July 25, 2007 コモディティ市場は調整色の強い動きに...。
梅雨明け間近...とはいうものの、なかなかすぐにというわけではないのですね。でも、気持ちのよい天気です。これが徐々に気温が上がって、週末辺りからは本格的な夏になりそうですね。そんななか、今日は先日新聞などでも取り上げられていた「金ETF」の上場に関わった方とランチをしました。これまでのいきさつや現状、将来性などについて、いろんな意見をお聞きしました。コモディティ市場への関心が高まっていることは事実ですし、これからも投資マネーが流入してくるでしょうが、日本ではその受け皿がないのが現状です。金ETFが成功し、コモディティ投資がさらに次のステージに進むことができればよいと考えています。次はやはりブルベア型のファンド、さらに裁量型のロング・ショートファンドでしょう。ここがコモディティ投資の大きなターニングポイントになるはずです。個人的にもいろいろ関与していきたいと考えています。
それにしても、昨日の米国株の下げには驚きましたね。やはりサブプライムローン問題は根が深いのかも知れません...。私自身、ちょっと甘く見ていたところもありますね。バーナンキFRB議長が指摘するように、問題となっている不良債権は500億ドルから1000億ドル程度あるようですね。過去のヘッジファンドの巨額損失の例では、LTCMが約50億ドル、天然ガス取引で失敗したアマランスが60億ドルといわれていますので、それに比べても大きいことがわかります。ヘッジファンドのケースでは政府やFRBが手を回して辛うじて追加的な市場の損失は回避されましたが、今回は注意が必要かもしれませんね。これに加えてドル安が進行しています。特に円はかなり厳しい動きになる可能性が出てきています。120円割れはひとつの節目でもありますし、これまで円安を演出してきた日本の個人投資家のフローが大きく変化するかもしれません。特にクロス円は直撃かもしれませんね。手仕舞い売りが殺到すると、一時的に思いがけない動きになるかもしれませんので、確かに注意は必要ですね。。
さて、今日のマーケットですが、ほとんどの銘柄が下げていますね。株価もそうですし、コモディティ銘柄もそうです。やはる原油相場の下げは大きいですね...。CRB指数もまた下向きになりつつあります。昨年末に、「今年のコモディティ指数はあまり上昇しない」と申し上げましたが、実際には小幅な上昇にとどまっています。昨年末は307.26ポイントで、昨日時点が317.89ポイントですからね。315ポイントを割り込まなければ上昇基調は継続していると判断してよさそうですが、原油価格がさらに下げるようだとそうはいかなくなりそうです...。中期的にも買われすぎ感が高まっていますし、目先の動きには要注意です。本日の米国石油在庫統計がポイントになるかもしれませんね。
ところで、昨日もお知らせしましたように、本日のロイターのコラム「インサイト」に寄稿文が掲載されました。コモディティ・ファンドと投資家の動向などについての考察です。私独自の見方なので、やや偏っている面もありますが、そのあたりはご容赦ください(いつものことではありますが)。
最後にお知らせです。毎日夕方に発行している「投資戦略レポート」ですが、明日の分は都合により明後日の朝の配信といたします。ご迷惑をお掛けしますが、あらかじめご了承ください。
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