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  江守哲の今日のひと言
 
江守 哲


【プロフィール】

住友商事、外資系メタルディーリング会社、三井物産フューチャーズ、アストマックス・フューチャーズを経て、2007年8月よりアストマックス(株)運用部ファンドマネージャー。日本で最初のコモディティ・ストラテジストとして活躍し、現在はファンドマネージャーとしてコモディティ市場での運用業務に携わっている。2004年からの原油価格の高騰、2005年のドル高など、的確な分析で実績を上げている。

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Oct 31, 2007
本日の海外市場の動向に注目!

 昨日はあるニュースに驚かされました。早慶戦で早稲田が勝って優勝したことです。初戦に慶応が勝ったので、もう優勝は決まりと思い込んでいましたが、早稲田が2連勝して大逆転での優勝となったということです。斉藤投手はすごいですね...。やはり何かをもっているのでしょう。勝負強いというか、あのようなことができる人はなかなかいません。彼なら仕方がないと思いますね。それにしても、我が野球部は勝負弱い...。そういえば、私が一年生のときもアウトひとつで優勝というときに大逆転されて負けたことがありましたね...。もちろん、相手は早稲田です。4年生には最後のリーグ戦でしたが、ともによい戦いができて、それはそれでよかったのではないかと思います。

 さて、今日のマーケットですが、海外市場の暴落で東京市場での大幅安を覚悟しましたが、意外な動きでした。買いがあれだけ入るとは予想できませんでしたね。その理由がわからないので、解説の仕様がありません。円安だけでは説明つきませんし...。このような日もあるわけで、いずれにしても今日の米国石油在庫を見てから考えても遅くないでしょうね。むしろ、今日の海外市場で大幅続落となったときの方が影響は大きくなりそうです。

 一方、株式相場においては、11月は仕込みどきです。過去の例を見るまでもなく、11月に買い、5月に売ればかなり高い確率で利益を上げることができるという統計があります。しかし、これはどちらかといえば米国市場でのお話で、東京市場ではちょっと状況は違います。米国市場というのは、非常に素直に動きます。これは株価だけでなく、コモディティ価格も同じです。ですので、価格分析がしやすいですね。一方、日本の場合には、そう簡単ではありません。かなり複雑というかセオリーどおりに動かない部分が多いですね。特にコモディティ相場にその傾向が強いように思います。これは為替相場も考慮しなければならないことが理由のひとつだと思い増す。円建てのコモディティ価格はある意味では指数ですから、難しいのも当然なのかもしれませんね...。

Oct 30, 2007
読めない相場、読む必要なし!

 明日で10月も終わりですね。今年も残り2ヶ月となります。11月に入ると来年のマーケット見通しが話題になり始めるころです。早速、来年の展望についての講演をしてほしいという依頼も来ています。見通しを立てることは、トレーディングをする上で必要な作業だと思います。ただし、予測は簡単には当たりませんので、予測を基にトレーディングすることはあまり意味がないということも事実です。結局は、トレーディング・プランをどのような材料に基づいて立てるか、さらにいえばマネーマネジメントができているかどうかががポイントになるということです。

 相場の見通しが外れても、それは実は当然のことであり、重要なのはそのときの処置とマネーマネジメントであるといえます。「見通しが外れて損失を出した」という声が多く聞かれますが、それはある意味では常に起こりうることです。問題は、次の取引ができるように資金を残しておくことでしょう。最近はこのようなマネーマネジメントに関する話が多く聞かれます。相場の上げ下げを当てることを考える前に、マネーマネジメントの方法を考えることの方が重要だといえます。マーケットは思い通りになりませんので、そのマーケットに対してどのような対処方法をするかを考えることの方が重要だということですね。とにかく、相場を当てようとしないことです。

 さて、今日のマーケットですが、複雑な動きですね...。原油相場は時間外取引で下げていますが上昇していますし、一方で穀物相場は時間外取引の下げを反映して急落です...。大豆などは海外市場での上昇の方が大きいのですが、下げていますね...。難しい相場です。前述のように、海外市場の動向を前提にいろいろ考えても、結局はそのとおりにはなりません。いかに対処するかですね。ボラティリティも高いですし、緊張感のある展開が続きそうです。あまり気を張らずに、いい意味でリラックスしてマーケットを見るようにするとよいかもしれませんね。

Oct 29, 2007
原油相場、今日も高値更新!

週末はいかがでしたか...?土曜日の天気はすさまじかったですね。久しぶりの大雨となりました。しかし、昨日は一転して気持ちのよい晴れでした。土曜日に振りすぎたため、野球の試合は中止になりましたが、しっかりと練習だけはやっています。少しだけ選手と一緒に走りましたが、そろそろ勝てなくなってきましたね...。長距離だととても勝てませんが、短い距離もそろそろ怪しくなってきました。歳を考えるとあたりまでしょうけどね...(笑)。まぁ、無理をせずにやりたいと思います。

 さて、今日のマーケットですが、やはり原油相場に注目せざるを得ません。毎日のように高値を更新する原油相場ですが、いったいどの水準が高値になるのでしょうか...。先週発売の週刊エコノミストの13ページに少しだけ「原油高騰」という題目のコラムを書きましたが、本当に100ドルまで上昇しそうな勢いです。理論値があってないようなものですし、すでに投機的な相場展開にあることを考慮すれば、そろそろ気をつけたほうがよいのかもしれませんね。もともと10月は調整しやすい季節パターンですし、あまり深追いはできないと思います。上昇を追いかけずに利益を逃す可能性と、急落して大きく損失を出してしまう確率はともに高いのでしょうけど、少しずつ後者のリスクが高くなってきているように感じます。注意だけはしておきたいところです。

 それにしても、これだけコモディティ相場が上昇していますので、マーケット関係者の関心は最高潮のようです。マスコミからの問い合わせは過去最高ですし、セミナー講師の依頼も同様です。この傾向から、コモディティ相場の天井が近いと考えるのはまだ早いようにも思います。注意は必要でしょうが、私が考えている現在のコモディティ価格の上昇要因はちょっと違ったところにあります。その見方が正しいようであれば、今回のコモディティ相場の上昇は想像以上のものになりそうです。


Oct 26, 2007
上昇し続ける原油相場、天井は...!?

昨日はきつかった体調も徐々に回復し、今日は週末ということもあってなんとか乗り切りました!昨日は結局遅い時間まで会社にいたので、今日一日大丈夫かと思いましたが...。しかし、社会人になってからロンドンに赴任するまでは、電車で帰宅する日はほとんどなかったことを考えると、今の方がまだ楽なのかもしれません(逆に朝は相当早いですが...)。単純な比較はできませんが、いずれにしても無理は禁物ですね。皆さんも体調には十分気をつけてください。

 今日のマーケットですが、コモディティ市場はやはり原油相場について触れないわけには行きません。とてつもなく強い相場になっています。とにかく目をつぶって買えばよい...それくらいの感じです。確かに材料面では買いしか見当たらないわけですから、売りから入るにはリスクが大きすぎますね(利食い類は別ですが)。しかし、このような相場展開になると、かならず逆張りで売りを入れてくる市場参加者がいます。しかし、よく考えると上昇しているわけですから、まだ判断は早いように思います。逆張りでいくのであれば、もう少し様子を見た方がよいでしょうね。とにかく、これからはボラティリティの高い相場展開が想定されます。また、すでにターゲットレベルがないわけですから、今後の動きは読めない中での対処にならざるを得ないことも合わせて理解しておくことが必要です。いずれにしても、相応の注意が必要になりますね...。週末のマーケットを注意深く見ていくことにしましょう。

 今週もあっという間に終わりました。来週は11月に入ります。最近は株価が軟調であることと、コモディティ相場が堅調に推移していることから、外部のセミナー講師の依頼や原稿執筆が急増しています。いまはファンドマネージャーなので、中立な立場ではないことから、コメントを記事にするのは難しい面もありますが、実態を正しく伝えることも必要ですので、いまは積極的に引き受けることにしています。日本でコモディティ投資を増やすためにも、今後も運用だけに留まらず、さまざまな活動をしていければと考えています。

 それではよい週末を!


Oct 25, 2007
不透明感高まる金融市場、金が主役に...!?

 なんだか本当に体調がおかしくなってきました...。どうやら風邪を引いたようです。ここ数年は体調を崩すことがなかったのですが、夏の疲れが出てきたのかもしれません。妙な汗も出ますしね...。こんな体調で今日は9時40分からブルームバーグに出演、その足でお客さんのところへ行って、午後はゴールドセミナーを覗いてきました。忙しいスケジュールだからこそ、なんとかやれたのかもしれませんね。明日は金曜日ですので、もう一日何とかがんばって乗り切りたいですね...。

 ところで、今日のゴールドセミナーでは、GFMS社のポール・ウォーカー氏が直々に後援するということで、楽しみにしていました。彼の発言はよく耳にしますし、レポートでも確認できるので、実際の声を聞きにいったような感じですね。わかりやすい英語でポイントをつかんだよい話でした。詳しい内容はまた機会があればご紹介しますが、強気で見ていることだけは確かです。

 また、昨晩は為替研究会に出席しました。金融市場の方々はサブプライムローン問題で疲弊しているのが手に取るようにわかりました。日米欧の大手金融機関が軒並み大幅な損失を出しているのですから、当然といえば当然です。株価も不安定ですし、月末のFOMCでの利下げ期待も高まりますが、すでに50bpの利下げを実施していますので、あまりやりすぎると大事なときにできないリスクも出てきます。FRBも八方塞になりつつあります。ECBのインフレリスクと景気後退リスクに悩まされており、利上げもできない状況です。消去法的に円が買われるリスクが高まっている点には注意が必要です。

 最後に今日のマーケットですが、コモディティ市場は銘柄ごとの動きに変化が出始めています。原油は急騰、貴金属は堅調、穀物は暴落といった感じです。小麦相場が危ない動きになっていますね...。銘柄ごとの強弱をしっかりと確認した上で投資戦略を組むことは重要な局面になってきた感じです。原油相場の上昇には驚かされましたが、まだまだ簡単には落ちない感じですね...。注意深く見ていくことにしましょう。

Oct 24, 2007
力のない日本株....その原因は!?

 昨日は風邪気味だと感じたので早めに帰ろうと考えていたのですが、結局普段よりも遅い時間になってしまいました。また、帰りに駅に行くと知り合いの先輩にバッタリと会い、お茶をすることに...。会社を移ってからはお会いしていませんでしたので、よいタイミングだったのかもしれませんね。しかし、帰り道に会うというのも不思議ですね...。あれだけ人がいるわけですし、相当タイミングがうまく合わないと会う可能性は相当低いわけですからね。

 今日のマーケットですが、株式市場の動きは情けないですね...。「またか...」と感じている投資家の方も少なくないでしょう。これだけ同じパターンを繰り返していると、日本株には本当に投資資金は入ってこなくなるでしょうね。昨日も書いたようにチャレンジしても、結果が出ないのですから...。リスクに見合ったリターンを得ることができない市場はいずれ衰退せざるを得ません。自分の国の株式市場がそのような事態にならないことを祈るだけです。

 さて、今日はこれから為替研究会に出席します。昨日も書きましたように、今日はいろんな話が出そうです。この会は不思議なことに、その当日に相場が大きく変動するケースが多く、中国株のショックやサブプライムのときにはまさに直撃でした。今日はいまのところ大きな問題はなさそうですので、参加される皆さんも会に集中できるのではないかと考えています。

Oct 23, 2007
暴落相場にチャンスを見出す...!

 今日は比較的暖かいですね。しかし、風邪を引いている人がやはり多く、私も少し調子が悪いですね...。このような体調のときに無理をすると大変なことになります。今週は週末に向けてスケジュールがタイトですので、今日はあまり無理をせずに早めに帰ろうと思います。

 今日のマーケットですが、株式市場の戻りは鈍いですね...。米国株はそこそこ戻していますが、今日も日本株特有の動きです。海外市場で上昇したときにはあまり上昇せず、下落したときにはそれ以上に下げるパターン。日本人の性格を示す典型的なパターンなのかもしれません。過去のバブルの経験から、強気になりにくい性格に拍車が掛かったのかもしれません。下げ相場に対する恐怖心は最近になってさらに強まっている感じですね。勇気があればよいというわけではありませんが、ある程度のチャレンジ精神がないと投資では利益を上げるのは難しいのも事実です。押し目を買う勇気があるかないかが、投資成績の差にも現れるということです。底値を探し出すのは到底無理な作業ではありますが、いろんな手法がありますから、このようなときに下げ相場での買いのタイミングを計ることを研究する価値はあると思いますよ。

 さて、明日は毎月恒例の為替研究会に出席する予定です。最近の円高基調に対する市場関係者の生の声を聞くことができる、とてもよい機会だと考えています。この会にはディーラーからアナリストまで、幅広い層の方が参加しており、新聞や雑誌などでも名前を目にする方も大勢参加されています。本音が聞けますので、表に出せない話もたくさん出てきますが(笑)、それまた楽しみでもあります。書ける範囲でご紹介できればと思います。

Oct 22, 2007
金融市場の混乱は10年ごとに起きる...

 週末はいかがでしたか?昨日は風がちょっと強かったのですが、いい天気でした。しかし、夕方になると急速に冷え込むようになってきましたね。朝方もかなり気温が低くなってきましたし、秋が深まっていることを実感できますね。そのせいか、私の周りでも風邪を引いている方が多くなっています。皆さんもぜひ気をつけてください。

 今日のマーケットですが、やはり株式市場に触れないわけにはいきませんね...。先週末の米国株式市場の下落が大きく影響しています。10月19日はブラックマンデー20周年ということもあり、これを絡めた解説が多かった感じです。また、10年に一度は大きな金融市場の混乱が起きることも合わせて考えると、今年はもともと波乱の年だったのかもしれません。また、為替相場の変動も大きく、市場がややパニック的な動きになっているようです。過去の動きを見る限り、最終的には金融システムの維持を目的とした金融政策が功を奏し、株価も戻すというのが過去のパターンです。しかし、いつもFRBの利下げなどに頼っていてはいけませんね。投資家も取るべきリスクとそうではないリスクの区別をしながら投資をしないといけません。しかし、過去に何度も同じ経験をしているの、いつの時代も同じことが起きるのですね...。全く不思議というか、学習効果がないというか...。同じ波に飲み込まれないようにだけはしないものです。

 さて、今週は勉強会やセミナーなどへの出席があります。また、25日には久しぶりにブルームバーグへの出演する予定です。時間は25日の9時40分からです。貴金属相場に関して解説するの予定です。

Oct 19, 2007
円高=株安=ドル建てコモディティ価格の上昇...!?

 昨晩はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とシカゴ商品取引所(CBOT)の合併記念パーティーに出席してきました。世界の先物市場を牽引する両市場の合併ですから、大きなイベントです。また、CMEが日本でこのようなパーティーを開催したことにも大きな意図があることが伺えます。世界の取引所の合併が加速していますが、今後は日本に対してもいろんな形で動きを見せてくることは間違いありません。私のように市場を実際に利用する立場の人間としては、彼らの動向を見守ると同時に、日本国内の取引所の動静にも注目していきたいと考えています。また、パーティーでは懐かしい先輩方にもお会いでき、非常に楽しい時間だったことも付け加えておきたいと思います。

 今日のマーケットですが、株式市場が混乱していますね。下げ幅が大きくなっており、ちょっといやな感じです。もともと上昇する材料もなくなっていますので、いまはもみ合いながら次のトレンドを模索している最中なのかもしれません。また、為替相場が円高に進んでいることも売り材料となっている可能性がありますね。しかし、115円ぐらいの円高で株を売っていてはどうしようもないですね...。ドル不安はまだ始まったばかりですので、為替相場に対してはもっと中長期の視点で見るようにすべきだと思います。一方、円高と株安で国内のコモディティ市場も上値が重くなっています。しかし、ドル建ての貴金属相場が大きく上昇している点は注目に値すると思います。金相場は28年ぶり高値を更新し、770ドルまで上昇していますし、プラチナも史上最高値を更新しています。原油はとうとう90ドルを超えてしまいました。これらの銘柄は円高でも下げていません。そのような銘柄は結構あるものです。大局的な視点をもって投資することの重要性を再認識させられる動きだといえますね。

 さて、早いものでもう週末です。今週もあっという間に終わりましたね。週末はもちろん野球の予定ですが(先週に続いて二日間で4試合です!)、重要な原稿も抱えており、そちらの方も仕上げるつもりです。来週にはいろいろ発表できると思いますので、お楽しみに。

 それではよい週末を!

Oct 18, 2007
急反発!昨日の下げはいったい...?

 今日は最初からのマーケットのお話です。昨日の株式市場は大荒れとなりましたが、報道にもありますように、その元凶はインド株の下落です。しかし、そのインド株も結局は安値から急速に戻し、今日は前日比で2%ほど上昇し、下げる前の水準を超えて推移しています。昨日の寄り付きで売ってしまった投資家は、結果だけを見れば非常に残念な結果となったわけですが、それだけ混乱していたということでしょう。日本株も今日はさすがに戻していますし、これで一安心といったところでしょうか...。しかし、米国では住宅着工件数が14年半ぶりの低水準になったり、8月の対米証券投資が9年ぶりの流出になるなど、サブプライムローン問題の影響が大きかったことを裏付けるデータが出始めています。これ以上の悪化がなければ問題はないのでしょうけど、やはり疑心暗鬼になってしまいます。不透明感は残っているので、しばらくの間は注意しながらマーケットを見ていくことになりそうです。

 さて、コモディティ市場のほうは、株価と同じように急伸です。特に昨日大きく下げた貴金属相場の戻りが大きいですね。これは非常によい兆候でしょう。株価の動きにあわてて対処したのが裏目に出た形です。もっとも、このような値動きになるということは、市場参加者も不安な状況の中で高値を取引していることでもあります。ボラティリティも高くなってはいますが、大局的なトレンドが変わらないうちは、押し目を拾うことに徹するべきなのかもしれませんね。今回の乱高下ではいろいろ考えさせられました。今後の教訓にしていきたいと思います。

 今晩の予定ですが、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とシカゴ商品取引所(CBOT)の合併記念パーティーに出席してきます。世界の先物市場を牽引する両市場がさらに大きくなることで、どのような動きに入るのか、市場を利用する立場としては大いに興味のあるところです。参加者の方とも交流しながら、情報交換などができればと考えています。しかし、このようなスケジュールばかり書いていると、そのうち「毎日出掛けていて、ちゃんと仕事をしているの...?」という声も聞こえてきそうですね...(笑)

Oct 17, 2007
暴落の背景と明日の展開は...!?

 今日はアルミ市場関係者の方との会食でした。昔からの知り合いの方なので、楽しい時間になりました。メタル業界というのは本当に長い方が多く、私個人としても非常に助かっています。昔の付き合いを大事にしてくださる方が多いので、こちらもついつい甘えてしまいますね。実は明日もロンドンで同じ時期に仕事をさせていただいた非鉄会社の方とランチをします。先週ロンドンで行われたLMEディナーにも行かれていたとのことですので、いろいろお話しを聞けるのではないかと楽しみにしております。

 さて、今日のマーケットですが、東京市場は大幅安の状況です。海外市場では原油相場が史上最高値を更新し、貴金属市場も大きく下げているわけではなりませんでした。しかし、やや円高に振れたことで手仕舞い売りが出たようで、大きな下げになっています。今日の値動きを見る限り、市場参加者はやや混乱している感じですね...。あわてて手仕舞い売りを出していることが、下げ幅拡大の要因になっているようです。いろいろ調べてみると、その根源はインドにあったようです。インドの当局が、インド株にリンクしたデリバティブ商品の購入を制限すると発表したことでインド株が急落し、これが日本株にも飛び火して円高に進んだことが、コモディティ市場にも波及したようです。インドとコモディティは確かに関係はありますが、これまでそれほどつなげて考えられていませんので、今回の下げはやはり株式市場の関係が大きいと思われます。そのインド株ですが、寄り付き後は9%を超える暴落でも始まりましたが、その後は大きく戻し始めています。この動きが一過性のものであればよいのですが...。日本からも大量の投資信託が設定されていますので、明日の市場動向には注目せざるを得ません。

 今日はこれから海外のヘッジファンド会社の方とディナーです。世界最大級の会社の方ですので、参考になる話が聞けるかもしれません。私も運用者としていろいろ聞いてみたいと考えています。

Oct 16, 2007
歴史的出来事の参加者に!

 今日は久しぶりに問い合わせが多かったですね。それもそのはずです。原油相場が史上最高値を更新したわけですからね...。上昇の背景についての説明を求められるわけですが、今回の上昇はとにかく強材料しかなく、売り材料らしきものがないわけですからね...。このような展開になると、どこが高値になるかが話題となるのですが、すでに過去にない価格水準に到達しているわけですから、ほとんど意味のない議論なのかもしれません。いずれにしても、急落リスクも高まっているわけですし、目が離せない状況になっていることだけは確かなようです。

 さて、今日のマーケットですが、その石油相場は東京市場でも大きく上昇しています。トレンドについていくのがやっとの動きですし、ボラティリティも高くなってきていますので、注意が必要な状況ではあります。しかし、このようなときこそ、リスクを取れる場面かもしれません。歴史的大相場にあるわけで、ここで手をこまねいてみているのもある意味ではもったいないともいえます。ロスカットレベルを決めておくことは当然ですが、その上で参入するのであれば是非参入すべきでしょうね。とにかく、歴史的な場面です。見送りはいかにももったいないと思います。これは貴金属相場にもいえます。プラチナ相場や金相場も同じように歴史的な動きにあります。歴史的出来事の傍観者になるのではなく、やはり参加者になってそのダイナミズムを体感していただきたいですね。

 今日はこれからアルミ市場関係者の方とお食事です。ロンドンで同じ時期に仕事をさせていただいた方ですので、気楽にいろいろお話を聞いてみようと思います。アルミ相場は非鉄相場の中でも全体的に出遅れ間が強いですし、在庫も多いので上昇しづらいようです。今後も同じような展開になるのか、また注目すべきポイントなどを教えていただくつもりです。

Oct 15, 2007
まだまだ強いコモディティ市場!

 週末はいかがでしたか?すっかり秋めいてきましたので、外にいると寒く感じる日も増えてきました。週末はもちろん野球をしていましたが、昨日は練習終了間際に雨に降られ、かなり体温も下がってしまいました。気温の変化は落ち着いてきましたが、気温自体が下がってきましたので、体調管理には注意したいところです。今週は会食やレセプションへの出席など、いろいろ予定も詰まっています。情報収集も兼ねていますので、いろいろ面白い話が聞ければと考えています。

 ところで、「証券アナリストジャーナル」という冊子にコモディティ投資に関する寄稿を依頼され、現在その準備をしているところです。株式市場での資産運用を前提としてきた機関投資家などが、いよいよコモディティ市場にも注目し始めたといえそうです。この冊子は金融機関のほとんどの方が目を通していますので、今回の執筆は実際にファンドを運用している私としては、絶好の宣伝の機会になると考えています。コモディティ市場での運用はまだインデックス投資が主流ですが、これも徐々にさまざまな形に変化していくでしょう。そうなれば、経験があるかどうかがものをいうことになります。日本では私のように現場を経験しているファンドマネージャーは皆無ですので、その意味でもいいポジションにいるといえそうです。また、今後のコモディティ投資に関しては、金融機関の方からもいろいろご意見を頂戴できればと考えています。

 さて、今日のマーケットですが、コモディティ市場は相変わらず堅調に推移しています。まだまだ上昇基調は続きそうな感じがします...。貴金属や穀物相場の上昇が目立ちます。最近の動きは本格的な上昇相場に入った可能性を示唆しているようにも見えます。このまま年末まで行くかどうかはもちろんわかりませんが、価格変動については夏場にレポートで何度となく書かせていただいた方向へと着実に向かっています。トレンドの変化には注意が必要ではありますが、当面はこの強いトレンドにしっかりと乗っておくことが最大のポイントであるといえそうです。

Oct 12, 2007
いまこそコモディティ市場が主役!

 今週も4日間だったので早かったですね。今週は外出などもあり、あっという間に過ぎてしまいました。来週は少し腰を落ち着けてやるべきことをやりたいと考えています。その前に、週末は毎度の野球です。今週は雨にならなさそうです。明日・明後日で多くの試合が組まれています。また忙しい週末になりそうです...。もっとも、勝てば疲れも吹っ飛びますけどね。

 ところで、昨日は午後から海上運賃に関するセミナーに出席してきました。海上運賃に関する市場は欧州ではかなり進んでいるようで、さまざまなルートの取引がすでに高い流動性のもとで行われているとのことです。当業者だけでなく、投資銀行やトレーダーなどが積極的に参加し、流動性の提供にも寄与しているということです。日本ではこの手の取引を本来手がけなければならない実需家がなかなか手を出さないというのが通例ですが、そろそろ「ヘッジをしないことこそが投機」であることの認識を持つべきなのかもしれませんね(株主総会なのでは、そのあたりはあまり議論されていないのでしょうか...)。レセプションでは、たまたまお知り合いになったある大手ガス会社の担当の方から、「現場ベースではヘッジは必要だと考えているのですが...」とよく耳にするお話もお聞きしました。日本はいつになったら欧米に追いつけるのでしょうかね(笑)。

 さて、今日のマーケットですが、コモディティ市場の堅調な動きが目立ちますね。投資家は株式市場にばかり目を向けているようですが、いまコモディティ市場を見ていないというのは本当にもったいないですね...!毎週金曜日に出演している「ストックボイス」でもこのあたりのお話をさせていただきました。金を含め、いまホットな市場は明らかにコモディティ市場です。もう少し、日本の投資家が広い目で市場を見ることができれば、もしかするとコモディティ価格はさらに高い水準にまで切り上がっていたのかもしれません。いずれにしても、ドル安によるコモディティ価格の上昇と、円安による円建てベースでの上昇の両面でメリットがあるわけで、このような時期を逃さない手はないように思います。まずは値動きをみるところからでも始められるとよいでしょう。

 それではよい週末を!


Oct 11, 2007
穀物相場は好調!その背景には...。

 今日はいつもより早い時間に書いています。というのは、午後からセミナーに出席するためです。今日の新聞などでも取り上げられていますが、海上運賃が大きく上昇しています。そのため、海上運賃のデリバティブ取引も世界的に拡大基調にあるということで、今日はその勉強に行く予定になっています。全くの未知の世界なので、とりあえずどのようなものなのかを見てきたいと考えています。

   さて、今日のマーケットですが、目立つのは穀物相場ですね。前述の海上運賃とも絡みますが、穀物輸送にも支障が出始めているようです。国内の穀物価格の上昇要因になりますし、これは中国などの輸入国でも同様です。以前にも書きましたが、中国のCPIとバルティック海運指数は非常に似た動きをしています。中国の食料インフレの発端となっている材料ですので、今後もこの動きから目が離せません。もちろん、穀物需給そのものにも問題があるわけで、穀物価格の今後の上昇は様々な面に影響を与えることになりそうです。今後もフォローしていきましょう。

 さて、すでにお知らせしているように、本日のデイリーレポートは都合により明日の朝の配信といたします。あらかじめご了承ください。


Oct 10, 2007
ゴム相場の急騰の背景とは...!?

 今日のお昼はある米系証券会社の米国本社から見たストラテジストの方のお話を聞いてきました。彼らは米国経済を強く見ていないということです。特に住宅関連指標や雇用関連指標が将来の景気後退の可能性を示唆していると指摘しており、経済成長率は低いものになるとしています。確かに用意された資料を見ると、今後の米国経済は調整色が強まりそうな感じがします。捉えるポイントがなかなか興味深かったのですが、過去の経験則が通用しなくなっているケースが最近は多いだけに、一応このような見方を頭に入れつつ、日々のデータなどを確認しながらマーケットを見るようにしたいと考えています。

   さて、今日のマーケットですが、海外市場でほとんどの銘柄が戻したことから、東京市場でも大幅な上昇となっている銘柄が多いですね。ほとんどの銘柄が大幅高ですので、特定の銘柄を取り上げるのも難しいくらいです。個人的には先週のウィークリーレポートでも書いたようにゴム相場に注目していましたので、今日の上昇の動きを見るかぎり、読者の方には喜んでいただけたのではないかと考えています。需給関連の背景などについてもレポートで書いていますので、これを読むと現在の値動きにも納得が行くことでしょう。また、メタル相場も堅調ですね。年末に向けてこのトレンドは続くと考えていますが、昨日のような押し目はやはりしっかりと買っておきたいところですね。

 さて、最後にお知らせです。明日のデイリーレポートは都合により明後日の朝の配信といたします。明日もセミナーに参加し、そのままレセプションにも参加する予定です。明日はいま注目の海上運賃に関するセミナーです。いろいろ勉強してこようと思っています。


Oct 09, 2007
原油と小麦の動きに注意...!

 3連休はいかがでしたか?この4週間で3連休が3回もあると、連休があるのが普通のような感覚に陥ってしまいそうです...。私の方は毎週のように、コーチをしている中学の野球チームの試合と練習の予定でしたが、昨日は雨で中止になりましたのでゆっくり休めました。たまにはこのような日も必要ですね。

 そういえば、昨日は体育の日でしたので、運動会の予定だった方も少なくないでしょう。テレビで放送していたのですが、10月10日とその前後の晴れの確率があまりに大きな差であることに驚きました。10月10日はご存知のように東京五輪の開会式の日ですが、このようなデータに基づいて決定されたことを考えると、いまの体育の日に運動会を開催するのは、天候の面からはあまり賢明ではないといえそうです。つまり、明日開催すればよいわけですね...(笑)。データの根拠を説明するのは難しいでしょうけど、実際に起きたことがデータになるわけで、理由はわからないけれどそのデータを利用した方がよいケースはマーケットでも少なくありません。「アノマリー」という言葉で説明されるケースが多いようですが、私はこのようなデータを重視しています。もちろん、すべての判断をデータで行うわけではありませんが、出来るだけ客観的な材料を用いて判断するようにしていますので、アノマリー的な要素は私にとっても重要なデータになります。皆さんも是非いろいろ探してみるとよいと思います。

 さて、今日のマーケットですが、海外市場でドルが上昇したことから、コモディティ価格は調整色が強まっています。この動きが一過性のものかどうか、今週はこの点に注目することになりそうです。特に原油市場と小麦市場の動きに注目しています。原油市場は78ドルを割り込むと下げが加速するかもしれません。また、小麦相場が大きく下げていますので、大豆相場への影響も懸念されます。これらの動きには注意した方がよさそうです。


Oct 05, 2007
「江守レポート」は1700回目!

 今日の夕方のデイリーレポートで1700回目の配信となりました。最近はデイリーの方はデータのみの配信ですので、依然に比べると実質的な執筆の数は減っていますが、一方でウィークリーレポートやマンスリーレポートは含まれていません。いずれにしても、1700回まで到達したのはうれしい限りです。発行回数が多ければよいというわけではありませんが、続けることにも一定の意味はあるように思います。すでに7年間も同じペースでルーティンの仕事をこなしていることになりますが、このペースが体に染み付いていることで、情報収集や分析、さらに頭の整理が常に同じペースで出来るようになりましたので、やはり続けてきた意味があったといえそうです。これからも出来る限り、続けていければと考えています。

 今日のマーケットですが、ソフト銘柄以外は堅調に推移しました。石油銘柄はWTIが上昇した影響で上昇していますが、WTIは78ドルが堅いサポートになっている感じですね。再び80ドルを回復しましたが、この動きを見る限り、原油相場は本当に底堅いといえそうです。一方、貴金属相場は堅調です。ユーロ相場が回復したことが大きいですね。ドル安傾向が依然として続いているわけですが、今日の注目はやはり米雇用統計です。一ヶ月前には予想外の内容になり、まさにサプライズでした。飲んでいたお酒も冷めるほどの結果でしたからね(笑)。さて今回はどうなりますか...。要注目です。

 さて、明日から3連休の方も多いことでしょう。私の方は、いつも野球の練習・試合をしているグラウンドがようやく使えるようになり、3日間とも野球漬けの予定です...。先週は雨で体を動かしていませんので、今週は少し動かしたいと考えています。

 それではよい週末を!


Oct 04, 2007
トレンドももう一度確認!

 明日はもう金曜日ですね。3連休が2週続いた後だったので、今週は長く感じるかと思いましたが、そうではなかったですね...。そして、明日が終わればまた3連休です...。11月にも3連休が1回ありますし、12月にもあります。そう考えると、日本は本当に休みが多いですね。「日本人は働きすぎ」とよくいわれますが、しっかりと公の休みがありますので、実際には夏休みを長期間取る欧米と比較してもそれほど少ないとはいえないようです。私が2年半ほど住んでいたイギリスでは、確か5月に2回、8月に1回、あとはクリスマスだけですからね...。それはともかく、気候が急速に涼しくなって、気持ち的には秋を通り過ごして一気に年末に近づいているように感じているわけです。勝手に落ち着かない気分になっているだけなのですが、同じようにマーケットのほうも高揚してくるのでは...と期待しています。

 今日のマーケットですが、昨日につづいて貴金属銘柄の動きに注目していましたが、今日も上下に激しい動きになりましたね...。基本的なトレンドは変わっていないように思いますが、動きがちょっと激しいですね。プラチナなどは日中に上下に大きく動いていますし、このような動きになると上手くいけばよいのですが、乗れないとかなり厳しい状況になってしまいます。投資家としては見送るのもひとつの判断ですが、トレンドが継続しているかどうかを今一度確認し、その上で最終的な投資判断を行いたいタイミングだと思います。

 それにしても、小麦相場はすごいですね...。日本では先物市場に上場されておらず、政府の統制価格で取引されていますので、感覚的に遠い存在ではありますが、毎日の生活にこれほど密着した銘柄はありません。そういえば、私の今日のランチはうどんでしたし...(笑)。しかし、大豆の値段とほぼ同じというのは、本当に驚きですし、それだけ世界的に需給が逼迫しているわけで、この動きを軽視しないほうがよいということでしょう。来年度の生産量も大幅な増加は見込みにくい状況ですし、マーケットの観点からも注目度は引き続き高くなりそうです。


Oct 03, 2007
秋はイベントの季節!

 10月は何かとイベントが多い月ですね。マーケットでもセミナーやディナーパーティーが増えるころです。市場参加者も夏休みから戻ってきますし、ようやく人がそろう頃です。私のほうは仕事も変わったばかりなので、しばらく海外に行く予定はないのですが、今月・来月とメタル関係の会合がロンドンやインドなどで開催されますし、このようなイベントが目白押しです。このような場は情報交換の場としてはもっとも手っ取り早いので、出来るだけ参加するようにしています。仕事の方が落ち着いてきたら、徐々に再開しようと考えています。

 今日のマーケットですが、昨日の貴金属銘柄の暴落を受けてどのような展開になるのか、予測が難しかったのですが、想定以上に堅調に推移しましたね。特に目立ったのが、昨日のコモディティ相場の下げを牽引したプラチナです。東京時間帯の海外市場では10ドルの上昇となり、下げ止まった印象もあります。今日の動きだけで判断できるものではありませんが、大局的なトレンドが変わっていない以上、戦略面でも特に大きく変更する理由はないと考えます。また、原油相場も興味深い動きとなっています。昨日の海外市場では、一時80ドルを大きく割り込むところまで下げていました。この動きをみて、さすがに今回は下げトレンドに行くのではないかと思いましたが、結果はその逆でした...。このような動きになるというのは、安いところで買いたい市場参加者が少なくないともいえそうです。今日は米国石油在庫の発表があります。方向性を決める材料になるかもしれませんね。

 これらの銘柄の動き以上に驚いたのが穀物相場の下げです。昨日の海外市場では、小麦、大豆、コーンは軒並みストップ安です。その後の時間外取引でも下げ止まらず、小麦相場はあっという間に9ドルまで押し戻されています。各銘柄とも、現在のトレンドを維持するのであれば、今日の相場が重要になりそうです。材料面ではすでにある程度織り込んできているので、あとは市場のセンチメントが悪化するかどうかがポイントになりそうです。今日のマーケットに注目しましょう。


Oct 02, 2007
うれしい届け物が...。

 今日はうれしいお届け物がありました。経済小説作家の黒木亮さんから、新著の「貸し込み」が届きました。黒木さんとは、現在日経のHP上で連載されている小説の取材を受けたことがきっかけでお知り合いになり、メールで情報交換などをさせていただいたりしています。黒木さんはイギリス在住なので、取材をお受けしてからはお会いしていないのですが、たまにメール交換をしているせいか、何度もお会いしているような感じです。黒木さんのこれまでの著作はほとんど読んでいますが、あれだけの内容を書けるのは、ものすごい取材力だと感心しています。マーケットの仕事でも同じことが言えますね。「現場を見てきた人は違う!」と感心させられる方です。私も是非見習いたいと思います。

 さて、今日のマーケットはすさまじかったですね...。プラチナの下げがすべての銘柄を押し下げた感じです。昨日の海外市場では堅調に推移して東京市場に帰ってきたのですが、寄付き後から激しい下げに見舞われました。海外市場でも大きく下落し、上昇していた金までもが下げる状況です。また、石油製品市場も海外市場が下げていたために、全滅状態になりました。「東京市場発のコモディティ相場の調整」というシナリオも描けなくない、そんな下げだったように思います。今晩の海外市場が東京市場の動きをどのように捉えるのか、非常に興味があります。どの銘柄も今日の下げでトレンドが変わったとは判断できません。ただし、原油価格が80ドル近辺で推移しており、この水準を大きく割り込むとパニック的なうごきにつながりリスクがありますので、この観点からも今日の海外市場の動向には注目です。

 一方、株式市場は大きな上昇です。米国市場ではダウ平均株価が史上最高値を更新しています。サブプライムローン問題に端を発した株安局面では、多くの専門家が嘆きの声を上げました。しかし、直近の高値から下落し、わずか2ヵ月半で高値を更新してしまったのです。この動きを見る限り、市場は本当に現金だなぁと思います。株価は「投資家の心理状態を表しているインディケーター」と割り切って考えれば、コモディティ投資を行う際のヒントになりそうです。


Oct 01, 2007
まずは過去データを確認する!

 週末は雨続きで、予定していた野球の練習・試合はすべて中止。久しぶりにゆっくり出来ました(といっても、結構仕事が溜まっていたので、ほとんどの時間は書き物をしていましたが...)。この雨を境にいよいよ本格的な秋になってきた感じですね。気温が急激に下がったせいで、私の周りでは風邪気味の方が増えています。皆さんも機構の急激な変化には是非注意してください。

 金曜日はJOGMEC主催のセミナーでベースメタルに関する講演を行いました。情報が少なく、市場に対する見方をつかみづらいコモディティのひとつでもあり、数多くの方が参加されていました。セミナーの内容ですが、いつものように前半に時間をかけすぎたせいで時間がなくなり、今回は大変反省しています。すでに何度も講演をさせていただいていますが、時間配分に関してはいまだに上手くなりませんね(笑)。次回は必ず時間内にまとめるようにしたいと思います。ただし、今回の内容はかなりよいものだったと自分では感じていますし、終わったあとの参加者の方々の反応もよかったので、その点だけは安心しました。

 さて、今日から10月です。年末まであと3ヶ月ですね。その点からも10月相場は重要だと考えています。そんな中で、コモディティ相場は強弱がはっきりと出ていますね。メタル相場、とりわけ貴金属相場は堅調に推移していますが、石油相場の下げが大きくなっています。また、シカゴ市場が崩れた穀物相場も下げが大きいですね...。繰り返しになりますが、傾向としてはメタル相場が高くなりやすく、石油相場の上値が重くなりやすいのが年末までの過去の傾向です。あと、穀物相場は比較的底堅い動きになりやすいです。市場動向とは意外にイメージとは違うもので、これから収穫期の穀物相場はむしろこれから下げにくくなっていきます。このように、まずは統計を取ってみて、過去の推移をよく見ておくことは、コモディティ相場を見るうえできわめて重要な作業です。私はこの作業を過去30年分のデータを基にすでに10年以上も行っています。経験だけでなく、やはりデータは重要です。是非参考にしてください。

 最後になりますが、このコーナーは今日で1200回目を迎えました。長く続けられるのも、多くの方のご支援のおかげです。これからも続けられる限り、続けていければと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

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