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  江守哲の今日のひと言
 
江守 哲


【プロフィール】

住友商事、外資系メタルディーリング会社、三井物産フューチャーズ、アストマックス・フューチャーズを経て、2007年8月よりアストマックス(株)運用部ファンドマネージャー。日本で最初のコモディティ・ストラテジストとして活躍し、現在はファンドマネージャーとしてコモディティ市場での運用業務に携わっている。2004年からの原油価格の高騰、2005年のドル高など、的確な分析で実績を上げている。

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Sep 28, 2007
海上運賃の上昇が意味するものとは...?

 今日はまた暑さが戻ってくるとの天気予報でしたが、また明日からは秋らしい天気になるとか...。秋晴れは気持ちのよいものですが、一方で野球もありますし(今回は台東区の方に遠征でナイターでの試合です)、また週末はあっという間に終わりそうですね...(笑)。

   バルチック海運指数が史上最高値を更新しています。この指数は世界の海上運賃の指標でもあり、私もチェックしている指数です。この指数が上昇すると、日本や中国などの輸入国は輸入する原油や穀物などの購入コストが上昇することになります。これがそれぞれのコモディティ市場に反映される形になります。コモディティ市場というのは、基本的なものの価格は品質や受け渡し条件などで決まりますが、受け渡し地の違いも価格に反映されます。そのひとつの要因は海上運賃の動向というわけです。中国のCPIを見ていますと、バルチック海運指数の動きと一致していることがわかります。中国が消費する消費財のコストが海上運賃の上昇によって上昇し、結果的に輸入物価が上昇してそれが最終消費財に転嫁されてCPIが上昇するわけです。最近は穀物価格の上昇もあり、中国国内の穀物価格やこれらを飼料として使用する家畜、さらにそれらから生産される食肉のコストが大幅に上昇し、食品関連のCPIが急騰しています。このあたりを政府がコントロールできるかどうかが、今後の中国経済のポイントになってくると見ています。来年の北京五輪がひとつの契機になるかもしれませんね。

 さて、今日はこれからJOGMEC主催のセミナーの講師をします。そのため、レポート作成の時間がとれないことから、本日のデイリーレポートとマンスリーレポート10月号は10月1日(月)の配信とさせていただきます。あらかじめご了承ください。

 それではよい週末を!


Sep 27, 2007
株価の戻りは本物か...!?

 今日は最初からのマーケットの話でいきましょう。株価動向ですが、昨日あたりから本格的な戻りを試す動きに入っていますね。日経平均株価は16500円の節目を超えてきたことから、テクニカル的にも買いが入りやすくなったように感じます。海外市場でも米国株が堅調に推移しており、一時期のサブプライムローン問題をきっかけとした株安の流れは一旦止まった感じですね。結果的にFOMCでの50bpの利下げが功を奏したといえます。日経平均株価については、17000円を明確に上抜けるかどうかが極めて重要なポイントになっています。これを超えてくれば崩れていたトレンドが戻り、2003年以降のアップトレンドに回帰できることになります。明日は中間期末でもあり、ドレッシング買いが入る可能性も否定できません(もっとも、昔のように露骨にはできなくなっていますが)。17000円を回復できれば、日本の政局の不透明さなどを嫌気して買いを手控えてきた外国人投資家も何らかの行動を起こす可能性があります。そうなれば、予想以上に早い段階で18000円台を回復するかもしれません。10月相場はこのような観点からも注目していきたいと考えています。

   一方、コモディティ市場ですが、昨日取り上げた穀物相場は今日も期近が大きく変動し、今日はストップ安まで売り込まれました。またまた不透明な動きですね...。このような動きは正直なところよくわかりませんので、シカゴ市場を中心に見るようにしたいですね。あとは原油相場の動きです。昨日発表された米国の原油在庫が増加したにもかかわらず、WTIは上昇しています。この動きもある意味では不透明ともいえますが、市場はまだ強気で見ているといえそうです。10月相場は大きく変動する可能性があると見ています。来週からの相場にはよりいっそうの注意が必要となりそうです。

 さて、明日はJOGMEC主催のベースメタル、貴金属、レアメタル関連のセミナーで講師をします。100名を超える方の参加が予定されているとのことで、私のほうもいつも以上に頑張ってやりたいと考えています。もしかすると、懐かしい方々にもお会いできるかもしれません。楽しみのほうが多いですね。また、他の講師の方のお話を聞けるのも楽しみです。自らもしっかりと勉強してきたいと考えています。

 このような事情から、明日のデイリーレポートとマンスリーレポート10月号は10月1日(月)の発表とさせていただきます。あらかじめご了承ください。また、明日は毎週金曜日恒例の「ストックボイス」に電話で生出演します。お時間のある方は是非お聞きください。


Sep 26, 2007
10月相場への備えを!

 気がつくと今週で9月も終わりですね。さすがに暑かった季節も終わりに近づいているようです。半袖もさすがにそろそろ終わりでしょうか...。10月以降はマーケットのほうも年末に向けた動きに入りますので、値動きが出てくると考えています。これまでのトレンドを踏襲するのか、それとも新たな動きが出てくるのか...。サブプライムローン問題もまだ解決したわけではないですし、楽観できない状況が続きそうです。このような不透明なときだからこそ、セオリーにしたがってあわてず冷静に判断したいものです。

   今日のマーケットですが、株価が底堅く推移したのが目に付きました。また、石油銘柄が下げる一方で、それ以外の銘柄は堅調に推移したのも目立ちます。貴金属相場が相変わらず底堅いのと、久しぶりにアルミが上昇しています。また、ゴム相場も260円の節目を久しぶりに超えてきました。石油銘柄の影響を受けにくくなっている点には注目しておきたいですね。以前にも解説したように、金と原油のレシオに変化が見られるかもしれません。10月は金相場・原油相場ともに季節的にも転換期になる可能性が高いので、これまで以上に注目していきたいところです。

 一方、穀物相場は不透明な動きですね...。このような見方で片付けてはいけないのでしょうけど、期近と期先、さらには海外相場との連動性のなさが気になります。期近は海上運賃の上昇を材料に挙げる向きもあるようですが、それだけではちょっと苦しいような気もします。週末には全米四半期在庫も発表になりますし、もう少し冷静に見たいところです。もっとも、市場はすでに来年度相場を視野に入れた動きを見せ始めているようにも思います。2008年の限月の動きをしっかりと見極めるとようにしたいところです。


Sep 25, 2007
短期間での上昇後の動きに注意!

 今月2回目の3連休はいかがでしたでしょうか?天気もよく、あっという間に終わった感じですね。私は野球三昧の3日間でした。中学生の80チーム以上が出場していた首都圏のトーナメントがあり、私がコーチをしているチームが準優勝したので、個人的には気分がいいですね。もっとも、優勝ではなかったので、チームとしてはまた課題が出来ました。今後の練習にも気合が入ることでしょう。しかし、いまの中学生は体も大きいし、投げるボールも速いし、すごいですね。私がやっていたころとはレベルが違います。私が教えるレベルも必然的にかなり高いものになっています。それをこなすのですから、これまたすごいことです。それにしても、上手くなっていくのを見ていると嬉しいものですね。来年の大会が楽しみです。

   さて、今日のマーケットですが、一部のコモディティ市場に変化が見え始めているのでしょうか、少し上値が重くなってきた印象があります。金相場も下げ基調気味ですし、原油も大きく下げています。非常に短期的なことを言えば、それぞれ節目の720ドル、80ドルを割り込むかどうかがポイントになりそうです。ともに基調は強いのでしょうけど、それにしても最近の上げは急ピッチでしたので、相応の調整はあってしかるべきでしょう。問題はその後ですが、それぞれ個別要因で動く可能性があります。直近のコモディティ相場はドル安の影響を相当強く受けてきましたので、トレンドも強いものになりましたが、そろそろ一旦は注意が必要ですね。日柄的にも原油相場に注意したいところです。原油相場の長期的なポイントについては、先週末に発行した「ウィークリーレポート」で解説していますので、そちらを是非参考にしてください。

 今週は金曜日にJOGMEC主催のセミナーで講師をします。すでに参加者が予定の数を超えたそうで、当日は多くの方が参加されるようです。ベースメタル市場に対する様々なニーズが高まっていますので、当日は参加者の方々が満足されるようなものにできればと考えています。当日は「ベースメタルの価格形成、価格動向およびLMEの役割」という題目で講演します。ベースメタルの価格をどのように分析すればよいか、価格への影響度の高い需給・在庫分析の方法や、LME市場の特徴、さらにヘッジに対する考え方などを中心に解説する予定です。


Sep 21, 2007
強烈なドル安基調!

 昨日は3ヶ月ぶりに為替研究会に参加しました。いつもより参加者の数は少なかったのですが、いつも重みのある発言をされる方が中心だったので、いつもより個々人の発言時間も多く、逆に有意義な時間でした。私はコモディティ市場に関する自分なりの意見を述べましたが、現在のようなドル安局面ではコモディティ市場への注目度も普段以上に高かったという印象です。ユーロ相場が昨日急騰し、その辺りに話題の中心になるのかと思いましたが、やはりそこは日本人で、為替関係者の注目はやはりドル円でした。個人的にはドル円相場から発せられるシグナルはもはやほとんどなく、為替相場の中心のユーロドル相場と考えていますので、若干拍子抜けの部分もありますが、それはともかくさまざまな角度からいろんな意見を聞くことができたことはとてもよかったと思っています。

   今日のマーケットですが、ドル安の影響を受けたコモディティ市場は堅調に推移しました。ただし、ドル円相場が円高気味なので、国内市場はそれほど上がっていません。もっとも、貴金属相場はやはり強く、ドル安の恩恵を受けています。「コモディティ価格はドル建てで見るべき」というのが持論ですが、最近ではユーロ建て相場もこれまで以上に重要になっていますので、そのあたりにも視野を広げて見ていく必要があります。しかし、ユーロ相場の強さには目を見張るものがあります。そのおかげで金相場が30年ぶりの高値にまで上昇しているわけです。このあたりは、先日のセミナーで解説したような展開にあることは、参加者の方々はよくご理解されていらっしゃることでしょう。この流れが止まる可能性はかなり低くなっているように感じます。これ以上はこのコーナーでは書けませんので(すいません)、マーケットの見方などについては「ウィークリーレポート」でご確認ください。

 さて、明日から楽しい3連休です。すでにお伝えしたとおり、私は野球三昧です。3日間とも試合が組まれていますが(といってもプレーするのは選手ですが)、遠征が多いので明日も朝早くから出動です。天気もよさそうですし、徐々に暑さも和らぎそうなので、よい気分転換になりそうです。

 それではよい週末を!


Sep 20, 2007
今の水準を買う力がなければ、結局は....

 今日は夏のような暑さですね....。外出がありましたのでスーツを着用しましたが、今日のような気温だとさすがに厳しいですね。9月も下旬に入りますが、いつまでこのような暑さが続くのでしょうか...。週末は再び3連休で、暑くなるそうですね。3日間とも野球の予定ですが、今回はちょっと大変そうですね...。

   今日のマーケットですが、株式市場は昨日の今日でさすがに手仕舞い売りが出たということでしょうが...。昨日のこのコーナーで、「日経平均株価のチャートをみると、16500円に重要な節目がある」と書きましたが、今日の高値が16491円ですから、その水準で見事に打たれたといってよいでしょう。この水準を早い段階でかつ明確に超えないと、次の段階に入るまでまた時間を要すると考えられます。FOMCのような材料が出たときには、それこそ短期間に一気に上げないと結局は手仕舞い売りが出て再び横ばいないしは調整局面入りとなってしまいます。このあたりまで来ると、あとは投資家心理次第です。外国人投資家頼みの日本の投資家に、今の水準を買う力がなければ、結局は....ということになりそうです。残念なことではありますが...。

 一方、コモディティ市場では原油市場の動向に注目しています。ある経済紙に、「原油価格が今後、大きく下げるのではないか」という興味深い解説がありましたので、自分でも調べてみたのですが、これはひょっとしたら...と思えるような結果でした。それ以外にも自分で気づいていた点などをいろいろ調べてみると、ちょっと気になる点も出てきました。今年の原油相場の展開は2004年のパターンに似ているように感じていましたが、チャートを重ねてみると確かにそんな気がします。当時は原油価格が史上初めて40ドルを超え、歴史的な年になったことで記憶されている方も多いでしょう(私にとっても忘れられない年になりました)。もしそうであれば、来月は注意が必要ということになりそうです。

 今日はこれから為替研究会に久しぶりに参加する予定です。ユーロ相場がロンドンオープンと同時に1.40ドルに乗せました。今日の海外市場は荒れそうですが、このあたりが議論の中心になりそうです。また、サブプライムローン問題、利下げとコモディティ価格の関係についても議論の対象になるかもしれませんので今日は楽しみです。面白い話があれば、またご紹介することにしましょう。


Sep 19, 2007
外国人投資家は日本株を買うのか...!?

 今日は頭からマーケットのお話です。昨日のこのコーナーの題名を「FOMCは株価反転のきっかけになるか...?」としましたが、結果からいえば反転のきっかけになりましたね。50bpの利下げは市場のセンチメントを好転させるのに十分だったようです。昨日の米国株は利下げ発表から急騰しましたが、東京市場でも今日は見たこともないような上げ幅になりました。このような値幅で下げることはよくあるのが日本の株式市場の特徴ですが、昨日の下げ幅が大きかっただけに、今日の上げは意味がありますね。しかし、日経平均株価のチャートをみると、16500円に重要な節目があるようです。明日以降、この水準を明確に超えられるかどうか、今後の方向性は結局それ次第となりそうですね...。とにかく、底割れは避けられたようです。あとは、外国人投資家が戻ってくるかどうかです。しかし、メリルリンチのファンドマネジャー調査では、日本株の比重が4年ぶりにアンダーウェイトになったようです。これはある意味ではショックですが、海外では日本株は循環株扱いですから、景気が悪化する懸念が高まれば真っ先に売られることになります。日本株の宿命でもあるわけで、このあたりは割り切って見ていく必要があるのかもしれませんね...。

   一方、コモディティ市場はFOMCでの利下げを受けて大幅な上昇となりました。特に貴金属と石油が高いですね。石油相場はこの日も高値を更新しており、上値が見えない動きになってきました。このような相場展開はまさに恐怖感との戦いになります。高値を買うのにも勇気が要りますが、売りを仕掛けるにはもっと勇気が要ります。上昇も下落も確率的には同じですので、あとは市場センチメントをしっかりと把握した上で参加することぐらいしか考えられません...。どのようなリスクをどれくらいのリターンのためにとるのかをよく考えた上で参加することが大事です。そのように考える癖をつけると、大きな利益を得るチャンスを失うかもしれませんが、損失を出す確率は格段に低くなるでしょう。いまのような市場環境では、大きな利益を得ることよりも、リスクを把握した上で手堅く行くほうが賢明であると思います。


Sep 18, 2007
FOMCは株価反転のきっかけになるか...?

 3連休はいかがでしたか?毎日暑い日が続きましたね。まるで真夏のようでした。毎年秋になるのが遅くなっているように思います。というよりも、秋がなくていきなり冬になるのではないかと危惧しています。それはともかく、私のほうは相変わらず野球三昧です。しかし、以前にも書きましたように、グラウンドが先日の台風の影響でいまだに使用不可となっており、チームはジプシー生活を余儀なくされています...。今週末からの3連休も遠征や試合などで何とかやり繰りする形になっています。来月からはグラウンドも使えるようですが、その間に台風が来ないことを願うばかりです...。

   さて、今日のマーケットですが、やはり株価の動きに目が行きますね...。今日も大きく下げています。上昇要因がないとの市場の判断もあるのでしょう。不安心理の強さが株価に現れているように思います。今日は注目のFOMCが開催されます。ここでどのような決定がなされるのか、さらにどの程度の利下げ幅になるかで市場の反応は大きく違ってきそうです。市場センチメントが大きく悪化しているだけに、ここはバーナンキFRB議長の懐の深さに期待したいところです...。

 一方、コモディティ市場は原油相場が高いですね。いったいどこまで上昇するのでしょうか...。そういえば、最近の原油高に対してマスコミの取り上げ方は以前ほど大げさではなくなってきましたね。ネタとしてはあまり面白くないということでしょうか...。いずれにしても、原油価格はコストを支払うことができる人がいればまだあがるといえそうです。その限界水準が90ドルなのか、それとも100ドルなのかはわかりません。高値がいくらになるかを考えても余り意味がありませんし、その動きにどう対処するかに知恵を絞ることにしたいと思います。


Sep 14, 2007
原油80ドルの今後は...?

 昨日も話題は安倍首相辞任後の首相候補でした。おおよそ絞られてきた感じですが、福田氏がかなり有力になってきたようです。いまのような混乱の時期には、浮ついた感じの人ではだめでしょうし、その点では経験豊かな福田氏は適任なのかもしれません。しかし、その選択が自民党、さらに言えば国民にとってよい選択かはわかりません。参院選の結果を見るまでもなく、国民の大半が自民党政治に反対しているわけですから、誰が次の総裁になろうとこの点も引き継いだ上で話になります。今後の動静には注目していかざるを得ません。

 今日のマーケットですが、安部首相辞任後も株価はさえなかった株価が今日は目の覚めるような上昇です。日経平均株価は16000円を回復しました。正直驚きもありますが、きっかけを待っていたのかもしれません。市場というのは本当に現金で都合のよいものです。同じ材料が出ても、その時々のセンチメントで異なる扱いをするわけですからね...。今日の日本株は上昇こそしましたが、やはり重要なのは米国株の動向です。来週はFOMCが控えていますので、注目度がさらに高まります。これはコモディティ市場への影響も小さくありませんので、注意深くウォッチしていきたいところです。

 一方、コモディティ市場では原油相場の上昇が目に付きますね。昨日のNY市場では終値ベースで80ドルを超えました。80ドルの水準でも需要が落ちないとなれば、景気・経済に力があるともいえますし、ある意味難しい判断になりそうです。原油相場も含めてコモディティ市場の今後の見方については、「ウィークリーレポート」を参考にしてください。

 明日から3連休の方も多いことでしょう。暑さもかなり和らいできましたし、楽しめるのではないでしょうか。私はまた野球ですが、ちょっと仕事もたまっていますので、あわただしい3連休になりそうです...。天気は月曜あたりに崩れるようですが、雨ならゆっくりとたまっている仕事をこなしたいと思います。

 それではよい週末を!


Sep 13, 2007
目立つコモディティ相場の堅調さ!

 昨日は安倍首相辞任に揺れましたが、昨晩のニュースはこの話題でさすがに持ちきりでしたね。しかし、やはりどう考えても遅きに失した面がありますし、国のことを考えるとやはり早めにご決断されたほうがよかったのではないかとも思いが個人的には強いですね。体調も崩されていたとのことですが、そうであればなおさら...ではないでしょうか。しかし、後継者選びは混沌としそうですし、参院の与野党逆転現象などを考えると、次の首相はやはりつなぎでしかないように思います。麻生氏などの名前が取りざたされていますが、最後の大本命はやはり福田氏でしょうか...。絶対的な安定性を求めるのであれば、小泉氏の復活ではなく、福田氏のほうが適任のように思います。麻生氏もキャラクター的には...という面も否めませんからね。

 今日のマーケットですが、安部首相辞任後も株価はさえません。まだまだ日柄調整の期間ですので、今月はある程度のあきらめも必要でしょう。10月にならないと動きづらいという季節要因もありますし、積極的な買いは出てきづらいでしょうね。もっとも、このようなときに押し目を拾っておくと...というのがいつものパターンなのですけどね(笑)。とにかく、今は我慢のときなのかもしれません。

 一方、コモディティ市場のほうがいまは面白い動きをしているように思います。株価の低迷を横目で見ながら、堅調な値動きが続いています。米農務省から昨日発表された需給報告では、需給動向がより明確に出てきました。このデータを見ると、ある程度の方向性も見えてくるように思います。また、原油在庫の数値には正直驚きましたね...。米国内での原油供給が逼迫しているのはどうやら事実のようです。80ドルをつけましたし一旦は達成感から売られる場面も想定されるわけですが、これが本格的な調整入るサインになるとはやはり考えにくいですね。需給が改善されるまでは、楽観できない状況が続くと考えておくのが無難なようです。


Sep 12, 2007
あまりに遅すぎませんか...?

 今日も雨ですね。すっかり雨に向かっていますね。私は7月に入ってからのクールビズ以降ではじめて長袖のワイシャツを着てきました。といっても、お客様のところに行く用事があるからですが..。しかし、もう暑く感じなくなっているのも事実ですし、徐々に秋に向けた服装になりそうです。

 さて、昨日は早い時間に会社を出て、コーヒー・砂糖に関するセミナーを聴きに行きました。参考になる話も少なくなく、それなりに楽しめました。需給に関する話は余り面白くはなかったのですが(偉そうにすいません...)、それ以外の部分では勉強になる部分もありました。資料の内容を見返して、参考になる部分は自分の仕事にも生かしていきたいと考えています。

 今日のマーケットですが、ビッグ・サプライズともいえる材料が出ました。安倍首相が辞意を表明したというニュースが12時49分に伝わり、株価が短時間で急騰しました。安倍首相が国会での代表質問に答えられないと官邸に伝わったことで、辞任の意向があることが伝わったのです。しかし、その後の株価が下げたのを見る限り、市場は困惑しているというのが本音のところでしょう。このタイミングでの辞意が何を意味しているのかがわかりませんが、いずれにしても安倍首相が首相の職責を担うことができなかったわけです。参議院選挙の結果、農水大臣の相次ぐ問題など、責任を取るべきタイミングを逃してきたことも事実ですし、結果は当然ということでしょう。ただし、問題は辞め方とタイミングにあります。このことに対する海外投資家の見方が非常に気になります。歴代首相の中でもまれに見るツキのなさもありましたが、それにしてもあまりに力のない内閣でしたね...。これで次の本命だった麻生氏にどのような形で引き継がれるのかがポイントになりそうです。与謝野氏が暫定的に首相の代役ということもありますが、今の自民党を見る限り、麻生氏以外に現在の難局に対応できる人物が見当たりません。今日の夜はニュースに釘付けになりそうです。マーケットのことを書くスペースがなくなってしまいました。明日のお楽しみとしましょう。


Sep 11, 2007
コモディティ相場は堅調な動きに!

 すでに忘れられた感もありますが、先日の台風はかなり大きな被害をもたらしました。私の周りでも、多摩川河川敷の野球場が数十面ありますが、これが完全にやられてしまっています。サッカーゴールが1キロ程度流されたようですし、グラウンドもヘドロのような汚いものが広い範囲にわたっており、一ヶ月は最低でも使用できないようです。これから野球の試合が目白押しだっただけに、かなり大変な事態になっています。しかし、ご自宅などに被害があった方はもっと大変でしょうから、この程度であれば我慢しなければなりませんね...。

 今日のマーケットですが、株価が大きく下げてからまた戻しましたね。しかし、本質的な戻りを試す動きには見えません。サブプライムローン問題の影響はこれから出てくるとの声が市場では多く聞かれるようになっていますし、経済紙などを読んでいるとものすごく弱気な声も出始めています。過去の金融危機の際には、その問題の解決と株価の戻りを見せるまで3年程度かかっていることを考慮すれば、2010年程度まで軟調な動きになるとの見方があります。その一方で、FRBによる金融緩和が功を奏して株価は劇的な戻りを見せるという楽観的な見方も一部にはあります。どちらが正しいかはあとになって見なければなりませんが、いずれにしても不透明な状況が短期間で払拭される可能性は余りないといえそうです。そんな中で、コモディティ相場の堅調さが目立ちます。指数ベースでも余り下がっていませんし、むしろ上昇しているくらいです。投資家は株式市場でかなり痛手をこうむった可能性がありますが、コモディティに投資していた場合にはほとんど痛んでいないことになります。ここでも分散投資の重要さが示されていることになります。投資市場を広く見て、分散投資を行うことはやはり理にかなっているといえそうです。

 今日はこれから海外のコモディティ市場関係者の講演を聴きに出かけます。自分はこれまで話す立場のときが多かったのですが、今後は聴くほうが多くなりそうです。自らの意見を発する機会はこれまでに比べて大きく減るでしょうけど、聴くほうはむしろ増やしていきたいと考えています。様々な情報を自分なりに分析し、それを投資戦略に結びつけるというこれまでどおりの作業は続くわけですからね。もちろん、書ける範囲内でレポートでなどでもご紹介できればと考えています。


Sep 10, 2007
土曜日はありがとうございました。

 土曜日は久しぶりに個人投資家の方を前にセミナーにて講師をしました。1時間半程度のお話でしたが、いつものように時間が足りなくなるパターンでした。アンケートを書いてくださった方からは、「江守さんの時間が短い」と涙が出るほどうれしいお言葉も頂戴しました。セミナーでもお話しましたが、私自身の立場が変わってしまったので、今後は表に出る機会は減ることになりそうです。しかし、レポートの作成はこれまでどおり続けますし、このコーナーも継続します。また、外部での講演依頼を受けることもありますし、皆さんとお会いする機会は今後もあると思いますので、ご心配なく。

 今日のマーケットですが、株価の下落と円高が目立ちますね。円高になると、国内のコモディティ市場も自動的に下げてしまいますね...。上昇基調に戻しつつありましたが、円建てではやや厳しい状況にあります。ドル建ては上昇しているのですが、これまで円キャリートレードの加速で円だけが極端に売られていたことの反動で、海外のドル建てコモディティ相場が上昇しても、その分をエンジョイできない状況になりつつある点には注意が必要かもしれません。いずれにしても、ドル独歩安の状況にあることを考慮すれば、為替市場の影響を受けやすい貴金属市場への注目度が高まることになりそうです。また、米国の景気がやや不透明になってきたことで、石油需要の減退懸念が原油市場にどのような影響を与えるかにも注目しておきたいと思います。あとは、小麦相場がどこまで上昇するかですね....。見ておくべきポイントは先週とほとんど変わっていません。詳しくはウィークリーレポートを参考にしてください。

 最後に冒頭のセミナーの続きですが、9月28日(金)に独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が開催します「第6回資源開発基礎講座」にて講師をします。この講座では、ベースメタル、レアメタル及び貴金属を対象に価格形成と取引形態をテーマとしており、私はLME市場などについての講師を行うことになっています。詳細については、Webをご覧下さい。


Sep 07, 2007
明日はセミナーです!

 台風、すごかったですね...。余りにうるさくて、3時には目が覚めてしまいました。自宅は多摩川の目の前にあり、野球のグラウンドが並んでいるのですが、すべて川の水につかっており、大河のような状況でした。おそらく週末は使えないでしょう...。実は昨日の帰宅時に傘が風にやられて完全に壊れ、途中から土砂降りの中、傘なしで歩いて帰りました...。悲惨でしたね。今朝も早く出ましたが、やはり突風と雨で傘が壊れてしまいました。これだけすさまじい台風は久しぶりでしたね。明日のセミナーに重ならなくてよかったです...。

 今日のマーケットですが、貴金属相場の強さが目立ちます。米国株の安定とユーロ相場の上昇が材料視されているもようですが、特に金相場の力強さに目が向かいますね。700ドルという大台も視野に入ってきました。投資家のスタンスに変化が見られるような感じもします。このあたりは明日のセミナーで解説したいと思います。一方、原油相場も堅調ですね。最高値近辺にまで上げてきていますので、マスコミの注目度も高まってきていますね。原油相場についての見通しなど、取材の電話やテレビの出演以来もこれまで通り少なくないのですが、今月から立場が変わったので、コメントなどについてはちょっと自粛しています...。いずれにしても、市場の関心が高まっていることだけは確かなようです。そのあたりのポイントについては、本日作成したウィークリーレポートで解説してありますので、そちらをご覧ください。

 さて、すでに何度もお知らせしているように、明日はセミナーです。最近は金融機関の方々に向けた個別セミナーや、外部から頼まれた講演が多かったので、個人投資家の方の前お話しするのは本当に久しぶりです。また、私自身の仕事が大きく変わったこともあり、今後はそのような機会が減る可能性もあります。ですので、今回はその分も含めて一生懸命やりたいと考えています。

 それではよい週末を!


Sep 06, 2007
株価は底打ち?それとも...?

 今日はさすがに台風のことに触れないわけには行きませんね...。朝から降ったりやんだりで、一方で蒸し暑いですから最悪の天気といってよいでしょう。ニュースでも番組を変更してまで台風情報を放送しているくらいですから、よほどのことなのでしょうね。土曜日にはセミナーもありますし、明日中にすべてすっきりしてほしいですね...。

 今日のマーケットですが、株式の動きがすごかったですね。寄り後から徐々に下げて、一時は大幅安。そして引けでは前日比プラスです。これだけ動くと市場参加者も本当に大変です。今日の下げで底打ちしたかどうかはもちろんわかりませんが、そうであったほしいという気持ちもありますね。チャートを見るかぎり、完全な底打ちとはいえないでしょうけど、徐々に下値リスクは遠のいているようにも感じます。あとは繰り返しているように、投資家心理だけですね。PERなどから見れば、上値が重くなっても仕方がありませんが、大きく下落するような水準ではないことだけは確かなようですから。

 それよりも個人的に注目しているのはやはりコモディティ市場です。その中でも連日のように取り上げている小麦相場に注目しています。昨日はシカゴ市場で急騰しましたが、今日の時間外取引では急落となっています。高値波乱なのか、すでに買われすぎで手仕舞いが入っているのかはわかりかねますが、いずれにしても史上最高値にまで上昇していますので、いつ崩れてもおかしくはないわけです。ここからはボラティリティの高い相場展開になりそうです。コーン・大豆相場への影響もありますので、注意してみていきましょう。


Sep 05, 2007
底打ちのタイミングまでは我慢が必要?

 今日の天気は激しい変化を見せています。通勤の際に家を出たときには天気はよかったのですが、あるところから雨が降り、会社近くではまたはれているといった感じでした。しかし、午前中は雨が降ったり、午後は晴れて暑くなるなど、非常に“ボラタイル”です。不透明な市場動向と同じともいえそうですね...。

 今日のマーケットですが、株式が急落です。海外市場の上昇の効果も薄いですね...。一方、コモディティは逆に海外相場の上昇で上げています。しかし、厄介なのは為替の動向ですね。以前にも解説しましたが、いまの為替市場は日本株が下げると円高に向かいやすい構図です。そうなると、株がまた売られやすくなるという構図で、悪循環とも言える流れになります。円高が株高の材料になるにはまだ時間が掛かりそうですね...。9月はもともと株式市場のパフォーマンスもよくありませんし、10月から11月に掛けて到来すると考えられる底打ちのタイミングまでは我慢が必要かもしれません。

 今週末にはセミナーの講師をします。テーマは「年末までの貴金属・穀物相場の見通し」で、現在資料の準備をしています。前述のように、穀物相場が上昇していますね。今回は需給面もさることながら、中国などの動向にも少し目を向けてみようと考えています。もちろん、サブプライムローン問題の市場への影響と考え方などについても触れて、金相場などの見通しのヒントとしたいと思います。


Sep 04, 2007
小麦相場の行方は....!?

 昨日もお知らせしましたように、アストマックスで運用に関する仕事を始めました。まだわからないことばかりで、雲をつかむような感じです。運用サイドの仕事は初めてですので、わからないことばかりなもの仕方がありませんが、早く知識を身につけて戦力にならなければと考えています。実はすでに一部のファンドのフロント業務も始めています。手探り状態ではありますが、これまで見てきたマーケットですので、何とかやっていければと考えています。

 今日のマーケットですが、株式が下げてコモディティはまちまちですね。穀物関連が比較的堅調でしたね。それも小麦相場の影響が大きいようです。時間外取引では20セントを超える大幅な上昇となっており、この影響でコーン・大豆も大幅な上昇となっています。小麦相場は昨年から上昇し続けていますが、まさに青天井の状態で、手がつけられません。需給逼迫感が解消されないのですから、ある意味仕方がない面もありますね。このまま上昇し続けるのか、それとも価格水準の調整が入るのか、まったくわからない状態ですが、比価面からはコーン・大豆の動きに何かしらの変化があってもよさそうですね。

 一方、石油相場は堅調さを維持しています。材料らしい材料もなく、方向感に乏しい動きにありますが、少なくとも70ドルを維持して高止まりの状態にあることだけは確かです。78ドルを再びつけるのか、それとも年末に向けて調整に入るのかはまったくわからない状態です。このようなレンジでの動きが続いているときに材料が出ると大きく変動するのが相場の常ですね...。在庫動向、OPEC総会と市場が注目するポイントが目白押しですので、ここからは慎重に見ていくようにしたいところです。


Sep 03, 2007
皆さんにお知らせがあります。

 週末から9月になり、気候のほうも明らかに秋っぽくなってきました。今日から学生たちも学校が始まり、電車も混んでいましたね。うちの子供たちにも先週は毎日のように「宿題はやったか!」と怒鳴ってましたね(笑)。毎年のことですけど、2学期が始まるとさすがに夏も終わったと感じます。今日から気分を入れ替えていきましょう!

 さて、今日は、私のほうから今日は重要なお知らせがあります。というのも、これまではアストマックス・フューチャーズでストラテジストとして仕事をしてきましたが、今後はアストマックスでファンドマネジャーとして仕事をすることになりました。当初は勉強の日々となりそうですが、徐々に自分の運用ができるようにしていければと考えています。ストラテジストの仕事は約7年半行ってきました。日本でコモディティ・ストラテジストというタイトルで仕事をしたのは私が知る限りでは私が最初です。現在のような分析スタイルやレポートスタイルを確立し、配信し始めたのも私が最初です。個人的にはやれることはやったとの自負もありますし、一方で日本でもコモディティ市場への投資が本格的に始まっていることを鑑み、今後はコモディティ市場での資産運用業務も是非やって見たいと思っていました。

 これまで様々な場所でセミナーを開催し、多くの投資家の方とお会いしました。今後もこのような活動は続けていくでしょうし、レポートの配信も継続する予定です(若干スタイルが変わる可能性はありますが)。いずれにしても、マーケットでの仕事を継続することになりますし、さらに高いレベルの知識と経験が必要になってきます。これまで以上に精進し、目標に一日でも早く到達できるように頑張るのみです。所属が変わり、仕事内容も大きく変わりますが、これまで同様、今後とも是非よろしくお願いいたします。

 ということですが、このコーナーも引き続き書ける限り、続けていく予定です。ただし、あまり突っ込んだ話は立場的に書きにくくなることはあらかじめご了承ください。また、レポートは引き続き毎朝、毎晩、ウィークリー、マンスリーと出していく予定ですので、こちらのほうもこれまで同様、よろしくお願いします。

 
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