、さすがに市場がタイトになりすぎたということでしょう。このような展開はなかなか読めませんが、市場がタイト化したときには今後も注意が必要ですね。


June 13, 2007
天気予報に気をつけろ...!?

 今日も暑いですね。これからはこれが普通になっていくでしょうから、その前提で毎日を過ごすことになりそうです。いまはまだ朝晩は過ごしやすいのでいいのですが、これが一日中暑くなってくると本物の夏ということになります。今年は暑くなるとの予報も出ているようですが、長期予想はよく外れるので私はあまり気にしていません。マーケットだと短期予想の方が難しいですが、天気予報はその逆ですね。海外市場でもラ・ニーニャを期待した動きになっているような気もしますし、注意した方がよさそうですね。予報が外れると大変なことになりそうです。もっとも、私の場合には投資戦略には天候要因を全く加味していません。気候に変化があり、マーケットへの影響が出ることが確定的になった時点で初めて対応する手法をとっています。ですから、市場関係者の多くがコメントするように、「今年は暑いから穀物が上昇する」とか、「ハリケーンが来るのでガソリンが暴騰する」いうような期待を込めた分析や投資戦略の提供をすることはありません。天候要因を前提に投資戦略を組み立てると、期待が外れたときに本当に悲惨になりますからね。昨年の米国ガソリン相場のように...。

 さて、今日のマーケットですが、東京市場は石油銘柄が下げ渋っていますね。メタル相場も円安で下げ渋りました。ゴムも戻しましたね...。辛うじて上昇基調は維持されています。しかし、全体的に不透明感というか不安定さが増してきているように思います。上昇と下落が順番に来ているような感じですが、明日も全体的に弱い動きになるようだと注意が必要です。もちろん、穀物相場にも注意が必要です。買い材料は天候要因のみ。降雨があれば暴落する素地がありますので、前述のように“期待”で取引するのは避けたいものです。

 最後にお知らせですが、来週月曜日に発売になる「週刊エコノミスト(毎日新聞社)」に寄稿記事が掲載される予定です。中身は見てのお楽しみ...ですね。いま話題の“あのテーマ”が特集される予定と聞いています。これは私が今年3月にマレーシアで講演をしたテーマですが(ここまで書けばわかってしまいますね)、最近の原料価格高騰の背景などについて解説しています。また、7月にも同じテーマで講演することになっており、今週はその準備で大忙しです。今年に入ってからこのテーマに関してはかなり調べて分析もしてきましたので、講演では様々な角度から興味深いお話が出来ると思っています。講演に関する詳しい内容についてはタイミングをみてお知らせすることにします。まずは、来週のエコノミストを是非ご購読ください。


June 12, 2007
インデックス投資よりも有利な方法とは...!?

 今日は暑くなるとの天気予報だったので、とうとう半そでを着てきました。しかし、外は本当に暑いですね。ランチの約束があり、歩ける距離だったので少し歩きましたが、かなり強い日差しでした。いよいよ夏に入った感じですね。暑い日が続くと体調も崩しがちになりますので、気をつけたいと思います。

 さて、昨日のシカゴ市場での穀物相場はすごい動きでした。明らかに天候相場を演出したい向きの動きでしょう。コーンは需給タイト感が払拭されないのは理解できますが、それ以上に上昇することを前提とした動きになっているようにしか見えません..ファンドも大量に買っていますので、下げると困るのでしょうが、これだけ割高に買われているとどうなのかなぁと考えてしまいますね。大豆はむしろ対コーンでは割安ですが、これは来年度まで解消されないかもしれません。小麦も高いのですが、これは需給面からは仕方がないのでしょう。いずれにしても、コーンの割高感が目立つ状況は変わっていません。最終的な結末がどのようになるのか...。もう一ヶ月程度はこのような状況が続くことを覚悟しながら見ていくしかありませんね。

 しかし、今週はもっと下げていくかと思いましたが、なかなか下げ渋っている印象です。以前と違って無理に売ってくる向きもいませんし、インデックスファンドが大量に買っていますので、構造的に下げにくくなっていることも要因として挙げられます。そのインデックス投資ですが、海外市場ではコモディティのインデックスオンリーの投資手法に警笛を鳴らす向きも出始めました。これは私が以前から申し上げていることですが、海外でもようやくそのような声が聞こえ始めたわけです。インデックス投資は上昇に賭けるわけですから、相場が上がらなかった場合には逃げ場がありません。しかし、ファンダメンタルズ運用であれば、マーケットの変化を捉えて上手く利益を上げるチャンスがあります。あくまでチャンスでしかありませんが、これは極めて重要なポイントです。私がこの数年間提供してきた、実運用を前提とした投資戦略レポート上での運用成績は、現在購入することが出来る世界の主要コモディティ・インデックスの上昇率をはるかに上回っています。これはすでにレポートをお読みいただいている方はご承知のことと思います。日本でこのようなタイプのコモディティ・ファンドがいつ始まるか、これがいまもっとも興味のある点です。


June 11, 2007
ドル相場の上昇に要注意!

 先週は中国・青島で開催されたゴムに関するフォーラムで講演をしました。多くのゴム関係者が参加していた模様で、昼・夜を問わず様々な方々と交流をしました。講演では今後のゴム市場の動向に関する見方を解説しましたが、先日上海での講演の際に感じた雰囲気と総じて同じでしたね。詳しい話はレポートをお読みいただきたいと思いますが、マーケットの方向性は読みにくいというのが率直な感想です。ただし、現物業者の方々からはいくつかヒントももらいましたので、このあたりを参考にしながら、投資戦略を再構築したいと考えています。それにしても、今回の出張はきつかったですね...お酒が(笑)。宴会時の乾杯(簡単に言うと一気飲みです)は久しぶりにきましたね...。しかし、赤ワインで一気飲みをする慣習はいつまで続くのでしょうか。経済成長を続けても、この慣習だけは変わらないのでしょうね(笑)。

 さて、今日のマーケットですが、先週末のマーケットで世界的なコモディティ相場の暴落がありましたので、今日は大きく下げると思いましたが、それほどではありませんでしたね。金価格もそれほど下げていませんし、プラチナなどはプラス圏で引けているくらいです。もっとも、石油相場は相変わらず厳しいですね。海外市場の状況が思わしくないですから、これも仕方がないところです。驚いたのは穀物相場ですね。シカゴ市場の夜間取引の暴騰はコーンベルトでの少雨が要因のようですが、それにしても天候相場もちょっとやりすぎのような気がしますね。投機的な動きになっているのは明白なので、参加される場合にはそれなりの覚悟が必要であることを認識された上で取引するようにしてください。それだけ買いも売りもリスクが高いですから。

 今後の注目点ではやはりドル相場だと思います。金利上昇を市場は嫌気していますし、ドル高基調になりつつあること考慮すれば、コモディティ相場にはネガティブ材料になります。これまでは株価とコモディティ価格は連動していましたが、徐々にその動きにも警戒が必要かもしれません。そもそも水準だけをいえばコモディティ価格が全般的に相当割高ですので、調整余地が大きいからです。株式市場でPERが高いと買われにくいのですが、コモディティ市場ではそんなことはお構いなしです。だからこそ高い水準にあるわけですからね。常に注意が必要であることを十分理解したうえで取引することが肝要です。


June 05, 2007
バイオ燃料の将来性は...?

 最近の新聞・経済雑誌・テレビなどを見ていると、「バイオ燃料」という文字を目にしない日はありません。日本もバイオガソリンを導入するなど、いよいよ動き出したと言う状況です。しかし、個人的には昨今の農産物を利用したバイオ燃料の生産拡大の動きには反対です。人間が生きていくために必要な穀物などを優先的に燃料に回すのはどうかと思いますし、実際に価格も高騰しているわけですから、影響は大きくなりつつあります。もっとも理解できないのは、米国ブッシュ政権の動きですね。この数年の政策は全くつじつまが合っておらず、場当たり的です。エタノール政策や最近の温暖化対策に関する発言など、今まで言ってきたことを振り返ってほしいですね。また、世界のメディアにも批判めいた記事やコメントが増えています。これまで米国中心に回ってきた世界のフレームが、地球温暖化を機に大きく変わるかもしれません。特に中国や欧州にとっては大きなチャンスかもしれませんね。

 さて、今日のマーケットですが、石油相場の上げだけが目立ちますね。急に上げてきて何が起きているのかよくわかりませんが、注目度は以前に比べて格段に低くなってしまいましたね...。海外市場でも同じような状況ですし、時期が時期だけに穀物相場の動きが気になる方も少なくないと思います。それでもやはり石油相場はコモディティ市場の中心的な存在ですし、その影響を受ける銘柄が少なくないですから、しっかりと見ておく必要はありますね。特に注目しておきたいのは米国ガソリン需給。例年のことではありますが、これに尽きるでしょうね。

 明日から8日まで中国に出張します。中国ゴム工業会主催のフォーラムで講演をすることになっています。上海でも多くの質問を受けましたが、今回は現物業者の方も多数参加されると聞いていますので、いろいろな話を聞けると楽しみにしています。昨年の同時期は中国の買いで相場はヒートアップしていましたね。私は昨年5月中旬の中国での講演で、「6月に天井をつけて下げる」と指摘し、その通りになってしまいました。現在、中国のゴム関係のフォーラムにわざわざ呼ばれるのは、相場の見通しが的中したからですね。しかし、今の相場は難しいので、あまり安易なことはいえないと思っています。今回の出張で新しい情報を得ることができれば、それをもとに投資戦略を組み立てなおしたいと考えています。現地情報も含めてレポートなどを通じてフィードバックしたいと思います。

 なお、モーニングレポートと本コーナーは今週いっぱいお休みします。また、週末に発行しているウィークリーレポートも休刊となります。あらかじめご了承ください。

 それではまた来週の月曜日に。


June 04, 2007
ドル上昇の可能性とリスクは...!?

 週末の早慶戦は盛り上がったようですね。ニュースで見るかぎり、超満員でしたね。私が現役のころもそれなりに入ってはいましたが、もちろんこのような入りではなかったですね。やはり早稲田の斎藤投手の効果は大きいですね。さて、結果は我が慶応が斎藤投手に押さえ込まれ、負けてしまいました。勝てば優勝の可能性が残っていただけに残念です。しかし、それにしても斎藤投手は実力と運の両方を兼ね備えたすばらしい選手ですね。あれだけの人を呼べる人間はそういませんからね。これで日本一になれば、昨夏に続いてとなりますね。六大学代表として是非頑張ってほしいですね。

 さて、今日のマーケットですが、金・銀相場とコーヒー相場の上昇が目立ちましたね。下げているのはアルミぐらいですね。今日はドル円相場が円安だったことがかなり影響している感じですが、金相場の上昇が他銘柄にも好影響を与えているようにも感じました、今の時期の金相場の上昇をどのように捉えるのか、非常に難しいと感じています。セオリー通りであれば、先週末に発行した「コモディティ投資戦略マンスリーレポート6月号」で解説したような動きになると思うのですが...。今の段階ではもちろんはっきりしたことはいえませんが、これまでの値動きがあまりにある一定のパターン通りなので、ついついバイアスをかけて見てしまいがちです。いずれにしても、違和感のある相場展開ですので、何らかの調整的な動きがあってしかるべきであると考えています。

 一方、為替相場が徐々に円安方向に向かい始めています。ドル金利が上昇し始めていますので、その影響は欧州通貨にも現れてくる可能性があります。ユーロ、ポンドは高値を維持していますが、明日のECB理事会後のトリシェ総裁の発言内容次第ではドル上昇の場面もあり得ると思います。これまでのドルの過小評価の反動がそろそろ見られ始めてもよいころでしょう。そうなれば、コモディティ相場にも多少の影響が出てくるでしょう。ユーロが1.34ドルを割り込んだときのリスクについて備えておいた方がよさそうです。

 さて今週ですが、すでにお知らせしている通り、6月6〜8日は再び中国に出張しますので不在にします。その期間のこのコーナーとモーニングレポートはお休みしますので、あらかじめご了承ください。


June 01, 2007
金相場の今後の展開は...?

 今日は朝方雨が降るなど、最近は本当に不安定な気候の日が多いですね。週末はまあまあのようですが、急にひと雨来ることもあるかもしれませんね。週末といえば早慶戦ですね。早稲田の斎藤投手が先発する可能性もあるようで、明日の神宮は超満員でしょう。慶応にもまだ優勝の可能性が残っているようですし、是非いい試合をしてほしいですね。本当は球場で見たいのですが、おそらくチケットは入手できないでしょうし、いつものように練習に参加するつもりです...。

 さて、今日のマーケットですが、どうしても株価に目が行きますね。今年は4年に一度の米大統領選挙前年ですし、上昇の確率が戦後では100%ということもあり、強気姿勢を貫いてきました。幸い、ここままでは順調にきましたが、問題が日本株でした。しかし、昨日から勢いが出始めていますし、ファンドマネージャーもポートフォリオにおける日本株のウェイトが極端に低くなっている事に気づき始めたのではないでしょうか...。そうなれば、機械的に日本株を買わざるを得なくなります。「押し目は常に買い」としてきたことが、いまになって効いてきましたね。この調子で今月までに日経平均株価があと1000円程度上げくれればシナリオ通りとなるのですが、果たしてどうでしょうか...?来週以降も強気スタンスでよいでしょう。

 一方、コモディティ市場のほうですが、今日は全般的に堅調でした。昨日・今日と「コモディティ投資戦略マンスリー6月号」を作成していましたが、金相場の上昇の絵が描きにくい状況になっていると感じています。つまり、さまざまなファクターを考慮すれば、500ドル台半ばから前半の水準が適正レベルと試算されます。投資資金ががっちりと下値を支えていますので、このような水準にまで下げる可能性は低いと思いますが、原油価格との関係を見てもちょっとどうかなぁと思います。この点の詳しい解説については、レポートで確認してください。

 来週は6月6〜8日は再び中国に出張しますので不在にします。その期間のこのコーナーとモーニングレポートはお休みしますので、あらかじめご了承ください。なお、月曜・火曜日は通常通りです。

 それではよい週末を!



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